激寒で凍結!!水道管、給湯器は火災保険で修理できるか?


2023年1月25日。

10年ぶりの寒波が日本列島を襲った。

東京でも最低気温がマイナス3度まで下がり、日中も4度までしか上がらないという

スキー場級の寒さ

となっている。

また日本海側では大雪に見舞われ、多くの交通機関のダイヤに乱れが生じているようだ。

さて、このような寒波が来ると、テレビのニュースなどで

水道管の破裂や

給湯器の故障(給湯器内の水が凍結し、菅内で膨張して故障)

が話題になるのだが、本日のコラムでは、このような時に

火災保険が役に立つのか?

という点を解説したい。

結論から言ってしまうと「入っているプランと約款による」ということになるのだが、実は凍結というのは火災保険ではある種のグレーゾーンであり、その扱いがなかなか難しい。

まず、火災保険の根本的なところから述べたい。

火災保険、その名の通り「火災」に関しての保険である。

そこに「オプション(特約)」を追加して様々な家のトラブルをカバーしていくのだが、有名どころでは以下のようなものがある。

メイン

火災関連(火災、落雷、爆裂、爆発、等々)

自然災害系の特約

・風災

・雹(ヒョウ)災

・雪災

・水災

その他

・盗難

・水ぬれ

・破損、汚損

保険会社によってメニューや呼び名は違うのだが、おおよそこれらの選択肢があり、契約者はリスクに応じて補償内容を選択する。

例えば、川や海の近くに家があるのであれば水災を付けるが、マンションの3階以上や、高台にある一軒家であれば水災は付けない、などなど。

また、これ以外にも細々としたオプション(特約)が保険会社ごとに数多く用意されていて、かなり複雑である。

で、「寒波による凍結」だが、これは一般的なメニューにある火災、風災、雪災、水災などの「災害系」には該当しない。

寒いこと自体はごくごく普通の現象であり、水が氷るのも至極当然のことだからだ。

そのため、上記のメニューの中では「破損、汚損」というものが、このケースをカバーすることになる。

破損、汚損とは、

「自然災害以外の『何か』で家のどこから壊れたり、汚れたりしたりした場合の補償」

であり、言ってみれば「何でも保険」のようなもの。

まずこの破損、汚損が付いていることが、支払対象となる必須条件となる。

だが、破損、汚損は「付けていない」方も結構多いのである。

理由は保険料。

「天災以外何でも」という性質上、保険会社の保険金支払も多く、そのため保険料が高い。

そのため保険料を重視して、外してしまうケースも少なくない。

また、保険会社によっては「水道管修理費用保険金特約」というものが用意されていて、これを付けていないと、破損、汚損を付けていても「凍結は対象外」となっている会社もある。

ネット系などに多い。

逆にこれを付けていれば、破損、汚損が付加されていなくても支払われる。

話を整理すると、こんな感じ。

凍結による故障・損害が対象になるには・・・・

1 「凍結」が補償範囲となっている「破損、汚損」を付けている。

2 破損、汚損を付けていなくても「水道管修理費用保険金特約」を付けている。

のどちらかということ。

ちなみに、先ほど「意外とトラブルが多い」と述べたが、一般的な感覚としては

「大寒波で水道管が凍って故障しているのだから、これは災害事故だろう!!」

というのが至極当然な考え方であり、今まで説明してきたような内容は、保険会社の都合と言うか、何とも言い訳めいたような話になってしまう。

そのため、

「そんな話、契約した時に説明がなかった!!」

というような話になりがち。

特に都心部で多い。

と言うのは、北海道や東北地方など「そもそも寒いエリア」の場合、家そのものが寒冷地仕様になっているし「水道管や給湯器が凍結で故障する」というリスクも想定内であるため、そのことを念頭に置いて補償プランを組む。

しかし、都心部の場合、水道管が凍るような寒波はそれこそ「10年に一度」程度なので、保険を販売する方も、入る方もそのリスクを意識していないのである。

そのため、端から説明すらしていないようなケースも多く、事故が発生した時にトラブルになってしまう。

なお、宣伝っぽい話になってしまうが、弊社で販売している火災保険は原則「破損、汚損」を付けてもらっている。(凍結も対象)

今回の大寒波、普段はそこまで寒くないエリアでも降雪などがあり、おそらく全国的に「水道管破裂」、「給湯器故障」が相次いでいるだろう。

「また凄い数の請求が来そうですね・・・・」

保険会社の担当者がそうため息をついていた。

いざという時の火災保険。凍結でも使えるのか、ご自身の保険をチェックしてみてはいかがだろう?

本日のコラムでした。

 

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1月 25th, 2023 by