10万円?配るなら1億円にすれば?現金給付 私の使い道


政府は緊急の景気対策として、1人あたり10万円を支給するらしい。

現金ばら撒き、

いよいよ来るところまで来たなぁ・・・・

という感じ。

はっきり言えば、もう何も打つ手がない。

日銀の金利が「マイナス」である以上、金利で市場をコントロールすることも出来ないし、国債も約1100兆円のうち、ほぼ半分の470兆円を日銀が購入済み。

株に関してもETF(上場投信)も買い占めた結果、上場企業の5割で日銀が大株主になっているという状態。

そうまでして高値を維持してきた日経平均がガタガタと音を立てて崩れ、どこまで下がるのか底が見えない。

経済面から見れば

「アベノミクスの幻想がコロナで消滅した。」

ということだろう。

そして、頼みの綱のオリンピックも実現が危うく、国民感情としても

「別にやらないでも良いんじゃない?」

という意見が大勢を占めている。

そもそも過去の開催都市の例を見れば、オリンピック開催後にはほぼ例外なく不況が待っている。

やってもやらなくても「景気が悪くなる」なら、ここで損切するという方が合理的な判断かもしれない。

完全にどん詰まり。

もう現ナマばら撒いてごまかすしかねーべ?

構図としては、普段は威張っているのにいざという時の喧嘩(コロナ)に負けて、ついでにウンコ(株価低下)まで漏らしてしまった先輩が、人気を回復しようと、ファミレスで

好きなだけ喰っていいぞ!!

と後輩(国民)たちに大盤振る舞いしているのと変わらない。

後輩も、口では「あざーす!!」と言っているが、心中では

所詮ファミレス(10万円)だろ?

という感じ。

先輩、そうじゃないですよ・・・コロナっすよ、経済っすよ・・・

そんな「じゃない感」は半端ない。

今こそ、安倍パイセンの「3本の矢」、もしくは日銀パイセンの「黒田バズーカー」でコロナを射抜くか、焼き殺して欲しいところだが「経済」にすら効かないウンコ武器にウィルスが屈するわけもなく、

と、とにかくファミレスで飯でも喰って一息つこうぜ!!

おい!!お前、パフェも喰っちゃえよ!!

そんなところだろう。

しかし、その代金ですら、結局は巡り巡って後輩たちが支払うことになるのだが・・・

今回の景気対策では40兆円を使うそうだ。

最近、この手の大型の景気対策が連発されている。

つい先日も、消費税対策で相当なお金を使ったにも関わらず2019年10-12月のGDPは7.1%のマイナス成長となったばかり。

その総括もしないまま、また40兆円とのこと。

もう感覚が麻痺してきたが「財源」という言葉すら聞かなくなったところを見ると、きっとどこかに腐るほどお金があるのだろう。

もちろん国と日銀が最強タッグを組んでいる今の状況であれば、お金などいくらでもある。

国債を発行し、それを日銀が買い取る。

日銀が買い取った国債は「日銀乗換」という大甘ルールで、いつまでも償還されないから、政府は返済する必要がない。

そんな「いつものスキーム」で金なんて自由自在だ。

40兆円の国債を発行しても、それにより、国民全員が40兆円分の現金を持つわけだから、日本全体で見れば

資産 現金 40兆円 / 負債 国債 40兆円

となって、あら不思議。

全体が大きくなるだけでバランスシート状は問題なし!!となる。

もうこうなったら国民全員に1億円を配れば良いじゃないか?

1億2,000万人に1億円配るためには1京2,000兆円が必要。

しかし、それでも、先の例と同じ

資産 現金 1京2,000兆円 / 負債 国債 1京2,000兆円

となるだけ。

これで、日本人全員が皆、金持ちになれる。

うちなんか4人家族だから、現金4億円の給付。

何とも夢があるではないか?

日本全体の金融資産はざっと民間1,900兆円、企業1,200兆円。合計で3,000兆円と言ったところだが、そこに一気に1京2,000兆円が追加され、日本全体で1京5,000兆円のボリュームとなる。

が、こんな状態になれば、誰が毎月20万円、30万円の給料で働くだろうか?

人件費、物価は高騰。

外国から見た日本円の「価値」は失墜し、1ドル=1万円時代、ハイパーインフレ大爆発。

大根一本1万円、牛丼一杯5万円の世界が待っている。

もちろん「1人1億円」は極論ではあるが、1人10万円も原理的には同じ話で

「お金の価値を薄める」

ということには変わりないのだから、こんなことばかり続けて、どこかでバランスを崩せば、悪性のインフレが発生するリスクは否定出来ない。

当然ながら、本当に困っている個人や、法人はしっかりと助けるべきだし、「全員に」配る金があるなら、そのようなところを重点的にフォローした方が良い。

一方では政府が補償をしないで済むように「自粛要請」などという玉虫色の指示で民間を困らせ、一方では国民全員に金をばら撒く。これを人気取りと言わず、何と言えばよいのか?

ちなみに私は10万円貰ったら、苦境にあえぐ飲食業のお客様のお店で食事をし、同じく厳しい状態にある花業界のために妻に花を買い、残りは

貯金する

それで、株が底値になったら株に投資し、将来のインフレに備える。

いざという時に先輩たちが役に立たないことは良く分かったので、自分の身は自分で守るしかない。

本日のコラムでした。

 

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3月 21st, 2020 by