若い頃の「スポーツ」と将来の仕事の関係。そして帰宅部は。。。。


色々な方のファイナンシャルプランニングに関わっていると、現在の職業、地位、収入といった情報とは別に、世間話の一環として

「昔、どんなスポーツをやっていたか?」

というお話になることがあります。

多くの方の

・若い頃のスポーツ

・現在の仕事内容、収入

ということを照らし合わせると、あくまで傾向ではありますが、ある法則があるような気がします。

それは「団体競技」と「個人競技」、どちらを選ぶかによって、将来、就く職業にも影響がある。

ということです。

スポーツは大きく分けて、

・野球、サッカー、ラクビーなどの「団体競技」

・陸上、水泳、武道などの「個人競技」

に分かれます。

前者は「協調性」、後者は「自立心」が育まれる。と言われますが、実際のところ、将来の仕事においても、その影響は小さくありません。

一例を挙げると、大企業のマネージメント職に就く方は圧倒的に「団体競技出身者」が多く、私がいる生命保険業界などには「個人競技出身者」が多いです。

そこには、

チームで仕事をする → 団体競技出身者

個人主義の仕事 → 個人競技出身者

という構図が見えます。

また職種で言えば、

管理職、経営者 → 団体競技出身者

営業、研究職、士業 → 個人競技出身者

という傾向があります。

ちなみに、団体競技と個人競技。そもそもどちらの経験者の方が多いのでしょうか?

ちょっと気になったので、高校野球連盟と高校体育連盟のサイトから登録人数を拾ってみました。あくまで現在(平成28年度)のデータですが、

「競技人口2万人以上(マイナー競技を除外)」

という条件でランキングを作ると以下のようになります。

hyou1

1位サッカー、2位野球、3位バスケは定番ですが、意外なのは4位バトミントン。

また6位のテニス(硬式)と8位のソフトテニス(軟式)は、合わせると192,071人となり1位のサッカーを超えることになります。

男の子で人気なのは「サッカー」、「野球」

女の子では「バスケ」、「バレー」、「テニス」となっています。

さらにこれを「団体競技」と「個人競技」に分けてみます。

・団体競技

hyou3

 

・個人競技

hyou2

競技人口の総数としては個人競技より団体競技の方がやや多いですが、ここにランキングされないマイナー競技(体操やスキー、空手など)もほとんど個人競技なので、全体としては、団体、個人で半々と言ったところでしょう。

つまりは、どの企業、どの職種でも「団体競技経験者」と「個人競技経験者」は50:50のはずですが、前述の通り、明確な偏りがあるように感じます。

実際、私は剣道経験者でバリバリの「個人競技」

更には生保業界という「超個人主義」の世界に入ってしまったものですから、

チームプレーという概念

がそもそもありません。正直、40歳を超えた今でもピンと来ません。

自分は自分、他人は他人、という考え方が染みついているのです。

良く言えば「自立心が強い」と言えます。

それに対して、若い頃から団体競技をしてきた方は、

・自分の意見と他者の意見を擦り合わせる

・集団の中で自分の役割を見つける

・集団の中で自分をアピールする

これらのことが上手な人が多いです。

これが「協調性」ということになるのでしょう。

ti-mu

特に部活動の部長や副部長、マネージャーなどを経験された方は、大きな組織のマネージメント層に多く、若い頃の経験が活きているとも言えます。

商社や銀行、メーカーなどの採用担当者が「体育会系」、その中でもリーダー的な人間を好むことは有名です。

但し、団体競技の中でも一つだけ違和感を持つものがあります。

それが野球。

koukou

甲子園に象徴されるように団体競技の代表のような感がありますが、意外と個人主義の方が多いような気がします。

前職の保険会社にも野球経験者が大勢いましたが、彼らが口を揃えるのは

「実は野球は個人競技」

とのこと。

特に優秀なピッチャーやバッターはたった一人で試合を作れる力があるので、他のサッカーやバスケなどに比べ、

「団体競技のわりに個人競技色が強い」

印象です。

突き詰めれば、ピッチャーとバッターの1対1の勝負ですからね。

とは言え団体競技ではありますから、協調性と自立心、その両方が育てられるので野球は根強い人気があるのかもしれません。

さて、本日は若い頃にやっていたスポーツと、将来の仕事の関係を考察してみました。

どちらが良い悪いという話ではありませんが、意外と人生に影響する、というお話でした。

あっ、ちなみに「帰宅部」

kitakubu

平成28年度の「高校生」は330万人いますが、前述の通りスポーツ系の部活動をやっている子供は135万人。他のデータでは文科系の部活動をやっている子供が125万人。つまり残りの70万人、約20%は「帰宅部」ということになります。

が、正直なところ、それなりに収入を得ている方で

「私、帰宅部でした」

という人にはほとんどお会いしたことがありません。何かしらの部活動はやっている方が大半で、とても20%もいません。せいぜい3~5%という感じです。

しかし、「大成功」している経営者や、個人事業主には意外と「帰宅部」がいらっしゃいます。

「別になんもやってなかったねー、高校の時は何の希望もなく生きてたから

とかおっしゃるんですよね。

「帰宅部」は大化けするか、ダメか。一か八かということなのでしょう 笑

「何でも良いから部活に入れ!!」

親としての無難なアドバイスはこれに尽きるのかもしれません。

本日のコラムでした。


7月 21st, 2017 by