夏休み 巨大地震を想定して1人で避難訓練をやってみた


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巨大地震が発生した時、どこに?どのようにして逃げるか?

これは、私を含めた小さな子供を持つ親の共通した不安でしょう。

色々な推計があるものの、最もシビアな研究データでは、

今後30年以内に首都圏直下型地震が発生する確率は78%

とされ、普通に考えれば東京都心に住む方々は生きているうちに恐ろしい経験をしなくてはいけないはずです。

巨大地震が発生した時、取れる行動は大きく分けて2つ。

① その場(自宅、及び避難所)に留まる

② 逃げる

どちらを選択するかはその時になってみないと分かりませんが、原則としては①であるべき、と言われています。

情報もない中で闇雲に動き回っても体力を消耗するだけ。

震災時には72時間、つまり3日間、自力で生き延びれば救援の手が届くとされていますから、安全な場所でじっと待つ事がベターです。

しかし、そうも言っていられない状況もあり得ます。

それが火災や、津波。



東京に限って言えば津波の可能性は低いそうですが、建物が密集しているため火災のリスクは逆に高いとされています。

個人的にはこの火災を心配しています。

少々話が逸れますが、自社で扱う火災保険に「地震火災時補償」というオプションがあります。

意外と知られていないのですが、地震で発生した火災では火災保険が支払われず、先のオプションはそんな時でも補償が受けられるようにするものです。

そして、このオプション料(特約保険料)が、

ムチャクチャ高い

のです。

つまりは「それだけ支払う(発生する確率)リスクが高い」ということ。

リスクの専門家である保険会社がそう予想しているのですから、実際に首都圏で巨大地震が発生すれば、相当数の火災が起こるのでしょう。

震災時のシミレーションを見ても、複数個所で発生した火災が「トルネード化」することもありえるそうで、そうなれば火を避けて避難するしかありません。

各家庭でこのような時の緊急プランを組んでいるとは思いますが、我が家の場合、以下のように取り決めています。



① 震災時には相互に連絡が取れないので、夫婦が各々の判断で子供2人のピックアップを最優先とする。

② 自宅や近くの指定避難先で家族が落ち合えるまで待機。しかし、前述のような事情で近辺にいられない時は、子供と合流している方が「妻の実家」の埼玉の小川町(森林公園)を目指す。(約65km)

③ 移動には電動自転車を使用。

東日本大震災の時にも、車はほとんど役に立たず、とは言え徒歩では限界があり、自転車が最も機動性に優れていました。(特に都心部)

子供2人を運ぶのには電動自転車がうってつけ。

そう思い我が家ではバッテリー2個を併用しています。

こうすれば常に「満タン状態」のバッテリーが1つストックされているので、いざ長距離移動が必要な時に「残量がない!!」という事態を防げます。



しかし、前々から素朴な疑問が・・・

「このプランって本当に実現可能なのか?バッテリー1個で小川まで行けるのか?」

ということ。

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文京区の自宅から埼玉の妻の実家までは国道254号を真っ直ぐ65km

埼玉の方が標高は高いので、全体の工程としては「登り」

震災時の混乱で大きな迂回をする必要があるかも

これら諸条件の中で「バッテリー1個でどこまで行けるのか?」ということが気になっていたのです。

そして、夏休み。

妻は一足先に子供たちと帰省しており、私は後から合流する予定(もちろん電車で)だったのですが、これも良い機会。

「実験してみよう」

ということで、以下の装備で出発しました。

・残量100%のバッテリー 1個(一応予備も準備)

・エコモード(省電力モード)

・荷物を子供2人分(約30kg)持つ

・自転車はPanasonic製(こんな感じのやつ↓)

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そして、結果は以下の通り。

・3時間30分で到着(朝8時30分→正午12時着)

・到着時のバッテリー残量 30%

・体力消耗度 中

「エコモードなら意外と行ける」というのが感想で、またエコモードとは言え終始電動アシストが効いているので、それほど疲れを感じることはありませんでした。

但し、普段使用している「パワーモード(最大出力)」では、その半分も持たない感じです。

なお、実際に走ってみて感じたリスクは2つ。

① パンク

② 道中、2つほど大きな橋があり、それらの崩落による通行止め

どちらも致命的ですが、パンクに関しては応急セットなどを用意し、修理の技術を習得すれば良い話です。(ちなみに私は出来る)

これは近日中に妻にも身に付けて欲しいと思います。

後者の「橋」については、色々調べてみると東日本大震災の教訓(多くの橋が崩落し、避難や物資の輸送に大きなダメージを与えた)で、関東近県の大きな橋はかなり補強工事が進んでいるようです。

一応は大丈夫そうですが、こればかりは起こってみないと何とも言えません。



結論としては「何とかなりそう」ということで一安心しましたが、出来ればこのプランが実行される日が来ないことを願うばかりです。

なお、後日談。

自転車で行った以上は、自転車で帰ってこなくてはいけません。

翌日、再び65km。電動パワーのおかげで体力的には辛くはないですが、お尻が痛い。

帰宅しシャワーを浴びるとヒリヒリと痛む。

鏡で見ると皮がべローンと剥けて水ぶくれ。。。

教訓。

バッテリーはもつが、お尻はもたない。

本日のコラムでした。



8月 18th, 2018 by