現代の秀吉「菅総理」の未来を歴史から占う


ガースーフィーバーが止まらない。

ご存知、菅官房長官 71歳だ。

つい先日までの政権批判などどこ吹く風。

手のひらを返したように、連日マスコミが持ち上げまくっている。

秋田からの集団就職。苦学の末、法政大学を卒業し、国会議員の秘書を11年。

横浜市議を経て、47歳で国会議員となった遅咲きの人。

そんな苦労話だけでなく、剛腕、良い人伝説などなど、エピソード垂れ流しである。

しかし、あえてこう言いたい。

いまさらそこかー

と。

何を隠そう、私は長年のガースーウォッチャーである。

きっかけはある会合。

4,5年前から、お客様のお誘いで、とある国会議員の「私設応援団」的な会に参加させて頂いていたのだが、その先生が菅官房長官と近い関係の方らしく、時折、その人柄や能力についてお話をされていた。

「へー、そんなすごい人なのか」

と思い、ガースーに関する本を読んだことで、完全にハマった。

一言で言えば、

現代によみがえった豊臣秀吉

ガースー本人は、秀吉よりそれを補佐した豊臣秀長(秀吉の弟で参謀)の方が好きらしく、確かに最近まではそのテイストだったが、今の勢いで総理になるとすれば、その生き方はまさに秀吉そのもの。

菅義偉 = 豊臣秀吉

そう定義すると、この政治家の本質、そしてこれからの未来が見えてくるのである。

Ⅰ 生き様、ほぼ秀吉

ガースーと秀吉。その2人の共通点を列挙してみたい。

まず、2人とも非エリート層の出身(世襲ではない、学閥がない)

それをカバーするために若いころから必死に働く。

しかし、ただの「働き者」では終わらない。

二人とも「ここが正念場!!」と思えば、捨て身で死地に飛び込むことを厭わない胆力がある。

ガースーが世に出るきっかけとなった横浜市議選。

この選挙では事前に「地盤を譲る」と言っていた長老議員がいた。しかし、その地盤は友人であった別の市議と戦わないといけない場所でもあった・・・

ガースー、苦悩した結果、自分の利益より友情を取る。

そんなありがたい話を蹴り、何の縁もない別の選挙区から立候補。
(長老に裏切られた、という説もある)

当然、勝ち目はゼロ。

誰もが「今回はダメだな・・・」と思っていたそうだ。

まさに死地に飛び込んだ格好だ。

対して、秀吉。

秀吉が織田配下の武将の中でも頭一つ飛び出したきっかけは「金ヶ崎の戦い」だと言われている。

信長の朝倉氏攻略の最中、味方の浅井氏に裏切られ、挟み撃ちに。

凄惨を極める退却戦を強いられた。

その際、秀吉は自ら申し出て、戦死する可能性が高い「しんがり」として金ヶ崎城に残る。

信長自身「さる(秀吉)とは今生の別れ」と覚悟したが、秀吉はなんとか生還。

命を賭けて主君を守ったことで、信長の信任を得た。

なお、ガースーもこの時の市議選で「有権者4万軒を個別訪問する」という荒行を行い、見事当選。

横浜政界で、その名を上げている。

そして、主君の死をきっかけとして、電光石火で天下を取ったくだりも秀吉と同じだ(安倍さん死んでないけど)

更にはガースーは「森の賢人」オラウータンのような顔をしている。

これも「猿」秀吉と共通しているし、そもそも名前が「よしひで」

ひっくり返せば「ひでよし」となり、もうこれは秀吉の生まれ変わりであると確信するしかない。

Ⅱ デジタル庁設立は現代の太閤検地か?

デジタル庁を作り、行政のIT化を推進する。

ガースーの目玉政策の一つだが、その本丸はマイナンバーへの個人情報の集約だろう。

行政側がいくら「IT化」したとしても、肝心のナンバーに情報が紐付いていなければ、何も出来ない。

現状、マイナンバーに紐付けられた金融口座は40~50%程度と言われているが、これが100%になれば、行政サービスもスムーズになる。

しかし、同時に国が全ての国民の財産を把握することを意味する。

ガースーはこれを推し進めるだろう。

ちなみにこのモデルも既に秀吉が実践している。

「太閤検地」

太閤検地とは長い戦乱で複雑になっていた農耕地の権利を整理し、計測しなおした秀吉の一大事業。

それまでは近隣の複数の有力領主へのダブル課税を強いられていたり、農民間での搾取(通常の年貢とは別に、地主から小作人への年貢の強制など)が横行していたのだが、それらの二重、三重課税を解消したことで、末端の農民からは

「これからは年貢は1つで済むずら!!太閤様ぁ~!!」

と喜ばれた。

しかし、同時に統一基準で全国の石高(生産性)を測り直したことで、各地の経済状況は丸裸にされ、全ての情報を中央政府が握ることに。

そして、それらの情報を集めた段階で、

重税開始(だいたい60~70%)

何のことはない。

農民からすれば、今までの複数課税から窓口を一本化されただけで、むしろ増税というオチ。

恐らくガースーも同じ手法を取ってくると思われる。

第三次コロナピーク
  ↓
国民への現金給付。
給付の条件は「マイナンバーと口座を紐付けること」
つまり給付は、初期登録クーポンのようなもの。
  ↓
全ての情報を握り、国民の財産を丸裸に。
  ↓
一気に増税

すでに消費税アップにも言及しているが、「お金持ち嫌い」のガースーの性格を考えると、貯金などに資産税をかけてくる可能性もある。

怖い・・・・

怖すぎるぞ!!ガースー!!

デジタル庁設立は、現代の秀吉が行う太閤検地かもしれない・・・・

3 ガースーの末路

ガースー=秀吉説を唱える私の説によれば、残念ながら菅政権は短命で終わる。

これも豊臣政権と同じだ。

その理由は「家の子」

先祖代々仕えてくれた家の子(譜代)がいた信長や家康と違い、一代で成り上がった秀吉には自分を支えてくれる人材に乏しかった。(弟の秀長は優秀だったが、政権樹立初期に早逝)

そのため、加藤清正、福島正則など、遠縁の子や、同じ村出身の子などを引き立て「家の子化」をはかる。

しかし、どうしても軽い。

そのため、政権の重石として「五大老」を置く必要があった。

その筆頭が徳川家康。

「あの家康ですら従った」

ということで、皆が秀吉を畏怖したのである。

ガースーも同様で、家の子がいない。

だからこそ河合克行・案里夫妻のような怪しい人でも、可愛がってあげて「家の子」にしないといけないのである。

そんな布陣の軽さゆえ、五大老は必須。

妖怪二階、マフィア麻生などなど。

「歴史は繰り返す」

という格言通りであれば、それらの大老の誰かに裏切られ、最後は政権を奪われてしまうだろう。。。

以上、「菅義偉=豊臣秀吉説」をベースに、私なりに政治家菅義偉分析をお伝えした。

ちなみに全体的に悪口に聞こえるかもしれないが、あの決断力、実行力は今の政治家の中では群を抜いている。

だからこそ私はガースーが大好きで、それ故の辛口であるとご理解頂きたい。

しかし、最近のテレビ討論会を見るに、あまりに口下手。

あの寡黙スタイルも「ボスを守るため」なら理解されるが、自分がトップという立場だと

「ただの保身おやじにしか見えないよ・・・ガースー・・・」

と心配している。

いずれにせよ、ガースーはやる男だ。

短命に終わるかもしれないが、コロナ、社会保障、地域経済活性化などなど、日本が抱える様々な課題に大なたを振るって頂きたいと期待している。

本日のコラムでした。

 

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9月 11th, 2020 by