保険にもブームがある?!


みかづきナビです。

本日は医療保険のお話です。

日進月歩で進化するIT業界、メディア業界などと比べると、保険業界は流れが遅く、基本的には何も変わらない業界です。

例えば死亡保障の基本形である、定期、終身、養老など、この100年くらいほとんどの変わっていないのではないでしょうか?

注:保険の種類についてはこちらに詳しくご説明しています。

しかし、入院や手術をうけた際に役に立つ医療保険というのは実は非常に変化が早く、毎年、新しいコンセプトの商品が販売されている、と言っても過言ではありません。

死亡保障は「一家の大黒柱に何かあった時に高額なお金を用意する。」という非常にシンプルな発想で、大黒柱に万が一のことがあった時の大変さは今も100年前もあまり違いはありません。

それに対し、医療保険というものは、「現時点での医療体制や社会保険制度」が影響してきます。言い換えれば、医療技術の進歩や、社会保険の制度により、それを補うべき保険の形も変わってくるということです。

例を挙げてご説明します。

ちょっと前まで、医療保険と言うと「1日入院したいくら(1日5,000円など)」というタイプが主流でした。

確かに、10年、20年前は「ガンで入院する」というと1ヶ月、2ヶ月程度は病院に入っている印象がありました。実際に私の子供の頃、親類がガンや心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な病気で入院した場合、早くても1ヶ月、長ければ半年ほど入院していた記憶があります。

この場合、1日あたりいくら、という保険は非常に説得力があります。入院が長くなればなるほど受け取れる金額(給付金と言います。)が大きくなるからです。

一昔前の医療保険は当時の一般的な医療制度に合致していた、と言えます。

しかし、現代ではどうでしょうか?

まず、社会保険の改正により、入院期間が「劇的に」短くなっています。

平たく言えば、国が社会保険の負担を減らすために、2週間以上の入院に対して、社会保険から病院へ支払う報酬を下げたからです。

病院側からすれば、今まではどれだけ長い間入院していても、患者さんと国から受け取れる報酬は一緒だったのが、2週間を超えると報酬がグッと下がる仕組みに変わったわけです。

そうなると、病院の経営側からすれば

「出来るだけ2週間以内で入院を終えてもらったほうが良い」

ということになります。(注:2週間以上の治療が必要な場合はちゃんと入院を受け入れている病院がほとんどです。あくまで経営的な観点です。)

この制度改正の影響は相当大きく、私の感覚では入院した場合90%以上が2週間以内で退院している、という印象です。

ガンでも大腸ガンなど、内視鏡による日帰り手術で終わる場合もありますから、入院すらしないわけです。

入院期間が短くなると「1日あたりいくら」というタイプの医療保険では、それほどの給付金は期待できません。

このような制度の変更によって、まず保険会社が始めたのが「入院初日から支払います」というものでした。それまでの医療保険は入院5日目以降が支払対象というものが主流で、さらに古い保険になると入院11日目から、というようなものもあったからです。

アフラックやアリコなどが、「1泊2日からでも対象!!」と盛んにテレビCMをやっていたことを覚えていらっしゃる方も多いと思います。

この「初日からブーム」はすべての保険会社を巻き込んで、今では「5日目から」というような保険はほとんどないと思います。これもここ7,8年の出来事です。

また、ここ1,2年では更に一歩進んで「入院しなくても一括金を」というタイプが販売を伸ばしています。新しいブームと言えます。

「ガンになったら一括で100万円」「三大疾病になったら一括で100万円」というように、入院の有無に関係なく給付金を受け取れる医療保険です。

最近、某国内大手生保が更に範囲を広げて「七大疾病になったら一括で」というような商品を販売し始めましたから、この分野の競争も今後熾烈になっていくと思われます。

こと医療保険に関しては、その時その時の医療技術や、社会保障制度に影響されます。いざと言う時に「こんなはずじゃなかった」と思わないためにも、5年から10年程度に1度は見直した方が良いと思います。

みかづきナビでも相談が最も多い内容は医療保険の見直しです。

気になる方がいらっしゃいましたら、是非、お電話、チャットでご連絡下さい。

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9月 24th, 2014 by