相続対策としての保険 良い保険屋の選び方


みかづきナビです。

2015年1月の相続税改正にともない、最近「相続対策」という話を良く耳にします。

みかづきナビにも、ネットやお客様の紹介などで相続に関連したお話を頂きます。詳細はここでは触れませんが、相続対策に保険を活用するというのはかなり有効です。

色々な方法がありますが、要点だけをかいつまんでご説明しますと、

1 資産の評価額を下げることが出来る

2 相続税のためにいざという時に現金を一括でご用意出来る

3 誰に、いくら渡すのか?を明確に定義出来る

と言ったところです。

また最近では信託銀行や弁護士と連携して、「子供たちが30歳になるまでは自由に使えない」等、亡くなった方の意思を尊重し、より細かい条件を組み込むことも可能です。



この相続対策で保険を利用する時に気を付けた方が良いポイントがあります。

まず、

必ず複数社を扱う乗合代理店にすること

です。

1社専属が悪いわけではありませんが、相続対策を行う場合は、本当に色々な方法があります。1社の商品しか扱っていませんと、どうしても「その会社の商品ありき」の対策になってしまいます。

本来はお客様にニーズがあって、それにあった商品を探す。というのが正しいのですが、「この商品を使えば、このような対策が可能です。」というように、まずその商品があって、そこにお客様のニーズを押し込むような形になってしまいます。

どうしても視点が偏りがちです。

そのような観点から10社程度の複数社の商品が提案出来る会社が望ましいかと思います。

次に

しっかりとした知識がある営業マンと話す

ということです。

当たり前のことですが、意外と大事です。

と言いますのも、この2,3年、生保業界でも「相続、相続マーケット」と声高に言われており、営業マン向けのセミナーがかなり頻繁に開催されています。我々のような代理店にも結構案内がきます。

それにともない「にわか相続プランナー」的な営業マンが増えている、という事実がございます。

お客様は「ほとんど何も知らない」というケースが圧倒的ですから、前日にセミナーでちょっと聞いた話をしただけで「ああ、この人は相続に詳しい!!」と思ってしまっても仕方ないのですが、実際は知識も経験もなく話をしている、という場合が多いのです。

「相続案件やったことあるの?」

「どんな案件だったの?」

と聞いてみると良いでしょう。

どうしても相続案件は経験がものを言います。しっかりとした知識がある人を選んでください。



そして、最後のポイントは

保険の限界を知り、専門家と連携出来ること

です。

相続対策に保険が有効であることは間違いないですが、それでも限界はあります。また保険だけが手段でなく、あくまで「選択肢の一つ」です。

みかづきナビでも相続案件をやらせて頂いてますが、様々な対策の中の「保険は多くても20から30%程度かな」というのが実感です。

このことをしっかりと理解していない保険屋は「相続における保険のメリット」だけを強調し、結構乱暴な提案をします。実際に「なんでこんな契約してたんですか?」というような場面にも立ち会ったことがあるだけに、是非注意して頂きたいポイントです。

また、結局のところ相続が発生して(資産家がお亡くなりなって)、税務署の矢面に立つは税理士です。レアケースですが、税務署と見解の相違があれば弁護士です。

提案段階で保険屋が何を言っても、最後に全ての処理を行うのは税理士先生ですから、お付き合いのある先生(おそらく自分が死んだらこの人が手続きするのだろうという税理士)が「うん」と言わない契約はしない方が良いです。

あたかも自分の言ってることが正しくて、税理士は間違っている、というような主張をする営業マンもいますが(確かに正しい場合も多いのですが。。。。)、いざ相続が発生した時に税務署に対して、保険屋が出る幕はありません。

やっぱり税理士先生です。



その先生が「この保険契約ならしっかりと説明できる」と納得出来るものでないといけません。

逆にどんなメリットがあるプランでも、税理士先生が「こんなの説明出来ないよ」と思っているものであれば、相続時にトラブルになり「入らなかった方が良かった」ということにもなりかねません。

このあたりの力関係と責任についてちゃんと理解し、資産家の税理士や弁護士などの専門家としっかりと調整していける。これも重要なポイントだと思っております。

みかづきナビでは提携弁護士、税理士が7人。自社内に税理士科目合格者もおります。

全ての先生がお客様を通じて知り合った方(元々お客様の顧問弁護士、税理士だった、等)なので、専門家との連携に関しては上手にやっている方だと思います。

相続に関してお困りのことがございましたら、是非ご連絡をお待ちしております。



 

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5月 2nd, 2014 by