株式市場 大暴落 素人は「いつ」「何を」買うべきか?


こんな状態で、このような話をするのが大変不謹慎であることは重々承知しているが、仕事柄、株価が気になる。

大暴落と言って良いだろう。

NYダウは一時2,000ドル下げ、緊急処置として「サーキットブレーカー」が発動。

15分間、売買が停止された。史上初のことだ。

それを受けて3月10日の日本市場も19,000円を割っている。

ある種のパニック売りだが、こういう時こそ冷静にならないといけないし、逆にチャンスでもある。

私はこのような時、ある数人のお客様、知人の意見を大事にしている。

FPという仕事をしていると、個人の資産について事細かく伺う機会が多いのだが、中には、

株で数千万から数億円

の運用をしている方がいて、いわば「市井の名人」とでも言うべき存在。

こういう場面では、その方々のご意見がとても参考になる。

逆に現状のようなヒステリー状態だと、証券アナリストなどのいわゆる「専門家」は、立場上「買い支えて欲しい」というバイアスがかかるのか、どうしてもポジショントークの匂いがして、イマイチ説得力がない。

市場はあくまで心理で動くので、専門家の「知識」より、自分自身で運用している市井の名人の「嗅覚」の方があてになる。

ここ数日で、名人たち数人に、電話やLINEなどで「今後の展開」、「いつ」、「何を買うべきか?」ということを聞いてまわった。

皆さんお忙しい中、丁寧にインタビューに答えて頂いたが、その「声」は驚くほど共通している。

 

Q1:株の「底」は?

過去、911(NY同時多発テロ)で35%、リーマンで50%下げた。

911はある種の事故だが、リーマンは元々バブル気味だったところに

「そんな怪しい商品(サブプライム)が出回っているのか・・・」

という信用不安から、全世界的に景気が後退してしまった。

今回は、それが同時に起こった印象。

コロナという事故(自然災害)と、市場がバブル気味で「本当に今の株にそんな価値があるのか?」と皆が疑心暗鬼になっている構図はリーマン前に似ている。

「瞬間的には半値になるかも」

そんな声が多い。

それでもアメリカは、FRBに「まだ金利が残っている」ので打つ手があるが、日本市場は日銀に

「金利が残っていない」

こと、そしてそもそも日本経済に成長力がないので、相当厳しいだろう。

・日米どちらも瞬間的に50%ダウンの可能性あり。日経平均12,000円、NYダウ15,000ドル 

・但しアメリカの方が持ち直しは早く、2,3年で今の水準の2,3割減(20,000ドル前半~25,00ドル)までは戻すのでは?

・逆に日本株は一昔前のように株価が低い状態が「固定化」されてしまう可能性もある。
(次の総理、日銀総裁次第だが、前述の通り「打つ手」がない)

 

 

Q2:「いつ」、「何を」買うか?

このような聞き方をすると、「名人たち」は個別銘柄で勝負をしているので「復興銘柄で〇〇業界」とか、「割安になった〇〇」などという話になってしまうので、シンプルに

素人が勝つには?

と質問してみた。

ここでも共通した意見をまとめると、

「まだ下がるので3~4割減あたりで、インデックスファンドに投資しておけば手堅い」

ということだ。

日経平均の高値が23,000円、NYダウが約30,000ドルなので、その3,4割減は

・日経平均 14,000~16,000円
・NYダウ   18,000~21,000ドル

ということになる。

なお、このような具体的な数字を挙げると「えっ、そんな下がる?」と思われる方も多いかもしれないが、それは最近までの「高値」を見慣れているからで、日経平均なんて「安倍前」には1万円を割っていたし、4年前も16,000円前後をウロウロしていた。

NYダウも「トランプ前(4年前)」は17,000ドル台だったことを考えれば、上の株価は4,5年前の水準に戻る。という程度に過ぎない。

このあたりは「日経平均(NYダウ) 推移」と検索して、過去の価格推移を見て頂ければ、この3,4年が「異常」だったことが分かるだろう。(上がNYダウ、下が日経平均)

上記のように3~4割減で買っておけば、更にそこから下がる(5割減)可能性もあるものの、損失がそこまで大きく広がることはないし、上昇局面に乗れば利益が出る。

逆にあまり「底値」にこだわり過ぎると、買い時を逃してしまうので、名人たちの話をまとめると、日経平均16,000円、NYダウ2万ドルを切ったら「買って良い」ということになる。

最後に「日米どちらが良いか?」

これはほとんどの人が「米」と答えている。

前項でもあげた通り、日本経済の「弱さ」を懸念しており、個別銘柄ではなく市場全体に投資するのであれば、アメリカの方が圧倒的に強く、反発力もある。

・日経平均を16,000円で買っておけば、損はしないだろう。しかし、そこから利益を出すのには長い時間がかかる可能性がある。

・米国市場のインデクッスファンドを2万ドル近辺で買えれば、早ければ2,3年、長くても4,5年で含み益が出てくるのでは?

とのこと。

結論としては、

・5割減もあり得るが、3,4割下がれば「買い」

・素人が投資するのなら、個別銘柄でなく投資信託(インデクッスファンド)

・日本よりアメリカ

となる。

当たるかどうかは分からないが、名人たちが過去、資産を順調に増やしてきたことを知っている私としては、傾聴に値する「読み」だと思う。

何かの参考になれば幸いだ。

本日のコラムでした。

注:あくまで個人的な意見をまとめたものです。投資はご自身の責任でご判断下さい。

 

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3月 10th, 2020 by