上沼恵美子さん的な「大御所」との付き合い方、3つのポイント




関西の大御所である上沼恵美子さんとお笑い芸人の梶原さん、そのお二人の確執が囁かれている。

事実かどうかは知らないが、番組収録中に公開説教をされ、それに心が折れた梶原さんが自ら降板を申し出たとのこと。

うーん、まるで我がことのように身に染みる。

お恥ずかしながら私自身、色々な「大御所」を怒らせてきた。

そして、その都度、深い反省をして今に至る。

本日はそんな知見から、大御所との付き合い方を3つのポイントにまとめて皆様にお伝えしたい。

ポイント1 地雷が分からない

前職の外資系生保、先輩たちがこう言っていた。

大御所は地雷が分からない

と。

これ、ホントにホント。

えっ?それで怒らないの?

ということもあれば、逆に

えっ?これで怒るの?!

ということもあり、マジで読めない。と言うか「読ませない」という方が正しい。

結局のところ普通の人と違うからその業界の中で「大御所」と言われているわけで、こちらの発想の上を行く思考プロセス、行動習慣を持っている。

そのため、どこに地雷が埋まっているか分からないのである。

私などは不用意にそれを踏み「ドカン!!」と大爆発。

結果、片足を持っていかれてしまう。

かと言って、地雷を怖がりすぎて終始恐縮していても

「ただのオドオドした奴」

という印象しか持たれず、その心情には近づけない。

片足くらいは仕方なし

大御所と付き合うなら、これくらいの覚悟が必要ということだ。

 

ポイント2 寂しい&試す

基本的に大御所は寂しがり屋だ。

そのため「これは」と思った人物には、金も時間も惜しまず愛情をかけるのだが、前項の通り地雷を踏んでしまうと愛情が逆回転。

激しい憎悪となる。

台風のようなもので、目の中心にいると何とも穏やかなのだが、ちょっとでも離れると一気に吹き飛ばされる。

人との関係が「近いか」、「遠いか」しかない。

一方では、成功するその過程で色々な人に利用され、裏切られ、そんな経験から、基本的には人を信用していない。

寂しいのに、人を信用しない。

強烈なスポットライトが強い影を生むのである。

その影がこちらの忠誠心を「試す」ようなストレステストを実施させる。

地雷でもないのに「あたかも地雷風」に怒ってみて、その時の反応を見ているのである。



これを「仮地雷」と言う。

うなだれ、数日後にげっそり顔して謝罪に来ればOK

ちょっとでも拗ねて「もう良いですわ」的な態度を取れば「ああ、やっぱりお前もか・・」という感じで切られてしまう。

仮地雷で試して、その結果が気に食わないとそのまま本地雷となる恐ろしいスキームだ。

今回の梶原さんもそんな感じではないだろうか?

youtubeも好調なので大御所の「試し」に疲れてしまったのだろう。

だが、大御所にはいくらでも人が寄ってくるので、ある程度のサイクルで人が入れ替わっても全く問題ないのである。

ある意味では「卒業」という意味合いもある。

 

ポイント3 泣く&待つ

大御所には最終的にこれしかない。

涙は女の武器、という言葉があるが、涙こそ男の武器だ。

私も前職時代、色々な業界の大御所に可愛がって頂いたが、何度か地雷を踏んでえらいことになった。

普段から世話になり過ぎているくらい世話になっているので、平身低頭で謝るしかないのだが、それでもどうにもならない時がある。

そんな時は泣く

涙を流しながら謝罪をするしかない。

但し演技ではダメだ。

心の底からの懺悔。

いつも俺のことを思って色々やってもらってるのに、何でそれを忘れてしまうのか・・・

本当にバカだ。俺なんか生きている価値もない・・・・

そのような自虐マインドに自虐マインドを重ねると、自然に涙が出る。

その一滴は万の言葉より説得力をもつ

そして、あとは待つ。

大御所と言われている人達は愛情が深く、面倒見が良いので、頭を垂れている人間をそのまま放っておくようなことはしない。

多少時間はかかっても最終的には許してくれる。

「その時」が来るまで、ジッと待つしかない・・・・



なお、これらの「付き合い方」は、そもそもその大御所のことを「好き」であることが大前提。

わがままだったり、面倒臭かったり、色々あっても「この人すげーな」、「この人の近くにいたい」とこちらが思っていることが重要で、単純にその人を利用したいとか、権威を笠に着たいだけ、と言った不純な動機があるとほぼ100%見破られる。

大御所は「ヘソを曲げた」程度でも地雷級なので、本気で怒らせた時はマジでヤバい。

真っ赤になって怒っているうちはマシだが、白くなって静かになったフリーザモードの怒りの波動は、

「耳に来る」

レベルで、近くにいた子供など気絶してしまう。

それを正面から受ければ命はない。

好きでもないなら近づかない方が賢明だろう。

まあ、しかしこんな文章を書いていると、過去に地雷を踏んだ時のことをリアルに思い出して今でも冷や汗が出てくる。

泣きながら詫びた、半年間無視された、訴訟をチラつかされた、等々、地雷エピソードには枚挙にいとまがないが、それはまた別の機会に披露したいと思う。

本日のコラムでした。



 

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7月 13th, 2020 by