今だから書ける外資系生保「やっかいな人たち」列伝


あおばコンサルティング。今月6月末を持ちまして2期目が終了。

これもひとえにお客様のお陰です。

本当にありがとうございます。

さて、2期目が終わったということは、私が前職の外資系生保を辞めて、既に丸2年が経過した、ということです。

本日は、前職を懐かしんで「もう時効だろ」という、外資系生保にいる、

「やっかいな人たち」

のお話を書きたいと思います。

基本的には良い人ばかりだったのですが、中にはいるんです。

凄いのが。。。

皆さん、お勤めの会社には嫌な人もいるでしょうが、

「これに比べればまだマシか。。。」

と思って頂ければ幸いです。



その1 パワハラ、というかまんま暴力

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言っておきますが12年以上前の話ですよ。今は許されませんから。

でもね。当時は、皆よく手(もしくは拳)が出てた。

やられるのはだいたいが成績不振の若手ですが、酒の席なんかで

「だからお前はダメなんだ!!」

と激高した先輩が、バーンとぶん殴る。なんてことは良くありました。

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私はそういう標的にはされませんでしたが、売れてない人は可哀想でしたよ。

外資系の生保なんて、そもそも山っ気が強くて、会社員が務まらない人が集まるので、基本的に気の荒い人間が多いんですね。

だから、飲み会になると戦場。sennjyou

お店の設備を壊して出入り禁止になったところも結構ありましたからね。

他にも一本背負いされたり、目の周りがパンダみたいななるまでぶん殴られたり。

売れてない若手は悲惨ですよ。。。

とは言え、7、8年前くらいからは本当に厳しくなって、そういう暴力的な人は結局処分されて退職させられてました。

でも、そういう暴れん坊って成績は良いんですよね。。。

今頃何やってるんでしょうねぇ




その2 売れてないのに教え好き

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これやっかい。

ある意味、暴力的な人よりやっかい。

全く売れてない(仕事が出来ない)のに、やたら教え好きで、人がお客さんと電話しているのを横で聞いて、

「そんな話し方じゃ、なんとかかんとか」

と教えを強制してくるのです。

しかも話が長い。

「そもそも生命保険とは」

と実の無い講釈が続き、1時間くらいは当たり前 笑

私も新人時代には、何度かつかまりました。

そして、社内の雰囲気が分かってくると、なるべくこの手の人とは関わらないようにするのですが、思いもかけない観点から絡んでくるんですよ。

そんな時、

「じゃあ、何であなたは売れないのでしょうか?。。。」

と心の中で呟きながら、

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「はい、ご指導ありがとうございます。」

と一応は言わなきゃいけないので、かなり辛いです。

こういう時に有効なのは嘘電話。

同僚と示し合わせて、

「〇〇さんにつかまった時は、空いている方が電話をする」

と決めておくのです。

保険会社はお客様が第一ですから、先輩と言えども電話を遮ることは出来ません。

「あっ、すいません。ちょっと電話が。。。」

と言って、その場を立ち去り、そのままオフィスを出る。という技で逃げるのです。

こういうタイプはどこの会社にもいるみたいですが、感受性の無さと、自分を棚上げする能力は凄いですよね。。。。

「また若い奴が〇〇に絡まれてるよ。。。」

新人が入ってきた時の風物詩みたいになってましたけどね 笑



その3 会社を批判すること火の如し

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前述の通り、山っ気が強く、組織の中で働けない人たちの集団ですから、

「これをやれ」

と命令されるのが一番嫌なの。

もちろん大半は素直に「分かりました」と言いますが、一部の「やっかいな人」たちが反政府運動をするわけですね。

本社がちょっとでも面倒なことを言おうものなら、そういう人たちが扇動して、ミーティングは大荒れ。

荒れる、荒れる。

一般的な会社にお勤めの方が見たら、腰ぬかしますよ。

まるで、国会の与党 vs 野党。

「ふざけんな!!」

「出来るわけねーだろ!!」

「お客さんを何だと思ってんだ!!」

など、大声でマネージャーとやりあうわけです。

普通の会社でマネージャーを怒鳴り散らすなど考えられませんが、保険会社の場合、マネージャーと言っても別に偉いわけではないのです。

イメージで言うと、芸能人のマネージャーに近くて、新人の頃にはマネージャーの睨みも効きますが、ある程度社歴が長くなると、マネージャーの方が気を遣うようになるんですね。

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要は現場が強すぎる。ということ。

だから、ちょっとでも気に食わないと火のような攻撃(口撃)にさらされるわけです。

しかも、そういう人は口が立つからね。。。

マネジャーも徹底的にやり込められて、泣きそうになったり。

逆に激高して、お互いに胸ぐら掴みあいそうになったり。

まるで明治時代の自由民権運動 笑

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ちなみに私の下や上からの評価は、「やや厄介」くらいですかね。

マネージャー達からは「足立の狂犬」と言われてましたが、所詮犬。

もっと怖い、ライオンとか大蛇みたいな人達に比べれば小物です。

 

いやー、しかし懐かしいなー

こうして振り返ると、本当に無茶苦茶な会社でしたね。。。

過去を振り返り、思い出に浸る本日のコラムでした。



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6月 22nd, 2017 by