英国がEUから離脱することになり、世界経済の先行きが不透明な昨今。
日本も景気が良いのか悪いのか分からない「ビミョー」な状況ですが、お金というのはあるとこにはあるもの。 本日は私が見てきたお金持ち社長の豪快列伝でモヤモヤ感を払拭したい。そう決意するのであります。
エピソードⅠ First Class
「社長、お休みはどこに行かれたんですか?」
「うん、ランボ(ランボルギーニのこと)の新車試乗会がドバイであってね。ついでに家族連れて行ったよ」
内心「叶姉妹みたいだな。。。」と思いましたが、高級車好きな方のこういう集いが世界中で開催されているようです。
「へー、どうでした?新車は?」
「いやー、まあそれはそれで良かったんだけどさ。全然関係ないんだけど、子供と一緒にファーストクラスは乗るもんじゃないね」
「えっ?ご家族全員でファーストですか?」
「そりゃそうだよ。俺だけ乗るわけにいかないじゃん。でもさ、子供って夜中ぐずるじゃない?ビジネスだと、わりと席が近いから手を伸ばせば良いんだけど、ファーストって半個室みたいになってるから、子供の世話のためにいちいち通路に出ないといけないんだよ。漫画喫茶みたいに。不便だよねー」
ファーストクラスを漫画喫茶呼ばわり。。。。
いわく、今度子供と遠出する時はビジネスにするそうです。
「お好きにして下さい。」としか言えない豪快エピソードです。
エピソードⅡ銀座の逆襲
この社長とご一緒すると、銀座のクラブを数軒ハシゴします。
キャバクラが「1時間いくら」という制度であるにの対し、クラブは「座ったらいくら」という料金体系です。
1分でも3時間でも座ればだいたい1人3~5万円。
更にボトルを入れたり、シャンパンを飲むと料金にアドオンされていきます。
そういう意味では、長くいればいるほどお得な気もしますが、この社長はどのお店でも1時間もせずに席を立ちます。
一番早いときは30分。
そんな短時間でも勘定は2人で8~10万円程度で、お金をばら撒いてるようなものです。
ある時、私は意を決して聞いてみました。
「社長、この夜のパトロールには何の意味があるのか?私のような若輩者には分かりかねます。是非、真意をご教授頂けないでしょうか?」
「フム」
社長は重々しくうなずき、こう続けました。
「確かに無駄に見えるだろ?しかし、大きな意味がある。」
「はい」
「まずクラブで長時間居座るのは粋じゃない。長い時間いるなら、ワインやシャンパンを空けて売上に貢献するべきだ。しかしそうなると勘定はウン十万円になる。分かるな?」
「は、はい」
「そういう意味では短時間で席を立つのは粋であるのと同時に、被害を最小限にとどめる戦術でもある。」
「。。。。。はい(だったら行かなきゃ良いのでは?という疑問を口にすることは出来ない)」
「お前、今、だったら行かなきゃ良いでしょ、と思っただろ?」
「いえ、思っていません。(ヤバイ、エスパーか?!)」
「フッ、隠さずとも分かる。しかし、クラブは重要な顧客を接待する場でもある。特にうちのような何億というビジネスをやっている会社では特にな。」
「はい」
「普段全然行かないのに、そういう時だけ良い女の子をつけてくれ、静かな席を使わせてくれと無理を言っても通らない。だから、普段から顔を出して関係構築することが大切だ。分かるな?」
「はい」
「つまり、これはお布施だ!!次のお寺にいくぞ!!」
「はい!!」
シャチョー!!よっ、男前!!と思わず言ってしまいそうになりました。
エピソードⅢ Daddy-Long-Legs(あしながおじさん)
子供の習い事には色々なものがありますが、中には「とてもお金がかかる」ものがあります。
昔なら日本舞踊、今はバレエがランキングNo.1です。
世の社長さんもお子さんにバレエを習わせている方が多いのですが、特にお金がかかるのは発表会の一時金です。
報告を受けたお父さんが「マジか!?」と晩酌中のビールを噴出してしまうほどかかります。
平均で10万円程度。教室によっては30万円以上必要な場合もあるようです。
当然、「普段の練習はするけど、発表会はパスする(経済的理由で)」という家もあるでしょう。
「私が全部出します。」 ある社長はお嬢さんの通うバレエ教室の先生にそう申し出ました。
困惑する先生に社長はこう続けます。
「娘が出れて、娘の友達が出れないのは不憫です。教育上も良くないと思います。出れない方々の分は私が肩代わりするので、全員発表会に出してあげて下さい。」
「ただし、私の名前は匿名に。うちの娘にも言いません。」
現代に蘇るリアルあしながおじさん。
素敵なお金の使い方だと思いました。
さて、本日は社長の豪快伝説をお送りしました。
世の中の成功している社長は、自分のためにも家族のためにも世の為にもお金を使います。
一代でアメリカの石油王にのし上がったジョン・ロックフェラー。彼は若く貧しい頃から、収入の10%を慈善団体に寄付をしていたそうです。
金は天下のまわり物。自分のところで止めちゃダメ。
豪快社長のダムの放流のような金遣いも実は社会を潤しているのです。
金ばかり貯めて全く使わない老人たちも少しは見習って欲しいものですね(笑)
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