本日は同業の私から見ても「こんな保険営業は嫌だ!!」と思う男たちをお送り致します。
ちなみに全て実話です。
その1 しつこすぎる
「しつこい」は保険屋の代名詞
ラグビー選手は体がごつい。マラソンランナーは痩せている。こだわりの寿司屋の大将は気難しい。
そして保険屋はしつこいのです。
これは、夜の歌舞伎町は危ない。古いパソコンは遅い。夏は食中毒に気をつけろ!!というのと同じくらい当たり前の話で、お気づきの通り、すでにこの文章がしつこいのです。
Aさんはあまりにしつこいので、仲間内でも「あいつはヤバイ」と言われていました。
見た目は「身長180cm」、「やや小太り」、「天然パーマなのに更にパーマをかけている」、「肌は地黒」、
全くピンと来ないと思いますが、映画パイレーツオブカリビアンの後ろの方に映り込んでいる
「海賊の下っぱ」
を想像すると良いでしょう。それがスーツ着てる感じです。

そして当人も海賊を目指していたのか、常に宝箱みたないバックを持っていました。
(↓こんな感じ)

検討中のお客様に「その後どうですか?」と毎日電話するのは当たり前。
それでもダメなら、
「お客様の会社の前で偶然を装い声をかける。」
と言ってました。
これだけしつこく電話して、どうすれば偶然を装えるのか?ただのストーカーじゃないか?と素朴な疑問を感じますが、海賊だけに神出鬼没なのです。
ちなみに、この手の話は保険会社では「気合入っている」と美談になりがちなのですが、流石に彼には「やり過ぎ」と指導が入っていました。
強烈な営業会社にも良心がある。と感じた瞬間です。
保険の世界に限らずビジネスではある程度の「しつこさ」「粘り強さ」は大事。
でも程度がありますよね。。。。
しかしながらAさんは不思議と契約も取れてましたし、特にクレームもありません。
あれはあれで好きな人もいるのでしょう。
とは言え、今はこの業界にはいませんのでご安心下さい。
更なる宝を求めて他の業界に旅立っていきました。
その2 商談中に寝る
Bさんはとにかくいつでも眠いのです。

あまり自分から積極的に話をする営業マンではなく、話を聞くタイプ。
お客様の話が長いとついウトウトしてしまう。
「今寝てましたよね?」
とよくお客様に怒られてました。
しかも、自分が話をする時にも結構長く、そしてゆっくり喋るので、お客様も寝てしまうこともある。
もう一体何がどうなってるのか分かりませんが、お互い夢の中で商談をしている。という稀有なタイプです。
当然、成績はあまり良くありませんでした。
その3 例え話で例えられない。。。。
セールスの世界では「例え話」を用いることがあります。
特に生命保険は目に見えず、複雑な仕組みの商品も多いので、「例えば。。。。」というトークが有効です。
Cさんは外見はモデルのようなイケメン。

しかし、いかんせん頭がよろしくない。
「この商品は例えるならフェラーリです。最高峰のモデルと言って良いでしょう。一方、こちらの商品は」
「えーっと、例えるなら、BM?いや違うな。。。ベンツ?うーん、うまく例えられませんが。」
例えられないんかい!!
と仲間ですら突っ込んでしまうような人です。
そもそもスタートのフェラーリから間違っているような気もしますが、そこから始めてしまったので収拾がつかなくなってしまったのでしょう。
ちなみにCさんはものすごい高成績です。
派手な外見と反し、間が抜けたほのぼのキャラクターが愛されて絶大な支持を集めてました。
誰も彼もが優秀な人間が好きなわけではないのです。
ただ私なら例え話すら出来ない人は嫌です。
その4 自称顔が広い営業マン

Dさんも既にこの業界にはいませんが、とにかく話がデカイ
政治家の〇〇さんは飲み仲間
アイドルの〇〇は売れる前によく面倒みた
タレントの〇〇が立候補するから、選対本部長をお願いされた
どこまで本当の話なのか分かりませんし、
何故保険会社の社員が選対本部長をやるのか?
つーか、就業規則上良いのか?
などなど疑問はつきませんが、本人の話も全て信じると、日本国民の1/3くらいは知り合いなんじゃないか?と思ってしまうほど顔が広いのです。
しかし、Dさんの「友人、飲み仲間」とDさんが一緒にいるところは誰も見たことがありません。
〇〇さん大好きなんですよ!!是非、会わせて下さい!!
とお願いしても、
うーん、〇〇ちゃん、素人嫌いなんだよね。一応聞いてみてあげるよ
とアッサリ流されます。
お前も素人だろ!!と突っ込みたくなりますが、何となく言えない雰囲気があります。
壮大な人脈トークを展開するため、新人が入社してきて1年くらいは「Dさんって凄いんですね!!」と目を輝かしますが、暫くすると「かわいそうな人」だということに気づき、介護精神のあるヤツはDさんの話に付き合ってあげますが、だいたいは無視します。
客席でもこんな調子のようなので成績はふるいませんでした。
以上、こんな保険営業は嫌だ!!をお送り致しました。
他にももっといますが、それはまたの機会に。
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