うわぁ。。。。こんなに厳しい50代のキャッシュフロー


ファンナンシャルプランナーの試験問題からの抜粋です。

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54歳男性、妻52歳、子26歳、22歳の二人

年収850万円

貯金800万円、退職金 2000万円

60歳以降は仕事を辞めて、のんびりと趣味に没頭したい

老後の生活費は毎月20万円程度

家は持ち家。ローン1,000万円が65歳まで残っている。しかし退職金で残額一括返済予定

7年ごとに160万円程度のマイカー買い替え

60歳から70歳までレジャー費 年に50万円を毎年使いたい

65歳の時に家をバリアフリーにリフォームするために250万円使用

子供達が結婚する時には1人あたり100万円をプレゼント

年金は65歳から206万円、妻の年金は65万円

キャッシュフロー表を作成し、問題点を指摘しなさい。

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結果は70歳で生活破綻。貯金がゼロになります。

主な理由は60歳から65歳までの空白期間の生活費(合計2,000万円程度の支出)。そして長生きです。

現在のキャッシュフロー表は男性81歳、女性87歳までとすることが原則となっています。(いずれも平均寿命)

上記のようなキャッシュフロー表から改善提案を行うのがFPの試験なのですが、模範的な解答は

再雇用制度を利用して65歳まで働く

ということです。

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それにより現金収入が増え、更に厚生年金の加入期間が増えますので、老後の年金も増えます。

その他にも細かいところを調整すると、87歳まで持続可能なキャッシュフロー表が完成します。

いかがですか?



前述の前提条件を見ると、年収も高く、退職金も2000万円ある。

要望も特に贅沢なことを言っている感じはしません。

要は普通に生活しているだけですが、20年、30年と続くひたすら長い老後では、普通の生活すら維持することが難しいということです。

一方でこんなデータがあります。

今年の内閣府発表の高齢者白書の一節。日本、アメリカ、ドイツ、スウェーデンの4カ国で実施された意識調査ですが、「老後の経済的な備えをしてますか?」という質問に日本人の42.7%が「特に何もしていない」と回答しています。ちなみに他の3カ国では20%台です。

にも関わらず「貯蓄や資産が足りない」と感じている人は日本では57.0%で、次いで多い米国の24.9%を大きく上まわっています。

つまりは「絶対お金足らないよー、でも何の準備もしてねー」ということです。

馬鹿なのか?日本人。。。。

本日のコラムでした。



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9月 20th, 2016 by