準備8割、本番2割、運〇割


準備8割、本番2割

前職の外資系生保にいるとき「商談前の心構え」として諸先輩がたに言われた格言。

「ぶっつけ本番など論外。練習で出来ないことは本番では出来ない。」

「想定される場面を全てシミレーションし、その対策を行う。」

「それでも本番ではどうしても『想定外』が2割は起こる。それは臨機応変に対応するしかないが、たとえそれが上手くいかなくても8割取れていれば恰好はつく」

若い頃に散々言われたせいか、今では商談に限らず自身の「人生訓」のようになっている。

つい最近、改めてこれを実感することがあった。

このブログでも触れる機会が多い私の「習い事」空手とピアノ。

空手の大会とピアノの発表会が連続してあり、それを見に行く機会があった。

なお、今回は自分は出ていない。

ただ見ていただけだ。

空手、うちの道場に所属している選手が出場し、勝ったり負けたりしていたが、当然だがこれも「準備」

つまり普段からコツコツ練習している選手が勝つ傾向にある。

だが空手の場合、対戦相手がいる。

自身より遥かに強い選手と当たってしまった場合、これはもうどうにもならない。

対してピアノ。

これは発表会なので、一方的に「発表」するだけで対戦相手がいるわけではない。

つまり「準備」がそのまま影響する。

10人近い方の演奏を聞いたが、明らかに練習不足の場合もあれば、

「ああ、この人、普段はすらっと弾けるんだろうなぁ」

という実力があって、も緊張が悪い方に出てしまいメタメタになってしまう方も。

その中でも見事な演奏を披露した数人は、日ごろの練習に裏付けされた「自信」が漲っており、8割どころか12割の準備をした結果、想定外の「本番2割」など吹き飛ばした印象だった。

だが、このピアノにおいても更に上位を目指せば発表会ではなくコンクールというある種の競技になる。

そこに「天才」が出場していれば、いかに努力しようとも簡単に吹き飛ばされるわけで、その点では空手と同じ。

「ってことは結局は運か・・・」

自分より弱い相手には勝てるが、自分より強い相手には勝てない。

悲しいかな人生の真理でもある。

冒頭で述べた商談にしても、いくら準備をして本番で良い商談ができても、社長の親友が「同じ仕事をしているから」などという理屈もへったくれもない理由で負けることもあった。

やっぱり運か・・・余計な準備をしても仕方がない・・・

そう思えば気持ちも楽になるが、まあそれも早計だろう。

実際には「遥かに強い相手」も「天才」も「同じ仕事をしている親友」もそうそう現れるものではない。

あくまで感覚的なものだが、10回に1回くらい。つまり1割だ。

運1割。

それが私の実感でもある。

裏を返せば、運だけで勝てる可能性も1割ということ。

話はぐるっと回って、「やっぱり準備、努力が大事だよね。つーか、それしかないよね」という説教臭いオチとなる。

空手、ピアノ。自分が参加者であれば近視眼的になり、勝てば自身の実力を過大評価し、負ければ運のせいにしがちだが、傍観者として見ていれば新たな気づきもある。

本日のコラムでした。

 

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11月 29th, 2025 by