八つ当たりも真正面からドーンと受ける 保険屋の処世術


みかづきナビ 加藤です。

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本日は私が前職の大先輩に教えられたことで未だに固く守っているビジネス哲学についてお話致します。

「ビジネス哲学」というのも偉そうな話ですが、ビジネスパーソン、特にセールスをやっていらっしゃる方には非常に大事なことだと思っています。

一肌脱ぐことの重要性。お節介の美学です。

保険の仕事をしていると色々な方にお会いしますが、全てが順調な方ばかりではありません。仕事やプライベートで何かしら問題を抱えている方もいらっしゃいます。

失恋をした。
家庭がうまくいっていない。
仕事で思うような成果が出ない。

もしくはただ単に気が滅入っているだけ、という場合もあります。

そんな時にしっかりとお話を聞いて、何でも良いので行動に移すことが重要です。
失恋をした方には、どなたか良さそうな人を紹介する。
家庭や仕事がうまくいっていない方には考え方が変わるような本をプレゼントする。
気が滅入っているなら、一緒に飲みにいってパァッーと騒ぐ。



余談ですが、私は

自分の小さな箱から脱出する方法
嫌われる勇気
孤独と不安のレッスン

この3冊がお気に入りで、色々悩んでいらっしゃる方にはご年齢や悩みの内容に応じてお渡ししています。もしご興味ございましたら読んでみて下さい。

はっきり言ってただのお節介になることもありますが、弱っている時に何かをして貰うことは何であれ嬉しいものです。

それをあざとい、と言うならあざといですが、私たち保険屋は普段なにもせずに保険料を頂戴しているわけです。

「はっきり言えばそれで飯を食ってんだよ。お客様が困った時や弱ってる時くらい一肌脱げよ。」

その先輩から何度も言われました。




そして、残念ながらと言いますか、困ったことにと言いますが、このような悩みや弱さを簡単には見せない方がいらっしゃいます。

悩みを相談する代わりに、無理難題を言う。
弱みを見せない代わりに、ワガママを言う。

これは一見すると、ただの無茶な要求に思えますが、中身は一緒です。不安な気持ちをぶつけているだけです。ある種の八つ当たりです。
ちょっと意地悪く「人を試すような」ことをしてるんですね。特に経営者に多いです。

こういう時に、すぐに焦ったり、自分のデメリットや都合ばかりを主張する人は器の底が見えてしまいます。

「こいつはこちらが困った時には一肌も脱ぐ気がないんだな」

そう判断され、切られることもあります。勝手な話ですが、仕方ないんですね。

ですから、こういう時はたった一言「分かりました。」

これで良いんです。出来ないことなんて言った当人が一番分かっています。しかも十中八九それを望んですらいません。言ってるだけです。
一肌脱いで八つ当たりを正面からドーンと受ける。

何か悩みがあるのかもしれませんが、私はあなたの味方ですよ。
私は○○さんのことを好きですよ。

そう心の中でつぶやいて、笑顔でいれば良い。
普段と何か違う、いつもより言葉が乱暴だ、服装に乱れがある、そういう「いつもと違うな」という雰囲気を感じれば、きっと何か心にひっかかってることがあるんです。そういう時の発言はちょっとした意地悪で言ってるだけのことが多いんです。

この教えは、私を何度もピンチから救ってくれました。

そして、自分の八つ当たりを受け止めてくれた人に、必ず人は報います。
ひどいことをした、ひどいことを言った、ということは自分が一番分かっていますから。

これで何とか11年間やってきました。
今日は保険屋の処世術でした。



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8月 15th, 2015 by