ベロベロ日記・・・中野にて


今週はやたらと飲み会が多かった・・・

日曜日、保険の契約をしてくれている中高の剣道部の先輩のご自宅に伺い、その後、焼肉を食べながら一杯、若いころの思い出話は尽きることなく、更に日高屋をはしご。

火曜日はお客様の行きつけの中野の寿司屋で、大将に良い日本酒をたくさん出して頂き痛飲。

水曜日も地方から出てきたお客様と飲み、土曜日も空手道場のイベントで大酒を飲んでしまった。

明けて本日は日曜日。

強烈な二日酔いで、ようやく夕方になって多少復活し、今この稿を書いている。

流石に1週間で4回も飲み会があると体の軸が曲がったような感覚で、今日は飲まない!!そう固く決意しているものの、さて数時間後にはどうだろうか?・・・

また酒に手を伸ばしているような気もする。

アル中と言えばアル中なのだろうし、その自覚もある。

さて、そんな中の出来事。

火曜日の中野の寿司屋。

その帰り中野駅のホームで電車を待っていると、近くに4人組の男女がいた。

男性二人、女性二人。年のころは20歳前後というところ。

そのうち3人はギター(もしくはベース)みたいなものを持っていたので、おそらくバンドメンバーなのだろう。

男性Aが男性Bにこう言った。

「もう最後だぜ?何か言うことあるだろ?」

推測するにその4人で集まるのはその日が最後で、女性Aが女性Bに「マジで連絡してよ!!」みたなことを言っていたので、女性Bがどこか遠方に行くような感じだった。

海外留学とかそういうものかもしれない。

金髪のショートカットの女の子だった。

つまり、しばらくは会えないその子に対して、男性Aが男性Bに「何か」の発言を促しているわけだ。

「えっ?駅のホームで愛の告白かよ?!」

そばにいただけのおじさんは急に動悸が早くなりドキドキした。酒のせいだけではないだろう。

もう耳はダンボ状態で次の展開を待つ。

「あー、何かあったら絶対連絡しろよ。出来ることは何でもやるから。」

その若者はそう言った。

「ありがと。その時は頼むよ。」

女の子ははにかみながらそう答えた。

愛の告白ではなかった。

だが何と言うか二人のやり取りは非常に爽やかで、サァーと吹き抜ける風のような、静かでそれでいて愛情のこもった言葉だった。

その若者がその女の子のことを好きなのは当人たちも周囲も周知の事実なのだろう。

これから遠くへ行く彼女。

その人に「好きだ」という自分の身勝手な欲求だけをぶつけるのではなく、ただただ彼女の身を案じる。

二人の家は反対方向らしく、先に来た八王子方面の電車に女の子は乗っていった・・・・

 

あれ?今の若者ってAIとばっかり会話してて恋愛しないんじゃないの?

恋愛はタイパもコスパも悪いんじゃないの?

なんだよ!!ちゃんと愛育ってるじゃん!!

自分でもよく分からない感動が体をつらぬき、気づけば涙を流していた。

完全にヤバい奴だ。

会話を盗み聞きし、勝手に感極まって号泣するおじさん。

こっちはきっと酒のせい。

もちろん悟られぬよう、すぐにその場を離れたが我ながら不気味過ぎる。

でも良いものを見せてもらった。

いつの時代も若者は素晴らしい。

そしていつだって、どんな時だって酒は素晴らしい。

あの会話だって酒が入っていなければここまで感動しなかっただろう。

と、次の瞬間。強烈な腹痛に襲われる。

泣きべそをかきながら急いでホームを降り、トイレに駆け込んだ。

鍵をかけ忘れ、知らない男性にドアを開けられ、何故か双方が「すいません」と謝った。

悪いのは私だ。

お疲れのところ、おっさんの脱糞ショーを見せてしまい申し訳ない。

一体私は何をやっているんだ・・・

泣きながらウンコして、その姿を見せて・・・

全ては酒のせい。酒のおかげ。

中野駅の記憶。

本日のコラムでした。

 

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5月 24th, 2026 by