今年も、とある保険会社から一泊二日の表彰旅行にご招待頂いた。
注:昨年の様子 『3歳の娘と二人っきりで旅行をして気付いた5つのこと』はコチラ
去年は京都にお招き頂いたが、今回は舞浜。
昨年の楽しい経験ですっかり味をしめた娘は、
「今年はどこか?」
としきりに聞いてくる。
しかも、今回の舞浜は翌日のディズニーシーのチケットまでくれると言うので、そのことを告げると
ヤッター!!
と100回くらい言っていた。
お客様のお陰のご褒美旅行。
ありがたく娘と参加させて頂いたので、その珍道中の様子をお送りしたい。
気づき その1 何だかんだ言って成長している
3歳の時の二人旅から1年。
前回は移動の際は常に手を引いて、娘が疲れて歩かなくなれば抱っこししていたが、1年を経て歩く「距離」が長くなり、「速度」も劇的に速くなっていた。
また、
「ここで待ってて!!」
と言えば、その場で待つし、
「着替えて!!」
と指令を出せば自分で着替えている。
1年前より確実に手がかからなくなっている。
「娘との二人だけの旅行」
という、父にとっても大きな試練においては、この能力向上は大変に助かる。
1年前と対比しても、その成長は顕著だと感じる。
特にトイレを1人で済ましてくれるのは本当にありがたい。
自分の娘とは言え、そのウンコは驚くほど臭いのである。
気づき その2 ワガママがすごい。。。
しかし、成長は
「親の言う事を理解する」
という点だけではなく、
「自分の要求を通す」
という点にもおよぶ。つまりワガママだ。
二人でいても、
〇〇食べたい!!
お茶飲みたい!!(水じゃ嫌だ!!お茶が良い!!)
暑い!!寒い!!
と、要望が多すぎて本当に面倒である。
しかし、拒否しても願いが通るまでセミのように鳴き続けるから、仕方なく応じるしかない。
1年前は「何となくごまかす」ことが出来た要望もいつまで経っても覚えているので、その点でも賢くなっているのだろう。
ちなみに今回は夏の暑さも手伝ってか、終始カキ氷に執着していた。
娘 「カキ氷を食べると言ったが、それは何時か?」
父 「3時だ」
娘 「今、何時か?」
父 「1時だ」
娘 「あと何時間か?」
父 「あと2時間だ」
娘 「もっと早くても良いのでは?」
父 「ダメだ」
こんなやりとりを10分おきにするのは、メトロノームを聞き続けるような不快感があり、意外と疲れる。結局は14時過ぎに与えた。
何故ならば、うるさいからだ!!
しかし、思えば父がいる保険業界でも、
「出来る奴ほど要望が多い」
のが常。売れている奴ほどワガママ。
その原理原則に基づいても、1年前に比べ親の言うことを聞く分、要求が増えるのは仕方がないが、それがあまりに多いので長時間一緒にいるとヘキヘキとする。
最近、家では妻が
「私はあんたの家来じゃないのよ!!」
と娘に怒っていて、傍目にはやや大人気ない印象を持っていたが、その気持ちが分かった。
「お前は大物女優か!!俺はマネジャーじゃねーんだよ!!」
と、この旅行中。2,3回は口にしただろう。。。。
ワガママは『成長』という光のダークサイドとも言える。
気づき その3 やっぱりママが好き
昨年は京都に向かう新幹線、しかも新横浜くらいで
「ママに会いたくなっちゃった。。。」
と言っていたが、今回はそこまでは早くはなかった。
とは言え、寝る前や、前述のようなワガママが通らないと、
「ママー!!ママに会いたいよー!!」
と叫ぶ。
道中、楽しく過ごして欲しいと、必死に娘のご機嫌をとっている父としては、都合が悪くなる度に「ママの大看板」を出されるのは少々腹立たしいが、こればかりは仕方がない。
と、言うことで二日目のディズニーシーに、妻が合流した。
父と娘は8時の開園に合わせてホテルを出発。
妻は1歳の長男を保育園に預けてから11時ごろに現れたが、妻を見るなり、
「ママー!!!!」
と猛烈ダッシュで駆け寄っていった。
