経営者の天敵 不義理戦隊!!オンアダー!!


平気で不義理をし、恩を仇で返す連中を、私の周囲の経営者たちはこう言う。

と。

ちなみに登場シーンの決めセリフはこれだ。

受けた恩は水に流し(レッド)

きっちり、ばっちり仇返し(ブルー)

倍返しよ!!(ピンクの合いの手)

今日もどこかで不義理を働く(イエロー)

そう、俺達は(グリーン)

不義理戦隊!!オンアダー!!ここに参上!!トウ!!(全員そろって)

 

・・・・何が「トウ!!」だ、馬鹿野郎!!

そう言って思い切り頭を蹴飛ばしてやりたいが、残念ながら現実社会にはオンアダーが多い。

こんな話をすると、どの経営者も大爆笑する。

皆、痛い目にあっているのだ。

今日はそんな不義理戦隊の面々を紹介していきたい。



1 マネーレッド!!

恩を仇で返す。

その代表事例が「金」だ。

まさにオンアダーのリーダーと言える。

何かと面倒を見てきた後輩、陰日向にサポートしてきた友人、仕事仲間。

そんな彼らから、ある日こう言われる。

「ちょっと金貸してくれないか?」

良かれと思って資金を提供をした瞬間、連絡が取れなくなり姿を消す。

私の知るところ企業経営者でこれを経験していない人はいない。

ちなみに貸した金を回収することは本当に難しいので、多くの場合で「泣き寝入り」となるのだから、何とも理不尽なものだ。

しかし、金を貸せば返ってこないことはある程度想像できるリスク。

と言うか、貸した時点で「あげたと思う」という哲学の方も多く、返さないこと自体が「仇」というわけでもない。

それよりは「態度」なのだ。それが「仇」ということになる。

しっかり対応し、事情を説明するならまだしも、電話に出ない、LINE既読スルー、行方をくらます、しまいには

「〇〇社長から詰められちゃって困ったわ。あの人も金の亡者だからなー」

などと周囲に吹聴するような輩もいる。

そして、数年後。そんなオンアダーのことも忘れかけた頃。

facebookが「友達では?」と問いかける。

海をバックに眩しいような目をしたそいつの顔を見ると、

「まだ生きていやがったのか・・・」

と苦々しく思う。

まさにオンアダーの代表選手と言えるだろう。



2 「借り」っぱなしブルー

お前の物は俺の物、俺の物は俺の物。

まるでジャイアンのような発想のオンアダー。

こんな仕事が欲しい

〇〇を紹介してくれ

働かせて欲しい

企業経営者はとかく色々なことを頼まれる。

「頼まれごとは試されごと」

社長たちはそう思い、出来るだけそれらの要望にこたえようとするが、結局、紹介した仕事に穴をあけたり、会社のお金をちょろまかしたり。

気持ち良いくらい恩を仇で返してくる。

ちなみに、こちらがちょっとお願いをすると、家族の事情などを持ち出して一切協力しない。

ある建設関係の社長さんのお話。

「どうしても日曜日に2時間だけお願いしたい仕事があって頼んだのだが、『その日は母親の手術なので立ちあいたい』と断られた。事情が事情なだけに仕方ないと思ったが、その日、別の社員が、彼が近所のショッピングセンター内のゲームセンターでコインゲームに熱中しているところを目撃した。声をかけると『チィース』と軽く挨拶を返してきたそう」

昔からの知り合いで、仕事がないのでどうしても雇ってくれ、と泣きつかれたのだが・・・・

と溜息を漏らされていた。

オンアダー認定の瞬間だった。



3 セクシーピンク!!

女性にも不義理戦隊のメンバーがいる。

あたかも自分のことを好いているような態度。

鼻の下を伸ばした男は飯、送り迎え、ついでにお小遣いやプレゼントを贈る。

そしてある日突然、

「結婚しました!!」

と、これまたfacebookや、共通の知人からの転送で知る。

写真を見るとお相手はそこそこのイケメン。

何も自分を選ばなかったことが不義理なのではない。

それは単純に勝負に負けただけだから。

でも・・・

せめてちゃんと報告くらいしろよ!!散々面倒見ただろ!!

そう虚しく叫ぶのであった・・・・



4イエロー、グリーン

不在。

「えっ?戦隊と言えば5人だろ!!」

そんな当たり前の要望にすら不義理で応える。

5人いそうで、実は2人も足りない。

こんなところですらオンアダーなのである。

 

さて、今週は完全にネタ切れで相当にどうでも良い話になった。

ちなみに、戦隊モノでは常にヒーロー側が勝つ。

それと同じくオンアダーと闘ってもこちらに勝ち目はない。

「あっ、こいつ不義理戦隊だ!!」

そう思ったら一目散に逃げるのが得策なのである。

本日のコラムでした。



 

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12月 13th, 2018 by