えっ!!1KW55円?風力発電投資とデリバティブの関係


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東日本大震災の原発の停止により、再生可能エネルギーに注目が集まりました。

当時の民主党政権下、特に菅直人首相の大号令により、

「20年間の買取価格固定制度(通称FIT)」

が始まりましたが、そこで巻き起こったのが、

太陽光バブル

です。

・1KW 40円という高額の買取価格が20年間続く

・更には設備の購入価格の大部分が「一括償却」が出来る

ということから、日本全国に太陽光パネルを並べた「発電所」が多く作られました。

なお、弊社も鹿児島に太陽光発電所を区分購入(全体の一部)しましたが、この2年間の実績で、

購入費:2100万円

毎年の売電収入:240万円前後

となっており、計算上は約9年で投資を回収できて、その後は利益に転じることになります。

もちろんメンテナンス費や保険料、固定資産税などもあるため、実際に完全に投資を回収できるまでは13年程度かかる計算ですが、多くの金融商品を見る機会のある私としても、非常に「良い投資」だと言えます。

とは言え、最近では買い取り価格も下がり、ブームも収束しています。

しかし、現在でも注目されている分野があります。

それが、1KW 55円という高額な買取価格が維持されている風力発電です。

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風力発電と言うと洋上に並べられたプロペラ型のものを思い起こす方も多いと思いますが、最近では少しの風でも発電できる「小型の筒状」のものも開発され、随分と発電効率が良くなっています。

とは言え、太陽光と違い、風は気まぐれ。

吹いたり、吹かなかったり。

また季節によっても風量が大きく変わるため、発電量が読みずらいという点がネックです。

投資をする方からしても、収支を「風任せ」にするわけにはいかず、これがいまいち風力発電が広がらない理由かもしれません。

そこで、最近、注目を集めているのが

天候デリバティブ

です。

あらかじめ、保険料を支払っておくことにより、発電量がある一定を下回った時に、損失を補填してくれるものです。

このデリバティブ分のコストも込みで投資計画を立てれば、万が一発電量が想定を下回っても、利益を確保できます。

買取価格が安ければ、デリバティブ分の保険料を支払ってしまっては赤字になりますが、1KW 55円という高値の風力発電だからこそ可能なのかもしれません。

みかづきナビでも、既存の「風力発電設備への保険」とデリバティブを組み合わせてご提案をする事例が増えています。

ご興味ございましたら、是非ご連絡下さい!!

問い合わせ

0800-300-3133

みかづきナビ 損害保険担当 佐々木まで



 

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5月 27th, 2017 by