勝間さんのカミングアウト LGBTの「B」の謎


9d7f105aca7bdbbe7166074a82ad3cf4_s

うちのチャット保険相談は顔を合わすこともなく、匿名で相談できるので、LGBTの方からも問い合わせを頂く。

何を今更の話だが、LGBTを解説すると、

L レズビアン

G ゲイ

B バイセクシャル:異性、同性どちらも恋愛対象になる

T トランスジェンダー:自分の性別に違和感を持つ方

となるが、実際のところ、性的マイノリティの世界は上記の4文字だけで分類しきれるほど単純ではなく、最も多い分類法では

「LGBTQQIAAPPO2S」

とされ、何だかパスワードのようでもある。

で、勝間和代さんのカミングアウト。



同性パートナーとの生活を公表したが、過去には男性との結婚、離婚歴もあり、お子さんもいらっしゃるとのこと。

そのため「B」に分類される。と記事の中にはあったが、しかし、ここでふと思った。

「『L』、『G』、『T』からの相談はあるが、『B』はないな」

横にいるスタッフに聞いてもみても「そういえばないですね」と言う。

b690b21c221588d444fc70930e3b3057_s

ちなみに一番多いのは『T』で、ホルモン治療を受けていらっしゃる方からの問い合わせ。

ホルモン治療を行うと、体の調子が悪くなり風邪なども引きやすくなる。

また人によっては精神的に情緒不安定になったりもするので、医療保険へのご要望を頂くが、この場合「治療中」と判断され、残念ながら引受が出来ない。

LとGに関しては、やはり同性パートナーの保険金受取りに関するものが多い。

くわしくはコチラ(同性パートナーは受取人になれない?!)

しかし、Bからは過去1件もない。

「何でだろね?」

と話していたら、スタッフの佐々木君がなかなか鋭い考察を口にした。

「バイセクシャルの人は、『その時に』よって、レズビアンやゲイになったり、普通の男女になったりするから、保険の相談をする時にわざわざ『バイセクシャルです』とは言わないんじゃないですか?」

なるほど。

そもそも男女の組み合わせであれば、保険相談に性的志向を持ち込む必要はない。

逆にバイセクシャルであっても、同性のパートナーと付き合っていて、その時に保険の必要性があれば、「ゲイ」や「レズビアン」として相談に来る。



しかし、ここで二人で顔を見合わせた。

「いや、違う。こちらがそう思っていただけだ・・・」

チャット相談で、相談者は自分から「私はゲイです。」とか、「レズビアンです。」などとは言わない。

「今一緒に暮らしている同性のパートナーに」と聞いて、それが男性であればゲイ、女性であればレズビアンだとこちらが勝手に決めつけていただけで、その中にはバイセクシャルの方もいるのかもしれない。

チャットの中で、こちらが「ゲイの方は・・・」などと気軽に使ってしまった場面も思い出されるが、本当は「いや、ちょっと違うんだけど」と思われていたかもしれない。

思い込みは怖い。

そしてカテゴライズも怖い。

特にLGBTという言葉は容易に人を振り分けられる便利な言葉なので、相手がどこに所属しているのか決めたくなってしまう。

これも無意識の差別と言え、いささか反省した。

人口の8%と言われる性的マイノリティに対する「配慮」は、今後全員が身に付けていかないといけないマナーだろう。

勝間さんはタレントとしては、妙に物事を断定的に語るのであまり好きではないが、今回のカミングアウトと、その勇気には拍手を送りたい。

そして、大きな気付きを与えてくれたことに勝手に感謝している。

本日のコラムでした。



5月 28th, 2018 by