保険屋が教える最高の断り方

「保険の仕事は断られることが仕事だと思え！！」

この世界に入った時に言われました。

「また大げさな。。。。」

と思ってましたが、いやー、本当に断られる断られる。

10年以上の経歴の中で、数百回、下手したら千回以上お断りを食らってます。

まさに、「断られることが仕事」なわけですが、今回は「断られる立場」から見た上手い断り方をお教え致します。

断り方が上手い方には4つの共通点があります。

感謝、謝罪、毅然とした態度、再挑戦。この4つです。

まず、枕詞として

「今回は色々提案してくれてありがとう」

と、相手の労力、時間に対しての感謝があります。

そして

「しかし、申し訳ないが、今回は導入しない。理由は〇〇です。」

と謝罪しつつも毅然とした態度で断ります。

断る理由については後述しますが、やらない。とハッキリ言うことが大事で、正直理由なんて何でも良いです。

最後に

「今後状況も変わる。またお世話になることもあるので、宜しくお願いします。」

と再挑戦の可能性を残し(実際にはない)会話を締めます。

感謝されて悪い気がする人はいませんし、最後に今後も宜しく。と言われれば、引き下がるしかありません。

この4つのプロセスを踏まれると、営業としては付け入る隙がないだけでなく「この人凄いな」と感じます。場合によってはファンになってしまいます。

では肝心の理由ですが、先ほども言いましたが、何でも良いんです。

断る方からすると

「何かもっともらしい理由でないと相手の気分を害するのではないか？」

「断る理由を逆手に取られて更に売り込まれても嫌」

と心配しますが、断られる方からすれば結局お断りはお断りです。理由なんて何でも良いんですよね。

しかし、明確な理由があれば言ってあげた方がお互いスッキリします。

例えば

・他社の方が安かった

・他社の方が機能が良かった

などです。

それでも「もっと安くします！！」「その機能は実はなんとかで」などゴチャゴチャ言われる可能性もありますが、

「うーん、でも決めたことだから」

そして

「初めから言ってくれればよかったね」

のワンツゥーでKOです。

困るのは明確な理由がない時です。「何となく気が乗らない」という状況ですね。

とは言え「気が乗らない」というのも立派な理由です。営業マンからしても「気が乗らない」と言われてしまうと、意外と反論できません。

でも言いづらいですよね。。。。

私も自分の会社に色々な営業マンが売り込みにきます。基本的には話を聞くようにしてますが、断る時に「気が乗らないんだよねー」とは言えません。

こいつバカか？もしくはヤバイ奴か？と思われそうですから。。。。

ではそんな時の最強の断り文句を教えましょう。

それは親戚、もしくは高校、大学の友人です。

「親戚の子があなたと同じ商売をしていて泣きつかれてさ」

「大学の頃の親友が同じ物を持ってきた」

この理由は最強です。

昨日今日会ったばかりの営業マンが過去の人間関係を超えることは出来ません。

生命保険の場合でも

「親友が〇〇生命に転職して、そいつから入ってあげたい。」

と言われるとグーの音も出ません。

それどころか自分も駆け出しの頃、散々友人の世話になったので「素晴らしいですね！！是非ご友人を助けてあげて下さい！！」と言ってしまいます。

困った時は親戚＆学生の頃の友人です。

私も過去何度も、いるはずのない大学時代の証券マンの親友や中高の同じ部活の不動産屋さん、ネットワークビジネス(アム〇ェイ)をやっている姪っ子に登場してもらい、営業マンたちに気持ちよくお引取り頂きました。

嘘も方便なのです。

最後に余談ですが、ある社長さんに数回の商談の末、条件が合わずお断りされたことがありました。

しかし、その社長さんは、

「今回は本当に参考になったが、期待に応えられず申し訳ない。せめてこれ持って帰って下さい。」

とおっしゃって、桃をもたせてくれました。

以前の商談で「うちの娘は桃が好き」と言う話を覚えていて下さったのです。

数々断られてきましたが、プレゼントまで頂いたのは初めてです。

これには本当に感動して、それ以来、そのスーパーの周りに住んでいらっしゃる方にお会いすると「あそこの社長は凄い」と触れ回っています。

すっかりファンになって私がそのスーパーの営業マンになってしまった感があります。

ちなみに、足立区　綾瀬のショッピングサカエと言うスーパーさんです。(お近くに方は是非！！)

お断りほど人間性が出るものはありません。

営業マンも人間。出来ればYES、NOはしっかり伝えて欲しい。それが願いです。

 

もっと具体的にという方はこちら

保険屋が教える最高の断り方　2018過激版

をご覧ください。

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