医療保険の上手な比較の仕方 その2


みかづきナビです。

前回に続き「医療保険の上手な比較の仕方」についてです。

まず基本パッケージの保険料について比較する、とご説明しましたが、次はご自身が気になる「特約(オプション)」について、検討してみましょう。

図21特約は平たく言うと

「ある状況の病気の時には上乗せしてお支払いするけど、それ以外の病気の時には対象になりませんよ」

ということを表します。

ガン特約は「ガンになったら、入院したら、手術になったら」プラスしてお金を受け取れる特約、三大疾病は「ガン、心臓病、脳疾患になったら」プラスされます。

あとは女性疾病、通院特約、ガン通院特約、などがメジャーなところです。

これはあくまで傾向ですが、男性はガン、女性はガンと女性疾病を気にされる方が多いようです。

これらの特約のうち、ご自身の気になるものを付けてみましょう。先ほどの基本パーッケージより値段が上がります。この差額が特約の費用です。

これを複数社やってみましょう。時間はかかりますが、保険料は長い期間払うものです。また重い病気で入院した時には生活を支える生命線にもなりますので、少し面倒でもやってみましょう。ご自身の決断に自信も持てるようになります。




この特約を比較すると、

・同じような特約なのに保険料が違う

ということがあります。

これは数十円、数百円の差であればそれぞれの会社の「企業努力」で片づけられますが、1.5倍から2倍くらい違う時は保障内容が違うはずです。実際に受け取れる金額が1.5倍から2倍違う、というのが原則です。

少し余談になりますが、「他社に比べて段違いに安い保険」というのは、実際には存在しません。そう見えるだけで、中身をしっかり分析すれば保険料の差は10%から20%以内程度です。特に医療保険はその傾向が顕著です。

ほぼ同じ内容であれば一番安いところが2000円、高いところが2400円。この程度の差しかつきません。

これは各社しのぎを削って競争しているのと、今はネットで保険料がまるはだかになってしまいます。あまり高い保険料を設定しても売れるはずがないからです。

医療保険を検討する時に「圧倒的に安いプランはない」ということを始めから認識しておくことも重要かもしれません。

話を戻します。



図22

これらの特約の分析をして、初めの基本パッケージとオプションである特約の合計保険料を見てみましょう。おそらく各社数百円程度の差でおさまるはずです。

ただ、これでも各社の保障内容を「完全に一緒にそろえる」ことを難しいので、あとは価格の差と保障内容、会社のイメージなどを総合的に判断してお決めになると良いかと思います。

とは言え、知識のない方には難しいです。実際のところはプロに相談した方が早いかもしれません。ただある程度の下調べをしてから話を聞くのと、何も知らないで聞くのでは、大違いです。

絶対無駄にはなりませんから、ご自身である程度の比較検討をすることも重要だと思います。

保険料の安さ重視であれば、オリックス生命やひまわり生命あたりが有力候補になってくると思います。みかづきナビでも一番良く知っている商品なので、分からないことがあれば是非ご相談下さい。



 

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6月 28th, 2014 by