生保セールス。各社の「しつこさ度合い」をラーメンに例えてみた

生命保険の営業はしつこい。

その通りでしょう。

生保のセールスは

「晴れた日に傘を売るようなもの」

と言われます。

いつかは雨が降る。そんな時には傘が必要。

小学生でも分かる理屈ですが、それでも晴れた日に傘は買う人はいない。

「あなた！！絶対に雨降るよ！！今のうちに傘買っておきなさい！！」

生保営業にはそう言いきれる押しの強さ、そして何度も言い続けるしつこさ、更に「この人が言うことも一理ある」と思わせる人間力が必要なのです。

しかし、この押しとしつこさも会社によって濃淡があります。

本日は各保険会社の営業マン、その「しつこさ度合い」をラーメンに例えて解説致しましょう。

好きなラーメンと営業マンには共通点があるとか、ないとか。

「自分はどういうタイプの営業マンが良いのか？」

そんなことを考えながらお読み頂ければ幸いです。

なお、固有名詞の社名を出すのは恐すぎるので、「〇〇系」くらいにとどめておきます。そして、あくまで個人の感想なので、クレーム、苦情等は一切受け付けません。また、イニシャルには何の意味もありませんので、あしからず。

・外資の通販系(A、M)

まずは軽いところから行きましょう。外資の通販系です。

昔からテレビや雑誌の広告、最近ではネットなどでもよく見かけます。

これは例えるなら、「濃厚味噌ラーメン」という感じです。

えっ？通販系なのに意外と重くね？。。。

と思われるかもしれませんが、頼んでもいない追加の資料が送られてきたり「ご検討はいかがですか？」などとフォローの電話がかかってきたりしますので、これはこれで結構ずっしり来ます。

また、オペレーターは海千山千の手練たちですから、短い時間でもなかなかのハードアプローチをしてきます。

普通の味噌ラーメンだと思ったら、なんか濃いね。。。という感じです。

おじいさん、おばあさんが無理して食べて具合が悪くなる、そんな事例が数多く報告されています。

しつこさ度合い　星3つ　★★★☆☆　です。

・コンサルティング系(P、S)

私の出身です。

うーん、そうですね。。。。あっさりしてます。と言いたいところですが、実際はそんなことはないでしょう。

「豚骨魚介つけ麺」しかもチャーシューや煮卵などがふんだんに入った「全部のせ」というのが妥当ではないでしょうか？

今風で、行列店も多い。そして安くはないが高くもない。

色々な具材が入っていて、お店によっては麺の量が特盛まで無料。お得感があります。

しかし食べた後にはお腹が超一杯になります。

ラーメンのあり方を一新した感のあるつけ麺と同様、過去の生保セールスのイメージを変えたコンサル系ですが、けっしてあっさりはしていません。

一回2時間程度の商談を3,4回。

生命保険だけでなく税金、年金、相続など内容もり沢山なので、満足感はありますが食べ終わるとなかなかガッツリきます。

何度も電話する、必死にお願いする、というような類のしつこさはありませんが、理詰めでグッと距離を詰めてくるタイプが多いので、契約後の人間関係もなかなかしつこいかもしれません。

平均的なしつこさ度合いは　星4つ　★★★★☆　です。

・カタカナ系生保(O、A、H)

「鶏パイタンベースのつけ麺」です。

損保や銀行などの子会社が多く

「なんか、つけ麺がブームになってるみたい」

ということを聞きつけて参戦してきました。

とは言え

「今から豚骨魚介じゃ勝負できないからなぁ。。。。じゃあ鶏か？」

みたいな感じで、そもそもポリシーがありません。

しかし、後から来たのでマーケットをよく研究していて、意外とコスパの良い商品を繰り出します。

商品力重視なので、コンサル系の豚骨魚介よりはアッサリしてますが、インパクトが弱く、色々と小細工をしているわりには

「なんか旨かったような気はするけど忘れた」

と言われがちです。

しつこさ度合い　星2つ　★★☆☆☆　です。

・昔からの日本の生保(保険のおばちゃん)

断然、二郎です。完全に二郎系です。

大豚、野菜マシマシ、ニンニク、脂、カラメです。(分かる人には分かる)

そうです。このオチが書きたくて、今まで強引に筆を進めてきたのです。

GNP(義理、人情、プレゼント)と言われる猛攻から繰り出される押し出しと、しつこさは生保業界のチャンピオンです。

まさに、厚切りチャーシューとニンニクがこれでもか！！と載った二郎系。

二郎系を完食した後の満足感と後悔、夜中まで腹が減らない不思議、次の日のお腹の不調。

それくらいグイグイ来る猛者どもが集まっています。

何だかんだ言っても保険のおばちゃんが最強なのです。

この写真同様、見た目のインパクトが半端じゃありません。

ラードのようなファンデーション、七味のような辛めのアイシャドー、脂マシマシなグロス。そしてチャーシューを彷彿させるドデカイ宝石のネックレス。(何故かサファイアかエメラルドが多い)

あなたの街のデヴィ夫人です。

全ての指に指輪をしているような凄い方もいて「ラッパーか！！」と突っ込みたくなります。

しかしこの圧倒的な存在感ゆえ熱烈なファンが多く、それが今だ日本の生保が巨大な理由なのです。

しつこさ度合い　文句なしの星5つ　★★★★★　です。

注：もの凄い馬鹿にしているように感じるかもしれませんが、実際は人間的に素晴らしい方が沢山いて、本当は尊敬してます。しかし生保というサバンナを生き抜くには女豹のように「強く、気高く、美しい」必要があるのです。そして何が美しいと感じるか？それは人それぞれです。(何のフォローにもなっていない。。。)

さて、いかがだったでしょうか？

生保セールスのしつこさをラーメンに例えてみました。

どんなラーメンが好きか？

人によってこんな意見が分かれるものもないでしょう。営業マンとの相性もまた同じです。

保険は一回加入すると担当の営業マンと長くお付き合いすることになります。

とは言え、年がら年中会うわけではないので「たまに食べたくなるんだよねぇ」というくらいのしつこさが好まれるのかもしれませんね。

ちなみにチャットとメールでのコンサルティングが主体のみかづきナビは、ラーメンにするとこんな感じ。