大雪。雪解け後に出てくる火災保険を悪用する詐欺業者にご用心!!


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昨夜の大雪、凄かったですね。

友人、知人のfacebookを見ても、多くの方が帰宅するまでに相当な時間がかかったようで、今更ながら都市部が雪に弱いことが分かります。

また、このような雪は電車の遅延だけでなく自動車事故も誘発します。

実際、今朝のニュース番組でも、首都高や箱根の坂道での玉突き自動車事故が報じられていましたが、同時多発的に事故がおこるため、警察やJAFは大忙し。

それらが事故現場に来るまでに相当時間がかかるようで、ただでさえ事故をおこして不安な上、寒い中、長時間待機しないといけないのは相当にしんどいのではないかと思います。

そして、雪の当日に発生することが多い自動車事故に対し、翌日に発覚するのが、

「家の被害」

です。

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朝起きてみたら。。。

雨どいが歪んでしまった

2階や3階に積もった雪が落ちてきて、1階の屋根瓦が割れていた

雪の重みでカーポートが壊れてしまった(一番多い)

などなど。

そして、これらの「家の被害」の方が、「自動車の被害」よりも遥かに大きいのです。

実際、4年前の大雪(2014年2月)では関東での被害件数と保険金支払金額は以下通りで、発生件数で約3倍、支払総額では10倍以上となっています。(損害保険協会調べ)

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もちろん、保険が役に立つ場面なので、積極的に利用いただきたいのですが、そもそも「火災保険が使える」ことを知らない方が多く、雪の被害にあったお客様とお話をしていて、

「それ、火災保険使えますよ」

とお教えすると驚かれたりします。

しかし、実際に使おうとすると、今度は「免責条項」で引っかかることが少なくありません。

最近の火災保険ではあまり見かけませんが、5年以上前の古い火災保険だと、

屋根に関しては被害額が20万円以上でないと支払い対象外

という内容のものが多く、この場合、被害にあっても20万円を超えなければ保険金が支払われません。

屋根の修理は一般的に高額になるため、20万円くらいならすぐに超えそうなものですが、雨どいや瓦数枚などの軽微な工事の際には、

微妙に20万円に届かない

ということもあり、悔しい思いをすることになります。

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このような時、本来は保険請求は出来ないのですが、これらの事情は屋根の修理業者が良く知っていて、

「20万円を超えないと保険請求出来ないから、あれとこれ(余計な工事)も一緒にやっちゃって20万円オーバーにしましょう」

と言ってくる悪徳業者がいます。

しかし、これは詐欺。

保険会社の支払い部門もバカではないですから、申請書類に添付される被害写真を見れば、だいたいどれくらいの修理費用かかかるかは分かります。

そこに、あからさまにそれを超過した見積もりがあれば、

怪しい。。。

ということになるわけです。

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なお、これらの性質の悪い業者は保険会社側でリスト化もされているので、そういうところにお願いすると、普通の請求も疑われる可能性があります。(と言っても、内容が正当であれば問題にはなりません。)

更には、より積極的に「飛び込み」で営業に来る業者もいます。

特に今回のような大雪の後には増えるようで、営業マンが住宅街を徘徊し、屋根が痛んでいる家を訪問。

「この間の大雪のせいにすれば、保険金で屋根がキレイに直りますよ!!」

と営業をかけるそうです。

実はうちの実家にも一度そういう売り込みがありましたが、実際には正規料金よりかなりかなり上乗せされた見積もりを提示され、まあ「ボッタクリ」ですね。

しかし、住民からすれば

「どうせ保険会社が払うのだから、いくらでも良いよ」

と思うそうで、なかなか悪賢いビジネスと言えます。

とは言え、前述の通り、これは詐欺の片棒を担ぐことになりますから要注意。

また仕事も粗いことが多く、後々トラブルになるケースもあるようです。

特に高齢者が狙われるので、雪解けあとに出てくる悪徳業者にはお気をつけ頂ければと思います。

本日のコラムでした。

 


1月 23rd, 2018 by