極論!!子供の教育費を使いすぎてはいけない3つの理由


保険屋、そしてファイナンシャルプランナーとして色々な家に伺いますが、

お子様の教育費

というのは大きなテーマの一つです。

「いやー、学費が高くて」

と言うご両親も多く、苦労しながらもお子様の将来に期待しているのだろうと思いますが、本日は、

子供の教育費を使いすぎてはいけない

というお話を致します。

その理由は主に3つです。



理由 その1 コストパフォーマンスの悪い教育

職業柄、何百人という人の学歴と職種と収入を見て来ましたが、学歴と収入はリンクしません。

医師や官僚など、ある特定の大学を出ないと就けない仕事もありますが、99.9%は関係ありません。

まだ東大、早稲田、慶応など、多少は贔屓目に見てもらえる大学もありますが、実際の社会に出ればどんぐりの背比べであることは、ほとんどの方が分かっていることです。

コストをかけず入った三流大学でも、お金をかけて何とか合格させた一流大学でも、社会に出れば同じです。

また、良い大学に入れればまだ自己満足感は満たされますが、お金をかけても、結果、三流大学ということも往々にしてあります。私もその口です。

「この大学を出たから今の自分がある」

という人は100人に1人でしょう。

社会に出たら同じ。大学なんてどこでも良いから出れば良い。そう割り切れば、お金をかければかけるほどコストパフォーマンスは落ちます。

ファイナンシャルプランニングの観点から言えば、リターンが不明確なものに投資している。とも言えるわけです。



理由 その2 高い方が良い、という思考停止

390円の牛丼か?430円の定食か?

お昼ご飯の40円の差ですら迷うのに、ことお子様の教育となると、コスト意識が吹っ飛びます。

奥様の「子供のため」という錦の御旗と戦うのがシンドイという理由もありますが、多くの方が

子供の教育に関してお金の話をしてはいけない。むしろ高いほど良い

と刷り込まれているのです。ある種の洗脳です。

東京から大阪へ行くのにどのチケットを買えば安くいけるのか?

目標の学力になるには、どの方法が一番安いか?

基本的には同じ話です。

しかし、教育の話になると思考停止します。

世間の雰囲気に流されず、その家に見合ったコスト意識を持つべきではないでしょうか?



理由 その3 教育を残し、自分の問題も残すのか?

教育のお金をかけること自体にケチをつけるつもりはありませんが、やり過ぎはダメです。

よく「自分たちのことはどうでも良い。子供の将来のために教育を」と言っている人がいますが、大間違い。

まずは自分達の生活を考えるべきです。

教育にお金をかけすぎて自分達の生活のバランスを崩す。歪が出るのは老後です。

特に晩婚化が進む昨今は一番お金がかかる高校、大学とお父さんの50代がかぶってしまって、大学卒業したら自分も定年。なんてことがあります。

教育を優先し過ぎた結果、貯蓄が足りず自分の面倒も見れない、そして、お子さんに迷惑をかけるのでは本末転倒です。

自分の生活を自分で営み、子供の重荷にならない。

下手な教育より、そちらの方がよっぽどお子様のためになる。ということを重々認識するべきです。

以上、3つの理由をご説明致しました。

 

お金と教育については色々ご意見あるかと思いますが、あくまでファイナンシャルプランニングの観点からのお話です。

「そんな意見もあるのか」と鷹揚に聞き流していただければ幸いです(笑)



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7月 30th, 2016 by