節税より利回り 法人保険の新たな使い方


3月決算が近づいてきました。

日本では3月末に決算を締める会社が最も多いため、この時期は「保険で節税をしたい!!」というお問い合わせも増えます。

保険料を損金として落として利益を圧縮し、法人税を抑える。

これは法人保険の王道です。注:法人保険の使い方はコチラをご参照下さい。

しかし、昨今では「資産運用」という面からも法人保険が注目されています。

理由はマイナス金利です。

この2,3年、世の中の景気が上がってきたせいか、業績の良い法人の経営者から

「手元のキャッシュも随分と増えてきた。」

という声を聞きます。しかしマイナス金利による低金利で銀行に置いておいても全く増えません。

それどころか逆にこれ以上預金を増やしたくない銀行から「社長、預金はもういいです。」と言われることもあるようです。

随分と身勝手な話ですが、それくらいマイナス金利の影響は大きいということでしょう。

さて、では法人保険を資産運用に使うとどうなるのか?ということですが、まず大前提として返戻率が100%を超えるものを選びます。これが絶対です。

節税効果があったとしても100%を切っている商品は資産を減らしているだけですから。

バー1.jpg

まずは返戻率と損金率の相関関係を理解しましょう。

法人保険には

「損金が大きければ返戻率が下がり」

「損金が小さければ返戻率が上がる」

という法則があります。

下の図のように、保険料の全額を損金で処理できる商品の返戻率は低く設定されており、逆に保険料の1/3しか損金で処理できないような商品の返戻率は高く設定されている。ということです。

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35歳の男性を例に見てみましょう。

返戻率比較

このように、損金の率が減れば、返戻率が上がります。

節税のメリットを取るか?将来のリターンを取るか?ということです。

バー2

決算前は節税だけに目が行きがちですが、貴重な資金を安全に増やすことも重要だと思います。

1/2損金タイプや1/3損金タイプの商品を利用することにより、銀行金利を超えるリターンを得ることができます。

とは言え法人保険には「しばらく資金を寝かせないといけない」というデメリットもあります。

少なくとも4~5年程度は動かせませんから運転資金がショートしてしまうような「やり過ぎ」は本末転倒です。

しかし、十分な運転資金と予備の資金を確保した上で余った資金。そのようなお金を保険に入れることにより

「資産運用+節税+万が一の時の保障」

を実現できます。

もしご興味ございましたら、チャット(画面右下 10:00~19:00)、もしくはお問い合わせフォームより(コチラ)ご連絡下さい。

実質返戻率が100%を超える商品、そしてその商品を使った資産運用の方法をご提案致します。

 

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3月 14th, 2016 by