イライラ撲滅委員会からの提言


先日、ある男性に絡まれた。

詳細は省くが、自転車(その男性も私も自転車)に関するトラブルで随分と罵声を浴びた。

内容も理不尽だったため、売り言葉に買い言葉。

私も未熟なので言い返すと、相手もかなりヒートアップ。

だが、様子を見るとかなり酔っているようで、要は飲酒運転だ。

そのことを指摘すると急に冷静になり

「酔ってはいない。と言うか自分も言い過ぎた。お互い悪いってことにしよう」

そう言って去って言った。

また別の日、朝の通勤ラッシュ時の山手線。

ある駅に着いた時、何やら大声が聞こえる。

その駅で降りたい女性があまりの混雑に降りることが出来ないようで、

「降りさせて!!どいて!!どいてって言ってんでしょ!!」

と喚いていた。

歳の頃は30歳中盤というところだろうか。

身なりもきちんとしていたので、ちゃんとした勤め人だと思う。

もちろん大声をあげたくなる気持ちは分かる。

女性の場合、人波に抗うことが出来ず、降りたくても降りられような状況は多々ある。

だがタイミングが悪い。

一度、人が降りて、新たに乗客が乗ってきた場面で、電車のかなり奥の方から降りようとしていたのだ。

本来であれば電車がホームに着くちょっと前にドアの前に移動しておくべきで、それが満員電車のマナーでもある。

寝ていたのか、スマホを見ていて気付かなったのか事情は分からないが、自分のミスなのにあたかも周りが悪いような言い方だった。

皆イライラしてるな・・・・

そこで日本イライラ撲滅委員会を自称する私から一つ提言したい。

ぶん殴っちゃえばよいじゃん!!

もちろんただの思考実験だが、暫しの間お付き合い頂きたい。

前段で挙げた男性も、頭に来たら罵倒でなく私のことをぶん殴れば良い。

顔は歯とか目とか一度壊してしまうと修復できないものが色々あるので、腹か胸あたりが良い。

私自身はフルコンタクト空手をやっているので、素人が何発殴ったところで全く効かない。

むしろそれで彼のイライラがすっきりするのであれば喜んでこのボディを差し出したい。

後段の女性もそうだ。

自分のミスであれだけ周囲を怒鳴り散らすというのは相当なストレスがあるのだろう。

それなら私を殴ってくれて構わない。

女性なので平手であれば顔を2、3発張ってくれても良いし、ドMの私はむしろプレーとしてそれを楽しむ余裕すらある。

無論、そういうわけにはいかない。

実際にやれば傷害事件だし、1発殴れば殴り返されるリスクもある。

結果、大げんかに発展し、場合によっては取り返しのつかない大怪我を負ってしまうこともあるだろう。

だからこそ法律はあらゆる暴力を否定している。

そのため、あくまで「思考実験」なのだが、思考の世界においてはちょっとした暴力で世の中のストレスは大きく減らすことができるのでは?そんな推論が成り立つ。

実際の人間はダメだとしても、駅の改札を出たところにサンドバックなどを吊るしておいて、イライラした人は出社前にそれをぶん殴ったり、蹴ったりする。

それでこの世のイライラが昇華出来るのであれば安いものではないか?

うーむ、我ながらナイスな提言だ。

JR山手線 各駅にサンドバック設置効果? イライラ解消で前年比乗客間のトラブル50%減

こんな見出しすら想像してしまうではないか。

この推論を補強しようと、ネット検索をしてみるとこんなものに当たった。

米ミシガン大学のブラッド・ブッシュマン教授の研究。

・パンチングバック(床から出ている棒に丸い球がついているもの)をパンチをすればストレスが解消できるという情報を被験者に与える

・ストレスを感じたらパンチをしてもらう

「パンチ=ストレス発散」という不確実な情報を与え、プラセボ効果を期待した研究だったが、実際の結果は真逆。

パンチングのような行動はアドレナリンが分泌され、ストレスや怒りが収まるどころか、関係のない人にまで「攻撃的」になってしまうとの結論だった。

あれ?・・・・

思っていたのと全然違う・・・

つまり、イライラを暴力で解消することは、その瞬間だけはスッキリするかもしれないが、結果的には本人の攻撃性を増長させてしまうだけということか。

イライラ撲滅。その道のりは程遠い。

なんともくだらない本日のコラムでした。

 

 

 

 

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4月 19th, 2026 by