ウィルスを押さえ込め!!年末年始闘病記


4歳の上の娘が幼稚園で最先端の風邪やインフルエンザを貰ってくれば、1歳の下の息子が保育園でこれまた

「今、一番イケてる胃腸炎(ノロウィルスとか)」

を頂戴してくる。

亡くなった祖母が「タダなら何でも貰っておけ」と言っていたが、こればかりはタダでも最新でもありがたくも何ともない。



年末年始は本当に大変だった。

年末に下が、年始に上が、それぞれ違う病気を発症した。

ノロとかロタとか、インフルエンザなどの『強烈なウィルス』は子供間だけでなく、大人にもうつる。

営業という人前に出る仕事をしている私としては、これらの病気は業務に影響するし、何よりお客様にうつしてしまう可能性もあるため、本当に怖い。

可愛い我が子が苦しんでいる姿に、心の底から哀憫の情を持ちながらも、どこかで

リアルガチなバイキンマンに見えてくる。

から不思議だ。

baikinn

このような時、父は子供たちを徹底的に避ける。

世の中のお母さんからは批難轟々されることを承知で言うが、親二人がどちらもやられてしまっては一家全滅してしまうため、看病は全面的に妻に任せ、

最後の切り札

として、父の体を温存するのが我が家の流儀である。



なお、最後の切り札の「一枚手前」の妻は異様に体が強い。

恐らくはウィルスが「億単位」で存在するゲロと下痢を処理をして(汚い話で恐縮だが)、同じく「万単位」で存在するヨダレとくしゃみをもろに浴びても、何故か感染しない。

小児科の先生からも、

「多分、お母さんはうつっちゃうと思うけど」

と言われていても、不思議とうつらない。

抵抗力が強いとか、もうそんなレベルではないくらい菌、ウィルスに強い。

野球で言えば、大魔神佐々木なみのストッパーと言える。

sasaki2

ただの偶然だが、妻の旧姓も佐々木だし、年齢のせいか最近顔も大魔神に似てきたような気もする。まあ、この話は怒られるのでこの辺にしておこう。

と、言うことで最強ストッパーを擁する我がチームは毎回ウィルスを完封するのだが、流石に年末年始の子供二人立て続け、二試合連続はしんどそうだった。

しかし、その後ろには本当のピンチの時にだけ登板する真のストッパー『父』がいることを忘れてはいけない。

やはり、一家の長たるもの、最後の最後にケツを拭くのはこの俺だ。そういう気概はある。

思い起こせば、過去に一度だけ大魔神が打たれたことがあった。

あれは1年前くらい前か?

子供2人が高熱を出し、この時の風邪は強烈だったのかストッパーも打ち込まれ3人が寝込む事態になった。



いよいよ秘密兵器の出番だ。

妻は恵まれた体躯から繰り出される『豪速球派』だが、父は大学で化学科を専攻し、ウィルス対策を熟知した『頭脳派』である。

薬局で消毒、除菌関係のグッズ、高精度のマスクなどを買い込み、

「君は寝ていろ」

daru

そう言って、マウンドに向かう。

マスクを装着し、手は都度アルコール消毒、殺菌作用のある緑茶を頻繁に口にする。

赤十字関係者ですら、

「これが見本です。」

と言ってくれるレベルの完全対策だ。

そして翌朝。父、38度の高熱。

あっけなく感染で一家全滅。チーン。

満塁ホームランを浴び、1イニングで降板。

秘密兵器はその実力を秘密にしたままマウンドを去った。

ちなみにその後2日ほどで子供と妻は回復。

一週間ほどグズグズとやっていた父が「一番長引いた」ことは言うまでもない。

本件以降、ストッパーは無敗記録を更新中。

今回の二連投を乗り切れたのも、過去の経験から「こいつ(父)はあてにならない」と思い知ったからだろう。

甘えを断ち切り、責任感を持つことで人を成長する。

何とも恰好つかない本日のコラムでした。



 

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1月 10th, 2018 by