ショーンKさんの学歴詐称が騒がれていますが、日本人は本当に学歴が好きですね。。。。
ちなみに営業のテクニックとして、大学トークというのは非常に有効です。
特に東大、早稲田、慶応、中央、明治。この5つは大学トークが効く印象です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
東京大学
「東大卒」ということを内心では誇りに思っていても、あまり大々的に自慢する人はいません。
どちらかと言うとう少々気恥ずかしく感じている方の方が多いような気がします。
なので、「凄いですね!!」みたいなことより、「東大で何をされていたのですか?」というようなことを聞く方が喜ばれます。
東大に合格してから「凄いですね!!」を100万回くらい言われてので、もうウンザリしているのかもしれません。
それと一芸に秀でた方はどこか変わっている人が多いです。東大卒も例外ではありません。
最近、話題の「東大生のほとんどアスペルガー症候群」というのも、何となく納得してしまいます。
「赤門ラーメン(東大の学食で食べられる激辛ラーメン)って美味しいんですか?」と聞くと何故かテンションが上がる人が多いです。
これが↓赤門ラーメン
早稲田大学
この大学ほど、愛校精神に幅がある大学も珍しいです。
もの凄く愛着を感じている人と、全く何も感じていない人の振れ幅が大きいです。
早稲田大好き20%、別にただの出身大学だとしか思ってない80%という感じです。
付属校の内部生でも愛校精神がない場合があり、リベラルな校風を卒業生が体現しています。
また、早稲田出身の女性は通称「ワセジョ」と言われ、合コンなどでもあまり人気がありません。
一言で言えば「オッサン臭い」のが原因でしょうが、本人たちもそれを認識した上で治す気配はありません。
早稲田のバンカラは女性に引継がれているように感じます。
早稲田出身の女性はこのあたりをいじると「そうなのよー」と意外に会話が弾みます。
「キッチンオトボケ(早稲田の定食屋)で油っぽい定食を食べて腹壊した」
「箱根駅伝の話題(ただし早稲田が調子が良い時に限る)」
このあたりが受けが良いです。
慶応大学
逆に愛校精神に満ち溢れています。
95%はアイ アム ケイオウ!!ということを大々的にアピールします。
職種や出身エリアごとの三田会(卒業生の親睦団体。慶応が三田にあることから命名)があり、卒業後も活発に交流します。
「みんな慶応大学っていうけど、大学じゃなくて義塾だよ!!」
「治療は慶応出身のドクターでないと安心できない」
など、外から見ると少々理解できない発言も多いです。
特に幼稚舎からの筋金入りの慶応ボーイ達は慶応思想の尖兵として世の中で布教活動をしています。
また、大手の会社にはいまだに慶応閥があるところも多く、東大閥が裏から手を回して仲間に便宜を図る秘密結社風であるのに比べ、「あいつは後輩だから何とかしてやらないと」とあっけらかんとえこひいきを公言します。
卒業後もスクラムを組んで協力し合っているので、その影響力はリベラル早稲田の比ではありません。
そしてラグビーや野球の早慶戦の話題にはだいたい乗ってきます。
ちなみに慶応出身の方の前では「慶早戦(ケイソウセン)」と言わないといけません。
この一言だけでグッと距離が近くなります。
逆に三田のラーメン二郎の話は慶応生の中でも「行ったことがない」という人もいて、経験上外す可能性が高いです。
慶応は切り口が多いので営業的にはありがたい大学です。
中央大学
慶応ほどではないですが、この大学の卒業生も意外と愛校精神が強い方が多いです。
但し、中央大学と聞いても「法学部」と「駅伝」くらいしか思い当たるキーワードがなく、かつ多摩キャンパス、市ヶ谷、後楽園と学部ごとに散っているので、なかなかトークが難しいです。
駅伝は最近調子が悪いので「やっぱり古豪の中大が出てこないとつまらない」と言うとポイント高いです。
法学部の中には法律学科と政治学科があり、それぞれ「ホウホウ」「ホウセイ」と呼ばれ「ホウホウ」の方が位が高いらしいです。そこにこだわりを感じている方も少なくありません。
「中央大学 法学部」と言われた時に「凄いですね!!」「エリートですね!!」と手放しに褒めるより
「ホウホウですか?ホウセイですか?」
と一言挟むと「コイツ、ただもんじゃねーな」と思われます。
しかし「ホウセイ」だった場合に「ホウセイですが何か?」的な雰囲気になることもあるので要注意です。
明治大学
私の世代からすると、明治大学=「お茶の水の汚い学校の前に学生運動の看板が大量に貼ってある」というイメージしかありませんが、ここ10年は校舎も建て直し、もの凄く綺麗な学校に変わりました。
若者に一番人気の大学らしいです。
「明治に入りたい」
そう思って入学している方も増えているので、当然愛校精神も強いです。
大学主導でのベンチャー育成にも力を入れているので、そのあたりの「最先端」なことを聞くと気持ち良く話してくれます。
番外編:日本大学
私の出身大学です。
この大学は悲しいほど愛校精神がない人が多いです。
きっと、「もうちょい上の大学に行きたかったけど、なんとなく日大に受かったから」という人が多いからでしょう。ある種の劣等感も伴って、あまり胸を張って自慢する人はいません。
日大卒の人に会って「僕も日大です」と言っても「学部が違えば別の大学」と言われるくらいデカイので、連帯感は感じられません。
箱根駅伝で「3区でもの凄い早いアフリカ人留学生が何人もごぼう抜きするけど、その後ジリジリ順位を下げる」のも「日大っぽいな。。。。」と冷めた目で見ています。
ちなみに「医学部」「歯学部」「芸術学部」だけは別格で彼ら独自の愛校(と言うか愛部)精神があります。しかし他学部生が「僕も日大です!!」と言ったところで戸惑われるだけです。
と、本日は大学別のセールストークについて解説致しました。
出身大学を褒められて悪い気がする人はいません。
営業マンなら、相手の出身大学ごとに何か一言気の効いたことを言える引き出しを持っておくのも大事かもしれませんね。
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