40代、同級生の忘年会に「あいつが来ない」理由


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この時期は会社の仲間、取引先、趣味の仲間。

色々な忘年会がありますが、その中でも

「学生時代の友人」

との会は一際楽しいのではないでしょうか?

お互いの家族や仕事の近況を報告し合い、毎回、同じ思い出話で盛り上がる。

社会に出れば、どんな関係でも利害があるため、多少は気を使いますが、その点、学生時代の友人は気楽なもので、お互いの肩書きや立場を気にせずに飲むお酒は美味しいものです。

しかし、40代になると、

「最近、〇〇と連絡が取れない。」

「誘っても飲み会に全然参加しない。」

というような声を耳にすることが増えます。

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私自身も中学、高校、大学など、その時代の友人と定期的に集まっていますが、確かに30代後半から「なんか最近来ないな」という友人がいます。

1つの理由は、「引け目」や「劣等感」ということかもしれません。

40歳前後は、良くも悪くも、収入や社会的地位が固定され、一旦差がつくと「埋められない」と感じる頃でもあります。

20代の頃は「お互い頑張ろう」、30代も「まだまだこれから!!」という気概がありますが、30代後半から40代前半になると、何となく先も見えてきます。

同級生の集いでも、自分以外の皆が立派に思えて、恥ずかしくなる。そんな気持ちは分からないでもありません。

実際、給与という視点から見ても、30代と比較して40代では「勝ち負け」が明確になります。

以下は、転職サービスのDODAが、ホワイトカラー職種の年収の調査結果から抜粋したものです。(主に都市部の会社員を連想すると分かりやすいです。)

・30代の年収分布

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年収300~500万円がボリュームゾーンで、全体の約半分(50.8%)がここに集中しています。

次に40代の年収分布です。

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変わらず300~500万円が多いのですが、30代では1.6%しかいなかった「1000万円以上」が一気に5.6%と増え、800万円以上で2.4%→5.5%、900万円以上が1.1%→3.3%と倍以上に増加しています。

つまり、

30代の頃と年収が変わらない層

と、

一気に年収が上がる層

がくっきり別れているということです。

これは個々の能力の差と言うよりは、勤務先の給与体系の差、つまり「良い会社に勤めているか否か」ということだと思われますが、いずれにせよ30代から40代にかけて、「差」が開いていくことが分かります。

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また、昨今では40代前後で「エリート選抜」を行われる企業が多く、その選抜にもれると40歳そこそこにして「終った人」扱いされるという悲劇もあるようです。

それにより、自信を喪失する方も少なくありません。

先日、弊社と付き合いのある某保険会社(就職ランキングで常に上位)の若手社員の話を聞く機会がありましたが、その会社でも40歳までに「あるポジション」にいなければ、45歳で外に出される。という不文律があり、更には40歳でそこを目指すには、35歳に「2コ手前」の役職になっている必要があるそうです。

つまりは35歳でほぼ運命が決まる。ということで、大変な世界だな。と感じました。

ちなみに、45歳で外に出されると、系列の保険代理店で一兵卒という可能性もあるそうで、もし、そうなれば人も羨む大手保険会社のエリートが、「ただの保険のおじさん」ですからね。

10数年来「保険のおじさん」の私ですら、その落差には同情しますよ。。。。

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このように40歳前後は、良くも悪くも、自分の評価が定まってしまう時期のため、

「俺は落ちこぼれたな。。。」

と思う人は、仲間の輪に入りにくいのでしょう。

とは言え、職業柄、色々な方の人生を最下層から垣間見てるような私のような人間からすれば、この手の話は結局のところ

「隣の芝生は青く見える」

だけのこと。一皮剥けば皆同じですけどね。

一見羨ましい生活をしている人でも、収入が高い分、支出も多く、結局、日々の生活は楽ではないですし、先ほどのような出世レースを勝ち抜いて自信満々に見えても、結局、更に上の世界での戦いがあって、今度はそこで負けないよう内心はびくびくしている。

当たり前の話、

「誰もが大変」

ということです。(私も含めて)

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とは言え、この「差」って、上から見るより、下から見る方が大きく感じちゃうんですよね。。。

まあ、私なんぞは劣等感の塊ですから、その気持ちは痛いほど分かりますが、学生時代の仲間は利害も関係なく本音で語り合える貴重な存在であることも事実。

ちょっと拗ねてる奴がいても、しかも、そういう奴に限って、人間関係を間単に切るので、

だからダメなんだよ!!

と言いたくなりますが、気長に誘うのが真の友情と言うことでしょう。

本日のコラムでした。

 


12月 20th, 2017 by