健康診断で引っかかった方の保険


みかづきナビです。

血液検査で数値が高いと言われた。エコー検査で異常を指摘された。若いころは何もなかったのに、年齢を重ねれば重ねるほど、健康診断や人間ドックでの指摘がいろいろ出てくるものです。

お体について何か言われると「保険どうなってるんだっけ?」と急に不安になる方も多いと思いますが、そんな方のために本日は健康診断や人間ドックでの異常の指摘と保険加入の関係について解説致します。

なお、あくまで経験上の話ですので、加入の可否の結果を保証するものではありません。その点ご了承下さい。



・健康診断で指摘された。。。今の保険の更新が出来るのかな?

みかづきナビのご相談の中でも、一番聞かれることですが、何か異常を指摘されても、過去に入った保険には一切影響はありません。

例えば、10年前に入った保険が更新を迎える、その直前に人間ドックで重篤な病気が発見された。

このような場合でも、もちろん保険は更新できます。保険料は「年齢が上がったことによるアップ」はありますが、「病気が原因でのアップ」はありません。あくまで、病気のことは関係なく更新が可能です。

この点は勘違いされている方が多く「検査に引っかかったから更新できない!!今から加入できる保険を探さないと。。。。」と思われるのかもしれませんが、そんな心配は無用です。

我々もご相談に乗っていて「現状の検査結果では新しい保険には加入できないので、今の保険を続けた方が良い」という結論になることがありますので、まずは現在の保険の内容を確認することが大切です。

では現在の保険だけではリスクをカバーできず、新たな保険を検討する場合はどうすれば良いのでしょうか?

では、健康診断の項目ごとに傾向を見てましょう。



・わりと加入しやすい血液検査の指摘

健康診断、人間ドックでもっとも多い指摘が中性脂肪、肝臓の数値、コレステロールなどの血液検査の数値異常です。

これらの数値は基準値を大幅にオーバーしていては加入そのものが難しいですが、少々超えているぐらいであれば、問題がないことも多いです。もちろん保険会社に申し込んでみないと何とも言えませんが、たとえ基準値を超えていても他の数値が正常範囲であれば、無条件で引き受ける可能性が高いでしょう。



・血糖値と血圧には保険会社はシビア

血糖値と血圧については、どこの保険会社もシビアに見る傾向があります。基本的に年齢が進むにつれ「今より症状が良くなることは少ない」項目で、将来的に糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞など重い病気につながるリスクも高い、と判断されています。

また腎臓関係の数値もシビアに見られます。血液検査とは別ですが、尿検査で血尿やタンパクが出た時も腎臓関係を疑われます。この際にも無条件での加入が難しい場合が多いです。



・心電図やエコー検査、内視鏡の指摘は判断が難しい

血液検査以外にも心電図やエコー検査、内視鏡などで異常を指摘をされることもあります。

これらは指摘された項目や内容によって、千差万別ですので何ともいえないのですが、経験上、心電図関連は医師が「詳細検査が必要」もしくは「数ヶ月に一度検査に来てくれ」というようなことを言っていない限り、問題なく加入できるケースが多いです。

特に若い頃にマラソンなどの持久力系のスポーツをやっていた方は通称「スポーツ心臓」と言われる特殊な心電図の波形になることがあり、この場合はあまり保険会社は気にしていないようです。

逆にエコー検査や内視鏡で「ポリープあり」など、明確な指摘がある場合には、残念ながら無条件で保険に入れる可能性は低いです。

加入はできても

「将来指摘された部位(異や腸など)で病気になって入院や手術をした場合は支払い対象外ですよ。」

というような「特別条件」というものが付くことが多いです。



・太り過ぎに要注意!!

実は「肥満」を指摘される方は非常に多く、私の感覚では半分くらいの方が健康診断や人間ドックで言われている気がします。一般的に言う「メタボ」です。

これは単純に身長と体重のバランスをあらわすBMIの数値だけで判断されます。体格ががっしりしているだけで、特に太っていなくても言われている場合もありますし、血液検査やエコー検査の指摘と違い、「太っている」ということ自体は別に病気でもなんでもないのですが、保険会社はなかなか厳しく判断します。

会社によっても違いますが、明確に「BMI いくら以上は加入できない」と規定しているところもあります。

お客様が「特に問題ない」と思っていても予想外に厳しい判断が下されることが多い項目の代表ですので要注意です。



・みかづきナビはあきらめません!!

ここまで健康診断、人間ドックについて指摘項目ごとの傾向をご説明しましたが、あくまで目安で、保険会社ではもっと様々な項目を複合的に判断しています。

経験上「明らかに加入が難しい」「おそらく条件が付く」という程度は分かりますが、詳細の結果については「申込んでみないと分からない」というところが本音です。

また、加入を断られてしまったり、何かしらの条件(割増保険料や、ある病気になった時は支払対象外、など)が付いた場合でも、その後の対応次第で、加入できたり、条件がなくなったりすることがあります。

これは、保険会社側が「何を問題視しているのか?」という点をクリアにして、その点について問題がないことを証明し、疑惑を晴らして正々堂々と保険に加入して頂く作業です。

例えば、血尿やタンパクを指摘されているなら、腎臓のエコー検査を受けてもらって腎臓に異常がないことを医師の診断書で明確にする。

BMIの異常なら、あと何キロ減量すれば良いのか?を明確にする。

というような「このデータを下さい。」「これだけ頑張って下さい。」というような具体的な解決策を提示できるか大切なポイントです。しかし、これはこの分野の知識があり、かつ経験豊富なプロでないと分かりません。

手間のかかる作業なので、保険代理店によっては「特別条件を承諾できないなら残念ですが、加入できません。」とあっさりしているところもありますが、我々は最後までベストを尽くします。

また、どうしても加入が難しい場合でも、緩和型の保険(通常の保険の加入が難しい方向けの保険)のご提案など、お客様が安心出来て、満足する保障を手に入れるまで決して諦めない。それをポリシーにしています。

お体に不安のある方、是非、お電話かチャットでご相談下さい!!

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8月 23rd, 2014 by