母子が抱き合う様子は「母をたずねて三千里」のマルコのような感動すらあったが、
よくよく考えれば、
たかだか24時間
ではないか。
ジャック・バウアーなら24時間もあれば、核とテロの脅威から人類を3回は救って、しかも犯罪者を30人は始末している。
対して娘は家を出てから昼間にカツ丼食って、おやつにアイス食って、プール入って、また夜のパーティーでお子様ランチとデザート食って、父と一緒にラムネを一杯やりつつYoutube見ながら寝落ちして、朝はホテルのビュッフェで腹いっぱいフルーツを食べた24時間に過ぎない。
そこには何のドラマもないが、
「ママと離れて24時間過ごした」
ことは本人からすればジャックばりの大冒険なのだろう。
ママに会うなり昨日からの出来事をこと細かく報告し、表彰式で首にかけてもらったメダル(本来は父のもの)の自慢をしていた。
やっぱりママが好きなのである。
気づき その4 差別はしないが区別は必要
子供が複数いる家では、
「我が子たちを平等に扱う」
ということに苦慮する。
自分に子供がいないうちからそんな話を聞いていたが、実際、自分にも4歳と1歳の二人の子供がいると、その対応に悩むことが多い。
今回、
「炎天下(当日は36度)に1歳の赤ん坊を連れて行って熱中症になっても困る。」
ということで、下は保育園に預けた。
父としては、子供二人には同じ体験をさせてあげたいので、どちらかだけ連れて行く、ということは避けたかったが、確かに息子からしても暑いだけのディズニーシーより冷房の効いた保育園で友達と遊んでいる方が良いだろう。
結果的に、久しぶりに娘と父と母の3人となったが、当の娘は、
もの凄く楽しそう
だった。
1年ぶりに二人の親を独占できたからなのか、ディズニーシーの非日常の雰囲気からなのか、恐らくはその両方だろうが、異常なテンションの高さで一日を満喫していた。
思えば下が生まれてから寂しい思いもしたかもしれない。
仕方がないことだが下の1歳は手がかかる。
弟が出来て嬉しい反面、「ママを取られた」という気持ちもなくはないだろう。
うちの娘は特に赤ちゃん帰りするようなこともなく、弟の面倒も良く見ているが、
「初めての子」
として一身に両親の愛情を受けた長男、長女の
「その後の寂しさ」
は私も妻も第一子だから何となく分かる。
子供達を差別することはしないが、1人1人は違う人間で、その時々の心情も違う。
たまには区別して「えこひいき」も必要なのだ。
とにかく、娘が楽しそうで良かった。
気づき その5 旅の想い出
昨年も感じたが、子供との二人旅行はその瞬間、瞬間は楽しくはない。
むしろ苦痛ですらある。
常に子供を意識し、目を離すことが出来ないので神経を使うし、当然ながらお酒も飲み過ぎてはいけない。
特に入りたくないプールに長時間入らないといけないし、逆に長く浸かりたい風呂は早く切り上げないといけない。
自分が乗りもしないアトラクションに娘の代わりに長時間並び、ファストパスをゲットするために灼熱の園内を走り回る。
帰ってくると疲れ切っている。
しかし、数日経つと
「楽しかったな」
と思う。
「旅は、その旅がいくらひどくても、その想い出は素晴らしいものになる。」
よしもとばななさんが自著の中でそう言っているが、まさにその通りである。
あと何回、こんな旅が出来るのか?
きっと中学生、高校生になれば親との旅行なんて嫌々付き合うだけだろう。
自分もそうだった。
旅はその旅自体も大事だが、想い出はもっと大事なのかもしれない。
特に子供との旅は。
以上、今回感じた5つのことをまとめてみた。
父と娘の二人旅は、色々と得ることが多い。
来年は思い切ってアメリカでも行ってみるか?
いや、そこまでの根性はない。
この父のスペックでは1泊2日程度が限界なのである。。。。
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