「キャンセル保険」の基礎と有効な活用方法


先日、発生した台風7号(2024年8月)

関東地方に接近したため、新幹線、飛行機などの交通網に大きな影響を与えた。

お盆休暇の後半ともかぶってしまったため、

・帰省先から帰れない

・旅行先に行けない

という方も多かったようだ。

さて、このような時に役に立つのが「旅行キャンセル保険(以下、キャンセル保険)」

今回のような自然気象に起因するような場合だけでなく、病気やケガなどが原因で旅に出れなくなった時にも、キャンセルで被った被害額を補填してくれる。

今回は、キャンセル保険について解説したい。

このキャンセル保険には、主に2つのタイプがある。

1 ワンショット型

2 月額型

ワンショット型は、旅行申込時に一緒に付けるものが多く、表向きは旅行会社や航空会社などが提供しているが、その裏には保険会社がいる。

保険料は各社でばらつきがあるが、だいたい補償金額の3%~5%程度であることが多い。

例えば、30万円の海外ツアーに申し込んだら、そのキャンセル保険の保険料は9,000円~15,000円となる。

どのプランでも「病気、ケガ、交通機関の遅延・欠航」などには対応しているが、感染症(自分や子供が新型コロナになってしまった、等)などは各商品で対応が分かれる。

意外と「非対応」のところも多いので、加入前に確認しておいた方が良いだろう。

なお、このワンショット型は「入れる期間」に細かいルールがある。

申込時、もしくは申し込んでから〇日以内(14日以内というルールが多い)でないと入れないのである。

何故か?

それは直前の駆け込み加入を防ぐためだ。

例えば今回のような台風が来た場合、

「あれ?旅行行けなくなる可能性が高いな・・・今からキャンセル保険に入ろう!!」

そのように考えた人たちを受け入れてしまうと、大量の支払いが発生してしまうので、保険の収益性を保つことが出来ない。

そのため、

・旅行に申し込んでから〇日以内で、

・かつ旅行日まで〇日以上の猶予があること

というような条件を設けているのだ。

このあたり、保険会社も損をしないように色々な策を講じている。

対して、月額型は毎月数百円の保険料を支払うことで、いざキャンセルの損害が発生した際に補償を受けることが出来る。

こちらは主にクレジットカードの付帯サービスとして提供されている。(三井住友カード、アメックス等)

ちなみに私は三井住友カードのポケット保険というものに加入しており、毎月210円を支払い、いざという時に上限30万円を受け取れるプランに加入している。

現在、私は48歳、30年間かけたとして、

210円×12か月×30年=756,00円

の保険料を負担することになるが、30年間も生きていれば一度くらいトラブルで旅行に行けなくなることもありそう・・・そう思って入っている。

また、同居の家族も対象になるため、妻や子供たちの旅行がキャンセルした時も使える。

但し、こちらは「免責」が設定されており、三井住友カードの場合は20%が免責金額となる。

仮に20万円のキャンセル損害が発生しても、20%を引かれ16万円しか補償されないということで、ワンショット型と異なり全額は補填されない。

この免責は他のカードでも設定されていることが多い。

以上、キャンセル保険について解説した。

 

で、「入った方が良いか?」ということだが、原則的には「月額型」をお勧めしている。

その上で、ワンショット型には

・高額な海外旅行(月額型の補償を上回る場合、50万円以上、等)

・かつ、キャンセル変更が不可のプランを申し込んでいる(ホテル、航空券など)

・子供が小さい(突然の病気などで、行けなくなるリスクが高い)

等の事情がある時には「上乗せ」で検討した方が良いだろう。

やはり、旅行に「行けなくなる」というのはかなりキツイ。

私自身は幸いなことに予定していた旅行に行けなくなったことはないのだが、お客様からは色々なお話を聞いている。

旅行前日に骨折してしまい、数十万円単位の旅費が無駄になった方や、台風で飛行機が欠航し、旅先でのホテル代が全額戻ってこなかった、等々・・・

楽しみにしていた旅に「行けない」上に、数十万円単位でお金が飛んでいく、しかも無駄に無くなってしまうという精神的なショックは相当だろう。

キャンセル保険は転ばぬ先の杖。

是非、上手く使って欲しい。

本日のコラムでした。

 

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8月 18th, 2024 by