嫌われることに慣れると世の中は楽しい。ある保険屋の主張


保険屋ほど嫌われる仕事もなくて

「仕事は〇〇生命のライフプランナーです。」

と言った途端、今までにこやかに話をしていた人が

「ああ、そう。。。。保険屋さん。。。」

と微妙な空気を大放出し、

「うわー、保険屋かぁ。。。やばい、勧誘されちゃうよ。。。。」

と口には出さなくても、心の声がオデコにLEDのように煌々と照らし出されることは良くあります。



別段、非難めいて言っているわけでもなく、こちらも商売人である以上、頭の片隅のどこかに

「お客さんになってくれるかも?」

という思いもなくはないどころか、結構意識していたりして、これはある種の職業病でもあるのが切ないところです。

嫌われ松子の一生

という小説があり、映画化もされましたが、我々保険屋はどんなに優秀な人でも、どんなに多くのお客様から信頼されている人でも、ある一定数の人からは

「嫌われ保険屋の一生」

と思われることがあるわけです。

「俺は一度も嫌われたことがない」と言う保険屋がいたら、そいつは嘘つきか、嫌われていることに気付いていない感受性ゼロ人間か、3時間前にこの業界に入って、まだ誰にも会っていないド新人のどれかです。

こういう話をすると

別にいいじゃない。自分と合う人と付き合えば。嫌いな人とは付き合わなければいい。全員から好かれる人なんていないよ

こんなお言葉を頂きます。

そうですね。その通りです。ありがとうございます。元気が出ました。



さて、嫌われ者の話はこの辺にして少々話は変わりますが、40才にもなると、下の世代や時には上の世代からも悩み相談を受けることが多くなります。(主に酒の席で)

会社で正当に評価されていない

上司の〇〇さんとうまくいかない

部下が言う事を聞かない

内容は様々ですが、このような話を聞いた時に、私は何の脈絡もなく冒頭の嫌われ話をします。

10人中10人が

「自分と合う人と付き合えば良い。全員からは好かれない。」

と言って励ましてくれますが、それはあなたにこそ言いたい言葉なのです。

悩みの根本的な原因の99%は他者との関係、もしくは自分と他者の比較です。

これは人生観や生き方を説いた多くの書籍にもひも解かれていることで、別に私が言っていることではないので信憑性があるでしょう。

「自分は本当はこういう人間なのに理解されていない」、「言いたいけど言えない」

より単純に言えば「嫌われたくない、皆から好かれたい」とも言えます。



しかしそれは無理です。

あなたのことを嫌いな人は一定数いる。

嫌われ職業ナンバーワンである保険屋の私には遠く及ばないでしょうが、残念ながらあなたも嫌われているのです。イッヒッヒ

と言うと、「お前。。。本当に性格悪いな。。。。」と返されますが、事実です。

一般的に保険屋はメンタルが強いと評されます。

しかし自分のメンタルが強いと思ったことは一度もありません。ただ嫌われることに慣れているだけです。

「嫌われ耐性」

もしワクチンに出来るなら、多くの悩める会社員にプレゼントしたいくらいです。我が娘にも6歳の誕生日に打ってあげたい。子供のイジメ問題の多くも解決するでしょう。

あなたもお一つどうですか?

世の中が自由になりますよ(笑)



この記事を読んだ方はこの記事も読んでいます。

私が見た豪快社長列伝

子供の習い事の数とお母さんのネットショッピングとお父さんの年収

妻に先立たれた男性が絶対に言う言葉とは?

外資系生保を北斗の拳に例えると

保険屋が教える「差のつく接待」

保育園と幼稚園でこんなに違う!!子供の「格好」

生保 枕営業の地平線 付加価値とは何か?

生保セールス。各社の「しつこさ度合い」をラーメンに例えてみた

slide02

 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします


7月 6th, 2016 by