生命保険料控除の書き方


会社員の方は、会社から

「給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」

という書類を渡されると思います。

こちらの書類は年末調整に使用します。

この一年で支払った生命保険料や地震保険料を所得から控除することで、今まで払いすぎていた所得税が戻ってくる仕組みです。(翌年の1、2月頃)

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この書類は国税庁HPからもダウンロードできます。
平成28年分 給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書

まず記入をする前に、各保険会社から届いている生命保険料控除の証明書のハガキをご用意下さい。

控除証明書に記載されている内容を保険料控除申告書へ記入していきます。

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① 保険会社名を記入して下さい。

② 控除証明書に記載されている保険種類(がん終身、養老、終身など)を記入します。

③ 控除証明書に記載されている保険期間(○○年、終身)を記入します。

④ 保険契約者を記入します。

⑤ 保険金の受取人、続柄を記入します。

⑥ 新・旧のいずれかに○をつけます。
契約日が平成23年12月31日以前は「旧契約」、平成24年1月1日以降は「新契約」になります。
新・旧の選択欄は、「一般生命保険」「個人年金保険」のみにあります。(医療介護は平成24年1月1日に新設されたため)

⑦ 本年中に支払った保険料を記入します。
控除証明書には、9月まで(証明書の発行時点)と参考の12月末時点の保険料が記載されています。年末調整では、12月時点の保険料を記入して下さい。

⑧ ⑦の数字の合計額を新・旧別に合計して下さい。

⑨ ⑧の数字を新・旧別に下記の段の計算式を使い、控除額を計算して下さい。
新契約は最大40,000円、旧契約は最大50,000円になります。

⑩ ⑨で計算した金額の合計して下さい。4万円を超えた場合は、40,000と記入して下さい。

⑪ ⑩の金額と⑨の金額の大きい方を記入して下さい。

この①から⑪までを、「一般の生命保険料」「介護医療保険料」「個人年金保険料」にわけて記入していきます。

最後に、「一般の生命保険料」「介護医療保険料」「個人年金保険料」の控除額の合計を⑫で記入して完了です。



以下に、私自身の生命保険料控除証明書のケースを載せています。

ご参考にして下さい。

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一般生命保険料の欄に、控除証明書③を記入します。
控除額は、80,000円以上(新契約)ですので、一律40,000円になります。
(控除証明書④に一般申告額がありますが、③で保険料が8万円を超えているため、記入を省略します。記入しても控除額増えないので。。。)

次に、介護医療保険料に、控除証明書②、④を記入します。
保険料は、合計39,624円になります。
控除額は、39,624×1/2+10,000円で29,812円です。

最後に、個人年金保険料に控除証明書①を記入します。
控除額は、100,000円以上(旧契約)で、一律50,000円になります。

そして、「一般の生命保険料」「介護医療保険料」「個人年金保険料」の控除額を合算し、119,812円(40,000円+29,812円+50,000円)となります。

ご参考になれば幸いです。



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11月 21st, 2016 by