2017年 4歳の娘と二人っきりで旅行をして気づいた5つのこと


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今年も、とある保険会社から一泊二日の表彰旅行にご招待頂いた。

注:昨年の様子 『3歳の娘と二人っきりで旅行をして気付いた5つのこと』はコチラ

去年は京都にお招き頂いたが、今回は舞浜。

昨年の楽しい経験ですっかり味をしめた娘は、

「今年はどこか?」

としきりに聞いてくる。

しかも、今回の舞浜は翌日のディズニーシーのチケットまでくれると言うので、そのことを告げると

ヤッター!!

と100回くらい言っていた。

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お客様のお陰のご褒美旅行。

ありがたく娘と参加させて頂いたので、その珍道中の様子をお送りしたい。



気づき その1 何だかんだ言って成長している

3歳の時の二人旅から1年。

前回は移動の際は常に手を引いて、娘が疲れて歩かなくなれば抱っこししていたが、1年を経て歩く「距離」が長くなり、「速度」も劇的に速くなっていた。

また、

「ここで待ってて!!」

と言えば、その場で待つし、

「着替えて!!」

と指令を出せば自分で着替えている。

1年前より確実に手がかからなくなっている。

「娘との二人だけの旅行」

という、父にとっても大きな試練においては、この能力向上は大変に助かる。

1年前と対比しても、その成長は顕著だと感じる。

特にトイレを1人で済ましてくれるのは本当にありがたい。

自分の娘とは言え、そのウンコは驚くほど臭いのである。

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気づき その2 ワガママがすごい。。。

しかし、成長は

「親の言う事を理解する」

という点だけではなく、

「自分の要求を通す」

という点にもおよぶ。つまりワガママだ。

二人でいても、

〇〇食べたい!!

お茶飲みたい!!(水じゃ嫌だ!!お茶が良い!!)

暑い!!寒い!!

と、要望が多すぎて本当に面倒である。

しかし、拒否しても願いが通るまでセミのように鳴き続けるから、仕方なく応じるしかない。

1年前は「何となくごまかす」ことが出来た要望もいつまで経っても覚えているので、その点でも賢くなっているのだろう。

ちなみに今回は夏の暑さも手伝ってか、終始カキ氷に執着していた。

kakigoo

娘 「カキ氷を食べると言ったが、それは何時か?」

父 「3時だ」

娘 「今、何時か?」

父 「1時だ」

娘 「あと何時間か?」

父 「あと2時間だ」

娘 「もっと早くても良いのでは?」

父 「ダメだ」

こんなやりとりを10分おきにするのは、メトロノームを聞き続けるような不快感があり、意外と疲れる。結局は14時過ぎに与えた。

何故ならば、うるさいからだ!!

しかし、思えば父がいる保険業界でも、

「出来る奴ほど要望が多い」

のが常。売れている奴ほどワガママ。

その原理原則に基づいても、1年前に比べ親の言うことを聞く分、要求が増えるのは仕方がないが、それがあまりに多いので長時間一緒にいるとヘキヘキとする。

最近、家では妻が

「私はあんたの家来じゃないのよ!!」

と娘に怒っていて、傍目にはやや大人気ない印象を持っていたが、その気持ちが分かった。

お前は大物女優か!!俺はマネジャーじゃねーんだよ!!

