子供が入院して改めて痛感した日本の医療制度の「凄さ」


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先日、下の息子が夜中に痙攣を起こし、救急車で運ばれた。

結論としては、

「熱性痙攣(高熱に頭がショートした)」

ということで、翌日には回復して、3日程度で退院出来たが、夜中の2時にブルブルと震え、目の焦点が定まっていない我が子の姿を見た時には流石に焦った。

すぐに119番に電話すると、わずか6,7分で救急車が到着。

その15分後には最寄の救急病院へ。

上の娘が寝ているので、両親そろって同行するわけにもいかず、私は自宅待機。

妻が病院へ付き添う。

前日から風邪で39度の高熱を出していたが、しかし子供は不思議なもので、フラフラしながらも普通に遊んでいる。

前日にかかった病院では、

「インフルエンザではなく、ただの風邪」

とのことで、特に心配はしていなかったが、夜中に40度近くになり「耐熱」の限界を超えたのだろう。

このような時、一番恐れるのは「髄膜炎」

保険の仕事をしている関係で、お客様から実体験の話を聞いていて、その怖さは重々理解している。

医者でも看護師でもないのに、変な予備知識ばかりがあるから厄介である。

病院にいる妻から刻々と状況を伝える電話が入るが、

・点滴で痙攣を止める

・頭部CT検査

・髄膜炎のための腰椎穿刺検査(腰から脊髄の髄液を注射でとる)

と矢継ぎ早に治療、検査が進み、この間、1時間30分ほど。

4時ごろには「異常なし。ただの熱による痙攣」との診断で一安心した。

翌朝、上の娘を幼稚園に預け、病院に行ったが、本人はいたって元気で、むしろ元気なのに、点滴に繋がれているせいでベットから降りることも出来ず、拗ねきっている様子。

挙句、ベット際で足をバタつかせ、喋れもしないのに「うぅー、うぅー」と文句を垂れている。

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普通の親なら「良かったねぇ~!!〇〇ちゃん!!」と抱きかかえもするのだろうが、この父はそんなに甘くはない。

昨夜からの心配の反動もあり、その姿を見て、

「ばかやろう!!ちゃんと寝てろ!!」

と頭をはたいておいた。

高熱に加え、父からの理不尽なゲンコツでこれ以上バカになっても困るが、昨夜は「チャイルドプレイ」のチャッキー(これ ↓ )のような形相で、親をふるえ上がらせたくせに、

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「あー、暇だなぁー、帰りてーなぁー」

とでも言いたげな顔に腹が立つのである。

戒めとして3日ほど懲罰房に叩き込んでやった。(実際は、痙攣が再発する可能性があるので、熱が下がるまで様子見のため入院。)

 

しかし、自分が体験してみて分かったが、日本の救急医療制度、特に都市部におけるその機能は凄いものがある。

前述の通り、電話して数分で来てくれる救急車、病院へ行けば救急医が即座に対応してくれて、各種検査を迅速に行ってくれる。

ちなみに腰椎穿刺は慣れていない医師がやると何度も失敗して患者は酷い目に会う。それで大変なことになった方を何人か知っているので、少々不安だったが一発で済んだとのこと。

さらに余談が続くが、腰椎穿刺は大人の場合、麻酔をかけて行う。

それくらい痛いということだが、今回は急な処置であることと、

「麻酔の針でも子供は泣くから。」

という理由で麻酔なしでやったそう。なかなか豪胆な先生だ。

要はそれだけ熟練の先生が夜中にスタンバッているということで、それが当たり前だと思っているが、こんな体制が整備されているところは先進国の中でもごく僅かだろう。

今更ながら日本人で良かったと思わざるを得ない。

そして退院の日。

入院費を清算すると、その費用は。。。

2000円(3日間のご飯代のみ)

社会保険料はムチャクチャ高いが、これからもちゃんと払おう。と心に誓う父であった。。。

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さて、今回、息子が運ばれた病院は小児病棟と、NICU(新生児集中治療室)も備える立派な病院で、朝から晩まで付き添っていた妻に対し、私は朝夕に様子を見に行く程度だが、その中で他の入院している子供達と会った。

「廊下を走らないで!!」と看護師さんのお叱りに、軽妙な言葉を返す子供。

ベットの周りに色とりどりの絵と装飾が飾られ、多くの絵本が置かれている子供。

「この子たちは随分と長いこと、この病院にいるんだろうな」

そんなことが察せられる。

そして、まだ1歳にも満たない子が多くの管に繋がれていて、それを見つめるご両親の姿。

また、先生からは、

「なかなか来れない親御さんもいますからね・・・」

という意味深な言葉も聞いた。

これらの子供や親たちに対して、事情も知らずに「かわいそう」という感情を持つのも失礼な話だし、何を思ったところでこの「保険のおじちゃん」に出来ることは何もない。

何もないのだが、何となく勝手に「何か」を感じてしまう。

身勝手な話なのだが、まあ、そういうことだ。

健康は何事にも代えがたい。

熱程度で痙攣してしまう根性のない息子も、健康であるだけでありがたい。ということか。

日本の医療制度の優秀さ、病気と闘う子供達の姿。

色々なことを考えさせられた慌しい3日間であった。

本日のコラムでした。


2月 15th, 2018 by