みかづきナビです。
前回、保険選びのコツ①(リンク)にて保険に出来ることは
1.死亡、2.入院、3.貯蓄の3つです。
とご説明致しました。
今日は1.死亡について解説致します。
特にお子様がいらっしゃる方向けです。
ここで一番大切なのは、「亡くなった時にいくら必要か?」ということです。
まずここで皆さんつまづきます。
「?????いくら必要か?良く分からないな。。。。。」
となってしまいます。
極論すると「多ければ多いほど安心」なのですが、亡くなった時に大きなお金が受取れる保険は毎月の保険料も高くなります。
ですから必要以上に保険に入ることは保険料のムダになってします。
あくまで適正な金額を算出した方が良いでしょう。
ファイナンシャルプランナーにお願いしたり(みかづきナビでもやっております。)、色々なシュミレーションツールを使って計算することも出来ますが、一番大事なのは「自分でしっかり理解して、納得する」ということです。
それほど難しい話ではありません。
やり方はいくつかありますが、ここでは一番単純な方法について解説します。
ポイントは
1.生活費:万が一のことがあった後の生活費はいくら必要?
2.教育費:学費はいくらくらい必要?
という2点です。
まず1の生活費からみてみましょう。簡単な計算方法をお教えします。
現在のご主人のお給料に0.8(80%)をかけて下さい。
現在のお給料の80%ということです。
何で80%にするのか?残り20%はなんなのか?と言うと
「ご主人が亡くなったことによりいらなくなった出費」です。
具体的にはおこづかいや携帯代、ご主人分の食費、などで、これはご主人に万が一のことがあった後は必要ありません。
「うちの主人はほとんどお金使わないわ」という方は0.9(90%:ご主人が使っているお金が10%ということ)
「うちの主人は自分でたくさんお金を使ってます。」と言う方は0.6(60%:ご主人が使っているお金が40%ということ)
をかけて下さい。このへんはあくまで感覚です。
我々が沢山のご家庭のコンサルティングをしてきた印象で言うと「80%くらいが一番多い」というだけですから、各ご家庭で異なるのは当然です。
例えば、お給料が30万円の方の場合は 0.8をかけると24万円になります。
ご主人様に万が一があった時、毎月24万円あれば、今と同等の生活を維持できる。
ということです。
単純計算すれば24万円×12ヵ月×お子様が学校を卒業するまでの年数
例えば現在0歳のお子様がいらっしゃって大学卒業までを想定すれば
24万円×12ヵ月×22年間=6336万円
になります。つまり生活費として6336万円あれば、お子様が大学卒業するまで安心して生活出来るということです。
次に2の教育費です。
教育に関しては、どのような学校に通うのか?によって相当変わってきます。
一般的には、オール公立(保育園から大学まで)で約1,000万円、オール私立(幼稚園から大学まで)で2200万円と言われています。
ただ、実際にどのように進学するのか?
これは何とも言えません。
我々の経験上で言うと、「中学までは公立、そこからは本人の希望」というようなご意見の方が多いように思います。 次に多いのが「小学校までは公立、中学は私立かも?」という方です。
ですからお一人あたり最低限1000万円はご用意しておいた方が良いと思います。
例えば、毎月のお給料30万円でお子様(0歳)がお一人という方は、今までの計算方法に従って
生活費6336万円+教育費1000万円=7336万円
これが現時点で「亡くなってしまったら」必要なお金ということになります。
次に非常に重要なポイントを解説します。
それは、「必要な保障額は年齢に応じて変わる」ということです。
たとえば先ほどの例で言いますと、7336万円が必要なのは今の時点です。
10年後はまた状況が変わります。
具体的には、
・お子さんは10歳、小学校高学年になっている。まだまだ教育費は必要だが10年前よりは少なくて良い
・生活費に関してもお子様が大学卒業まではあと12年。10年前よりは期間が短いぶん減っている。
ということです。
ちょっと計算してみましょう。
生活費:24万円×12ヵ月×12年=3456万円
教育費:900万円程度(小学校はそもそもそこまでお金がかかりませんから、教育費はあまり減りません。)
合計 4356万円
10年前の7336万円に比べると、3000万円以上も変わります。
更に10年後を想定すると、お子さんは20歳。大学卒業まであと2年です。
生活費もあと2年分ですから、そこまで必要ありません。
200~300万円ほどあれば良い、ということになります。
つまり、今は7336万円、10年後は4356万円、20年後は200~300万円と
必要な保障は徐々に少なくなっていく
というのが基本的な考え方です。
一昔前は「亡くなったら5000万円」みたいな保険が主流でしたが、最近ではこのような20年程度の必要な保障額の推移を予測して保険を設計するのが一般的です。
次回は、この必要な保障をどのようにして用意するのか?ということについて解説します。
少々文章が長く分かりにくいかもしれません。
「自分の場合はどうなんだろう?」
そんな方は是非ご相談をお待ちしております。
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