小室さんに同情してしまう男性とやっぱり許せない女性


「小室さんも風俗行くわけにもいかねーしなー。文春も見逃してやれよなー」

そんな私の下品な発言に冷たい視線を送る妻。

加藤家、朝8時の一場面。

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今朝のニュースで、小室哲哉さんの不倫報道が報じられました。

奥様のKEIKOさんがくも膜下出血で倒れて、現在もリハビリ中であることから、テレビのコメンテーターは

「KEIKOさんがかわいそう。妻が闘病中にサイテー」

という論調と、

「ダメだけど、気持ちは分かる。。。」

という二つに分かれていて、面白いぐらい前者が女性、後者が男性でした。



やはり男は身勝手なので、

「もし自分の妻が病気になって、その看病をずっとやっていけるか?」

と考えてしまうのでしょう。だからこそ、

「小室さんは頑張っているのだから、多少の『息抜き』は見逃してやれ」

という気分になってしまうのです。
#「家に泊める」のは『多少』じゃない。という議論もありますが。。。

対して女性にとっては、そのような事情は関係なく「裏切りは裏切り」

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とは言え、脳疾患というのは本当に大変な病気。

私自身の実体験ですが、小さい頃から可愛がってくれた伯母(母の姉)が42歳の時に脳溢血で半身不随になり、その3年後に亡くなるまでの過程を見ました。

元気だった頃の伯母は浅草生まれの浅草育ちのテキパキした勝気な女性でしたが、倒れてからは麻痺の影響で言葉も上手くしゃべれない。

リハビリで杖をついて歩けるようにはなりましたが、かなりゆっくりとしか移動できず、生活には相当苦労していました。

当たり前ですが、見た目も衰えます。一気に10も、20も歳を取ったような印象で、女性にとってはつらいことでしょう。



そして、小室さんもコメントしているように性格も変わり、これが周りには一番キツイ。

論理的思考は低下し、感情の起伏も激しくなることから、些細なことでも怒りますし、ひがみっぽくもなって、ご本人もおっしゃっておられるように、

「子供に戻ってしまった」

という表現がしっくり来ます。

もちろん本人が一番大変なのですが、周りも大変、ということを知っているので、奥さんを支える小室さんにはつい同情的になってしまうのです。

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また、保険会社にいると色々な方の病気の話や、後日談が耳に入りますが、妻が重い病になった途端、

旦那が逃げちゃった

という話は少なくありません。

最近では「がん離婚」なんていう名称もついてますが、責任の重さや経済的負担に耐えられなったのか、それとも、そもそも妻を家政婦程度にしか思っていなかったのか分かりませんが、酷い話です。

しかし、逆の話、つまり旦那が病気になって、妻が逃げた。というような話はあまり聞いたことがありません。(ないわけではないと思いますけど)

結局ね。看病とか介護に関しては男の方が根性がないんです。

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今回の件も、もし『逆』だったら印象は変わりますよね。

小室さんが脳疾患で闘病中で、その間に健康なKEIKOさんが他の男性と不倫していた。

恐らくは大炎上です。

このあたりの感情は、日本に根強く残る「女は男に尽くして当たり前」という男尊女卑的な価値感が垣間見えますが、今朝の妻の冷たい視線にもそのような無言のメッセージが含まれているのかもしれません。

夫婦はお互いに支え合って

という原則に照らし合わせれば、困っているパートナーを助けるのは当然であって、男だから良い、女だから悪い、という話ではないのでしょう。

結局は「TKやっちまったな。」ということですね。。。。

 

でも、今回の件で一番傷つくのは奥様であるKEIKOさん。

悪いのは小室さんだとしても、奥様が大変な状態であることは事実です。

文春も商売とは言え、病人に対する仕打ちじゃないですよね。。。。

 

何とも後味の悪いネタである、本日のコラムでした。



 

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1月 18th, 2018 by