保険の狭間 本当に困るケース


みかづきナビです。

今日は「長患い」のお話しです。

この仕事も長くやっていますと色々な場面に遭遇します。

若くしてお父さんが亡くなってしまう、80歳を超えて大往生、交通事故、病気。

「人間はいつかは亡くなるんだから仕方ない」

という考え方もありますが、人が亡くなるということはそれぞれの人にとって辛いことですし、周りのご家族からしても悲しいことです。

そんな時のために保険に入ります。

実際、お亡くなりになった後に大きな保険金をお届けすると、悲しみは癒えませんが「経済的な不安」だけは拭えます。

特にお子さんがいらっしゃるご家庭のお母さんからすると

「本当に入っていて良かった。。。。」

と、生前のご主人の決断に感謝されます。



ただ、時に「生命保険が無力」だと感じることがあります。

それが「長患い」です。

医療保険の支払限度は多くの場合60日間か120日間です。

それを越えてしまう、もしくは自宅療養で、様々な事情によって働くことが出来ない。

そのような場面では一切お金を支払うことが出来ません。

医療保険も限度を越えてしまっていて、生命保険(亡くなった時の保険)も、まだ亡くなったわけではありませんから当然お支払いできません。

ここ2,3年でこのような時にも支払対象になる医療保険や「働けない時の保険(就業不能保険)」が出てきていますが、まだまだ認知度が低いのが現状です。

またご提案をさせて頂いても、相当なレアケースであることは事実なので、

「うーん、そこまで考えた方が良いですか?。。。。」

というような反応のお客様も多いです。

でも、実際このような状態になると本当に大変です。



収入は途絶える、医療費はかかる。

医療費に関しては日本はなんだかんだ言っても保険制度がしっかりしてますから、「払えない」ほど高くはなりにくい(一部の特殊な治療は除いて)のですが、収入が途絶える、これは辛いです。

日々、治療だけしているわけではありません。ご家族もいれば住宅ローンもある。お子様の教育資金もある。生活があるわけです。

貯金からお金が減る一方の生活は精神的にも負担が大きいはずです。

現在の医療保険は一昔前に比べると安くなってますし、非常に手軽に入れます。

ただ、いささか短期入院ばかりにフォーカスしているような気がします。

しかし実は短期入院では大した出費はなくて、本当に怖いのは長期入院や自宅療養が長く続く状態、ということをもっと伝えていかなくてはいけないのだと思っております。

少し前にライフネット生命が働けなくなった時の保険「就業不能保険」を販売し話題になりました。

これからも、色々な会社から同様の商品が販売されてどんどん宣伝されると良いですね。

みかづきナビでも商品研究を続けて参ります。

この記事を読んだ方はこの記事も読んでいます。

保険にもブームがある?!

医療保険の上手な比較の仕方 その1

医療保険の上手な比較の仕方 その2



 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします


2月 10th, 2014 by