と、この旅行中。2,3回は口にしただろう。。。。

ワガママは『成長』という光のダークサイドとも言える。

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気づき その3 やっぱりママが好き

昨年は京都に向かう新幹線、しかも新横浜くらいで

「ママに会いたくなっちゃった。。。」

と言っていたが、今回はそこまでは早くはなかった。

とは言え、寝る前や、前述のようなワガママが通らないと、

「ママー!!ママに会いたいよー!!」

と叫ぶ。

道中、楽しく過ごして欲しいと、必死に娘のご機嫌をとっている父としては、都合が悪くなる度に「ママの大看板」を出されるのは少々腹立たしいが、こればかりは仕方がない。

と、言うことで二日目のディズニーシーに、妻が合流した。

父と娘は8時の開園に合わせてホテルを出発。

妻は1歳の長男を保育園に預けてから11時ごろに現れたが、妻を見るなり、

「ママー!!!!」

と猛烈ダッシュで駆け寄っていった。

母子が抱き合う様子は「母をたずねて三千里」のマルコのような感動すらあったが、

hahawo

よくよく考えれば、

たかだか24時間

ではないか。

ジャック・バウアーなら24時間もあれば、核とテロの脅威から人類を3回は救って、しかも犯罪者を30人は始末している。

24

対して娘は家を出てから昼間にカツ丼食って、おやつにアイス食って、プール入って、また夜のパーティーでお子様ランチとデザート食って、父と一緒にラムネを一杯やりつつYoutube見ながら寝落ちして、朝はホテルのビュッフェで腹いっぱいフルーツを食べた24時間に過ぎない。

そこには何のドラマもないが、

「ママと離れて24時間過ごした」

ことは本人からすればジャックばりの大冒険なのだろう。

ママに会うなり昨日からの出来事をこと細かく報告し、表彰式で首にかけてもらったメダル(本来は父のもの)の自慢をしていた。

やっぱりママが好きなのである。

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気づき その4 差別はしないが区別は必要

子供が複数いる家では、

「我が子たちを平等に扱う」

ということに苦慮する。

自分に子供がいないうちからそんな話を聞いていたが、実際、自分にも4歳と1歳の二人の子供がいると、その対応に悩むことが多い。

今回、

「炎天下(当日は36度)に1歳の赤ん坊を連れて行って熱中症になっても困る。」

ということで、下は保育園に預けた。

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父としては、子供二人には同じ体験をさせてあげたいので、どちらかだけ連れて行く、ということは避けたかったが、確かに息子からしても暑いだけのディズニーシーより冷房の効いた保育園で友達と遊んでいる方が良いだろう。

結果的に、久しぶりに娘と父と母の3人となったが、当の娘は、

もの凄く楽しそう

だった。

1年ぶりに二人の親を独占できたからなのか、ディズニーシーの非日常の雰囲気からなのか、恐らくはその両方だろうが、異常なテンションの高さで一日を満喫していた。

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思えば下が生まれてから寂しい思いもしたかもしれない。

仕方がないことだが下の1歳は手がかかる。

弟が出来て嬉しい反面、「ママを取られた」という気持ちもなくはないだろう。

うちの娘は特に赤ちゃん帰りするようなこともなく、弟の面倒も良く見ているが、

「初めての子」

として一身に両親の愛情を受けた長男、長女の

「その後の寂しさ」

は私も妻も第一子だから何となく分かる。

子供達を差別することはしないが、1人1人は違う人間で、その時々の心情も違う。

たまには区別して「えこひいき」も必要なのだ。

とにかく、娘が楽しそうで良かった。



気づき その5 旅の想い出

昨年も感じたが、子供との二人旅行はその瞬間、瞬間は楽しくはない。

むしろ苦痛ですらある。

常に子供を意識し、目を離すことが出来ないので神経を使うし、当然ながらお酒も飲み過ぎてはいけない。

特に入りたくないプールに長時間入らないといけないし、逆に長く浸かりたい風呂は早く切り上げないといけない。

自分が乗りもしないアトラクションに娘の代わりに長時間並び、ファストパスをゲットするために灼熱の園内を走り回る。

帰ってくると疲れ切っている。

しかし、数日経つと

「楽しかったな」

と思う。

「旅は、その旅がいくらひどくても、その想い出は素晴らしいものになる。」

よしもとばななさんが自著の中でそう言っているが、まさにその通りである。

あと何回、こんな旅が出来るのか?

きっと中学生、高校生になれば親との旅行なんて嫌々付き合うだけだろう。

自分もそうだった。

旅はその旅自体も大事だが、想い出はもっと大事なのかもしれない。

特に子供との旅は。

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以上、今回感じた5つのことをまとめてみた。

父と娘の二人旅は、色々と得ることが多い。

来年は思い切ってアメリカでも行ってみるか?

いや、そこまでの根性はない。

この父のスペックでは1泊2日程度が限界なのである。。。。



 

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8月 26th, 2017 by