保険のプロが交通事故をおこして気付いた「保険の本質」


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年末の家族旅行で北海道 函館へ

そこでやってしまいました。。。事故りました。。。

慣れない雪道の運転。

十分気をつけていたはずですが、信号待ちをしている車に後ろからゴツン。

東京の感覚であれば、数メートル手前で止まるはずが「あれれ」と思ってるうちに車がツツゥーと流れてぶつかってしまいました。

「やっちゃった。。。」

すぐに車を出て先方に謝罪。

相手はご家族でご主人と奥様とお嬢様の三人。

ヒゲをはやし、タバコを吸いながら降りて来ました。

「やばい。恐い。。。。」

しかし、前職で関東土下座組 若頭と言われた私。謝罪に関しては18年のキャリアがあります。

「本当に申し訳ございません!!100%私が悪いです。お怪我はございませんか?」

まずは素直に謝ることが大事。

「いや、それは大丈夫だけど。。。車は凹んじゃったよ」

すぐに警察に電話し、先方のお名前、連絡先、住所をお聞きし、損害保険会社とレンタカーに連絡。

妻いわく「尋常じゃなく手際が良い」

「当たり前だ。俺はプロだからな。フッ」

と、こんな状況でも褒められると嬉しい。しかし、格好つけてる場合じゃありません。

そこから警察が来るまで、お相手の方にお詫びと事故状況の整理。

しかし。。。。この方、見かけは恐いけどムチャクチャ良い人だった。。。。

始めこそムッとしてましたが(当たり前ですけど)、話をするうちに打ち解けました。

函館在住の職人さんらしく、最後には

「折角楽しい旅行なのに大変でしたね。雪道は危ないから気をつけてね!!」

と笑顔でお別れ。極寒の函館で温かい人情に触れました。

皆さんも運転には気をつけて下さい。



さて、ここから保険の話です。

レンタカーの場合、当然自動車保険に自動的に加入しています。

対人・対物 無制限

というのが一般的ですが、今回もそうでした。

しかし、この対物だけ「免責」という概念があります。
だいたい免責5万円というところが多いです。

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例えば、相手方の車を大破させてしまって100万円がかかった。

その場合「5万円は自己負担(免責)」、「オーバー分の95万円は保険会社が支払う」というものです。

この免責を逃れるためにレンタカー会社は「1日500円で免責免除」というオプションを用意しています。

レンタカーを借りたことのある方なら、カウンターで説明を受けた経験があるかと思います。

しかし、私は過去1度も免責免除をつけたことがありません。

保険は「自分の力ではどうしようも出来ない時」のため、というのが私のポリシー。お客様にもそのようにお話しています。

いざという時は5万円払えば良い。なのでつけない。



これは医療保険の特約(オプション)でも似たような話があります。

医療保険というのは、数百円単位の細かい特約が数多くありますが、

毎月プラス200円で入院した時に5万円のお見舞い金

というような、プロの目から見れば

何の意味があるのか良く分からない

というものが少なくありません。

「何となく不安だし」「数百円だからいいか。。。」という心理につけこんだ「セコイ商売」だと感じます。

冷静に考えれば、レンタカーの免責免除も医療保険のセコイ特約も、いざという時に大したプラスにも、大したマイナスにもならない「どうでも良い保険」だからです。

と、言うことで今回、免責5万円を自己負担。

ポリシーを通した。

そしてレンタカーには過去100回以上乗っている。
毎回500円支払っていたことを考えると5万円の方が安い。フッフッフ、流石俺。

事故対応、保険への考え方、全てがプロの成せる技だな。

と偉そうに話していたら、妻から

たびらいって言うサイト(レンタカー一括見積サイト)があってね。そこから予約すると、オプション料金なしに免責完全補償って書いてあった。だからレンタカー会社直接じゃなくて、そこ通したの。」

とのこと。

な。。。何ぃー!!!!なんだ?その技!!

保険のプロも真っ青の凄技じゃないか!!

しかし。。。。なんか悔しい。。。。5万円が浮いて嬉しいけど、なんか悔しい。。。。

プロ完敗の年末の一場面でした。

旅行の際のレンタカー予約はたびらいレンタカーをお勧め致します。(今回、助かったので)



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1月 6th, 2016 by