会社で入るべき4つの損害保険が簡単に分かる!!


b24d1e5ffd7030a5009070fbaf2703dc_s

みかづきナビ 損害保険担当の佐々木です。

本日は、法人向けの損害保険の話です。

会社経営は常に何らかしらのリスクを抱えています。

経営者は自社の事業に潜むリスクを洗い出し、万が一の時に会社が存続できるために対策を打つ必要がありますが、

あまりに損害保険の商品が多すぎて、分かりにくい!!

というお声をよく頂戴します。



そこで今回は、主な「4つのリスク」とそれに対応する保険についてご説明したいと思います。

11
1つ目は、財物リスク。

・オフィスや店舗が火災にあってしまった

・集中豪雨で工場が浸水、機械設備が壊れてしまった

といった被害があった場合、つまり会社の事業活動に必要な「財物」に損害を受けるリスクをいいます。

この損害を補償をしてくれるのが、

「火災保険」

「企業財産包括保険」

です。

火災保険は工場、店舗など「1ヵ所ごと」の契約、企業財産包括保険は、その会社が持つ全市施設を「包括的」に補償してくれる保険です。

ボリュームによっては、包括にする方が保険料が安くなる場合があります。

また、建物や機械設備のほかに、店舗のカウンターなどの什器備品や商品なども

「財物」

として扱われます。

記憶に新しい事故では、今年2月に発生したアスクルの倉庫火災があります。

asukuru

勿論、保険に加入しておりました。

今回の火災による損失額は101億円。

そのうち火災保険で約48億円の保険金を受け取れる予定です。

このように大きい損失が発生した場合、その被害を少なくすることができます。



12
2つ目は、自動車リスク。

個人でも皆さん必ず入られていると思います。
法人でも、トラックや社用車を保有する場合、必ず入っていただきたい保険です。

日本全国では年間約53万件(約1分に1件)の事故が発生しており、企業リスクとしても最も発生頻度の高いものと言えます。

・運転中に事故を起こし相手にケガをさせてしまった

・わき見運転で車を大破させてしまった

といった賠償リスクや大切な資産である車の補償に備える必要があります。

こちらの商品は「自動車保険」ですが、法人の場合、社用車の台数が10台以上のとき、それらをまとめて補償する

「フリート契約」

という手法があり、保険料が安く抑えられる場合もあります。



13
3つ目は、損害賠償リスク。

・製品の欠陥が原因で他人にケガをさせてしまった

・食料品の製造で食中毒が発生してしまった

このような場合、法人は被害者に対し損害賠償責任を負うことになります。

911e4f4e6d8e1c2aa2ca50839e44e410_s

そんなリスクをカバーしてくれるのが「PL保険(生産物賠償責任保険)」です。

上のような賠償の他に、工場やオフィスなどの施設の管理が不十分でケガや他人の物を壊してしまったというときにも賠償責任を負うことがあります。

そういう場面では「施設賠償責任保険」が有効です。

この両者をまとめて補償するのが「企業総合賠償責任保険」になります。



14
最後、4つ目は人的リスク。

・従業員が業務中に機械に巻きこまれ障がいを負ってしまった

・出張中の移動時に駅の階段から滑り落ちて怪我をしたい

というような労働災害のリスクと、最近注目されている

・長時間労働で従業員が自殺

・パワハラが原因で鬱病

といった使用者賠償にかかるリスクになります。

最近でも「電通事件」でこのような問題がクローズアップされていますが、実際に問題が発生した場合、社会的な影響は大きく、会社の存続に多大な影響を与えてしまいます。61b231e58ada86eb27206056c315ac5b_s

裁判などに発展した場合、政府の労災だけでは補償しきません。

そのようなリスクに対応するために、

「業務災害補償保険」

「使用者賠償責任保険」

といった保険が必要になってきます。一般的には労災上乗せ保険、などとも呼ばれます。

使用者賠償についてはこちらでも詳しく説明しております。
労災上乗せ保険は、実は会社を守るための保険!!



以上、4つが一般的に法人に必要とされる補償です。

これ以外にも、

・IT企業などの情報漏えいリスク

・運送業の貨物のリスク

など業種ごとの特殊なリスクもあり、多くの企業で色々な保険に加入しているのですが、

実は同じ補償に複数加入している

というようなことがあります。

特に各契約の特約(オプション)で、同じような補償を複数つけていることがあり、いざという時、補償は上限の範囲で一社からしか受けられませんから、これらは完全に無駄です。

余計な保険料を支払っていることになるので、補償を最適化することで大幅に保険料を削減することも可能です。

自社のリスク管理でお悩みの方は、みかづきナビまでご相談下さい!!

お電話 0800-300-3133 担当 佐々木まで

チャット 右下部のチャット画面より、お問い合わせ下さい。



 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします


5月 13th, 2017 by