日大都市伝説 「一度で良いから見てみたい  理事長ヘソクリ隠すとこ」


日本大学 在校生7万人、卒業生117万人が慕う「オヤジ」

田中英寿理事長

そのガラ(身体)をサツ(検察)にとられてしまった。

日大生の間で、昔から伝わる都市伝説。

一度で良いから見てみたい 理事長ヘソクリ(裏金)隠すとこ

なんとそれを「見られた」というではないか・・・よりによって検察に。

その額1億円。

そして、前代未聞の大学トップの逮捕劇。

しかも、世間的には「悪の親玉 vs 正義の検察!!」というような構図で、先日も旧知の経営者から

いやー、トップが堂々と裏金貰って無事でいられるのって、暴力団と日大だけだよな?

と言われる始末。

親が高い金払って出して通わせてくれた母校が、いまや反社扱いとなってしまった。

検察としては威信にかけて田中のオヤジを挙げたかったらしく、様々な悪事の証拠を探していたが、なかなか尻尾を出さない。

で、結局は自宅に置いてあった現金から、脱税での逮捕に踏み切ったそうだ。

このやり方・・・

アル・カポネと同じ

ではないか!!



注:アメリカ連邦政府はシカゴのドン「アル・カポネ」を、禁酒法で逮捕しようとエリオット・ネスをリーダーとする特別捜査班を編成。しかし、組織の巧妙な手法の前にそれを断念。
最終的には脱税で起訴し、刑務所に送った。
このあたりの経緯は映画「アンタッチャブル」に詳しい。

しかし、大学トップで逮捕された奴なんかいるのかよ。。。

そう思って検索してみると、

いた

東京福祉大学 理事長(当時) 中島恒雄氏。

2008年、部下の女性職員5人への強姦未遂で逮捕。

その後、実刑となり2年間のお勤め(懲役)もされている。

ちなみに柔道5段らしい。

なお、こちらがそのお姿(東京福祉大学サイト)

あれ?どことなく似てない?オヤジに?

きっと、

太ってる系の格闘技 ✕ 大学 ✕ 権力欲

の方程式に当てはめると、最終的にはこういうご尊顔になるのだろう。

話が逸れた。

が、まだこの話が続く。

と言うのも東京福祉大学の「その後」が、そのまま日大でも起こり得るのではないか?と思うからだ。

引き続き、事の顛末を見てみよう。

2008年に逮捕された中島氏は理事長を辞任し、東京福祉大学も文科省に対し

中島恒雄を二度と経営にタッチさせない」

と宣言。

強姦未遂は脱税も霞むくらいの重罪。これは当然だろう。

そして、氏は刑務所に収監。2年後に出所。

しかし、出所後すぐに東京福祉大学に事務総長として採用される。

これに対し、文科省は「おい!!話違うじゃねーか!!」と怒り、度々、私学助成金を削減してきたが、それでも昨年2020年、ついに中島氏は学長としてトップに返り咲いてしまう。

この件、昨年、結構マスコミで騒がれたので覚えておいでの方も多いだろう。

当然、激おこぷんぷん丸の文科省。

その質問状に対する大学の回答は以下の通りだ。

「中島氏の強いリーダーシップを求める声が自然発生的に上がった」

「余人をもって代え難く、宝の持ち腐れになってしまう」

まあ、よくこれだけ身内の人間を褒めちぎれるものだと呆れるが、想像するに、実際にそうなのだろう。

少子化により、競争が激化する大学ビジネス。

その中にあって中島氏は小さな英会話教室から、一代で東京福祉大学グループを作った凄腕経営者でもある。

大学関係者からすれば「余人をもって代え難い」存在であり、中島氏以外に経営を担える人がいない。

経営が上手いものだから、私学助成金をカットされてもビクともせず(それでも9億円ほどもらっているけど)、文科省が何を言ってもムダなのである。

結局、こういうことだ。

日大においても、田中のオヤジがいれば「何かと上手くいく」のではないか?

やれ恐怖政治だ、側近重用だ、と騒いだところで、生徒数、資産、設備で、依然、日大は日本一の大学であり、それなりの知名度があり、それなりの努力で「学士」の証明書を発行してくれる「お手軽学位印刷センター」としてニーズがある。

だからこそ、これだけトラブルがあっても志望者数はさほど減ってはいない。

経営者として、また存在として、オヤジを凌駕する「次の人」がいないので、悪事を働こうかが、何をしようか誰も引きずり下ろせない。

要は「強い」ということ。

最終的に検察任せ。

理事会はそれまで何も言わなかったというのだから、今の理事なんて全員カスだ。

はっきり言って、理事長よりこの集団の方が質が悪い。



こんな中から新しい奴が立ったところで、その実力などたかが知れているので、カルロス・ゴーンを切った日産と同じように日大は凋落していくだろう。(何の愛校精神もないので別に構わないが)

数年後「自然発生的に」田中のオヤジのリーダーシップを求める声が上がっても不思議ではないし、田中政権下で美味しい思いをした連中からすれば「余人を持って代え難い」はずだ。

ちゃっかり要職に就いてそうで怖い・・・

 

長年、仕事を通じて色々な組織を見てきたが、どの組織も「正義」で動いたためしはない。

常に「強いか、弱いか」であり、強いものがたまたま正義の心を持っていれば「まあ、良かったね」というだけ。

残念ながら、いつだって正義は強さの後だ。

卒業生はどうでも良いが、今いる在校生のためにも、我が母校に「強い」正義の味方が現れてくれることを切に望んでいる。

本日のコラムでした。

 

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11月 30th, 2021 by