北海道地震は対岸の火事ではない。地震予測地図2018を見てみる。


9月6日未明に発生し、41人の犠牲者を出した北海道地震。

尊い人命だけでなく、多くの地域で停電が発生し、多くの方の生活に影響を与えています。

発生3日程度でほとんどのエリアは復旧しましたが、震源地(厚真町)に近い道内最大の火力発電所である「苫東厚真発電所」が今現在も稼働を停止しており、電力の供給は今後も不安定になる見込みとのことです。

その場所に火力発電所を作るということは「比較的地震の影響が少ないだろう。」と予測してのことだと思いますが、今回はまさにその場所が震源地となりました。

未知の活断層だった。という報道もありますが、やはり日本は地震大国なのだと改めて思い知らされます。

弊社でも火災保険のオプションとして地震保険を扱っているため、それらの関連データを目にする機会が多いのですが、北海道では以前から「千島海溝周辺」の巨大地震が心配されていました。

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千島海溝は根室沖に広がる海溝で、おおよそ340年から380年周期で大きな地震が発生しているのですが、前回の発生から既に400年以上が経過。

そのため昨年の12月。政府の地震調査委員会から、

「切迫性が高い」

との警告がなされています。

実際に発生した場合、その規模はマグニチュード8.8以上で、これは東日本大震災と同等レベルとなり、北海道の南東側の沿岸には20メーター超の津波が予測されています。

なお、以下が「マグニチュードと地震の規模の関係」を表したものです。

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今回、発生した北海道地震がM6.7とのことなので、M8.8となると今回の地震の「1,000倍強い」ということになり、とても巨大な地震であることが分かります。

しかし、これは何も北海道だけに限った話ではありません。

以下は政府の地震本部から毎年発表されている「地震予測図」ですが、今後30年以内に震度6以上の揺れに見舞われる可能性を「色」で表したものです。

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関東から四国までが真っ赤になっており、これは南海トラフ。

そして北海道の右端。これが先ほどご説明した千島海溝を想定したものです。

これを見ると、「太平洋側」の危険度が高く、日本海側に行けば行くほどリスクが低いように思われますが、今回のように「未知の断層」も数多く走っているため、

「ここなら安全」

という場所は基本的にありません。

悪戯に脅かすつもりはないのですが、この国に住む以上、地震から逃れることは出来ないということでしょう。

月並みですが、そのためには日ごろの備えが重要としか言いようがありません。

水、食料、カセットコンロ、電池

今回の地震を対岸の火事とせずに、もう一度点検されてはいかがでしょうか?

本日のコラムでした。

 

 

 

 


9月 11th, 2018 by