生命保険の非課税枠

みかづきナビです。

皆さんは生命保険に税金がかからない「生命保険の非課税枠」についてご存知でしょうか？

通常、どなたかが亡くなって保険金を受け取れる時、保険金は相続財産(みなし相続財産と言います)と見なされ、相続税の対象になります。

しかし、意外と知られていませんが、

500万円　×　法定相続人(一般的には妻と子供)

までは税金が一切かかりません。非課税です。

お父さんが亡くなった、残されたのはお母さんと子ども二人。こんな例でいえば

500万円　×　3人　＝　1,500万円

1,500万円までは税金がかかりません。(それ以上の場合は、オーバー分に相続税がかかります。)

「ふーん、そうなんだ。。。」という程度の話なのですが、これは実際に亡くなった後には利用することの出来ない制度です。当たり前の話ですが、亡くなった後には保険に入れません。

例えば相続税がかかるほどの資産をもった方が、銀行預金で1,500万円を持っていたら、ほぼ半分は相続税になってしまいます。

しかし、これを保険という形にしておけば、無税なわけです。この差は大きいです。

この対策で最もポピュラーな商品が「一時払い終身保険」というものです。

一括で保険金を支払っておいて、保障は一生涯続く、という商品です。

万が一のことがあった場合、1,500万円を受け取れる保険であれば、年齢にもよりますが1,400万円から1,450万円くらいを一括でお支払い頂きます。

「なんだ、ほとんど自分で払うんじゃないか？！」

と思われるかもしれませんが、銀行においておけば半分は相続税です。保険にしておけば無税です。

しかもほんの少し(1,450万円が1,500万円に)ですが、亡くなった時は増えています。

少し増えて、税金もかからない。

こんな話をすると少々怪しいですが、脱税でもなく、しっかりと制度にのっとった手法です。

どんな方でもやっておくべき対策の一つだと思うのですが、意外と知らない方が多いんですね。何故でしょうか？

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