野獣のように?!成功する経営者に共通する「強欲のススメ」


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強欲は善だ。 ゴードン・ゲッコー 映画「ウォール街」より

仕事を通じて数多くの経営者にお会いしますが、成功している人、苦労している人、ほどほどの人、色々な方がいます。

ビジネスをやる以上成功した方が良いですし、お金もあった方が良い。しかし、勝者がいれば敗者がいるのも世の常です。

何が勝負を分けるのか?

時流に乗る、乗れない。資本力がある、ない。良い仲間に恵まれる。多くの要素がありますが、まったく時流に乗っておらず完全にコモディティ化している業界でも手堅くシェアを広げる経営者もいますし、資本力がなくても、限られた資本で参入できる業界を選び大きなビジネスに育てている方もいます。むしろスタートアップの会社は初めから資本力なんてありませんから、そうせざるおえません。

良い仲間に恵まれる。経営の教科書的に言えば結構重要な要素のように感じますが、業務を完全に「誰にでも出来るレベル」に分解して外部にアウトソーシングし、数少ない人数で大きな利益を上げている方もいます。

この手の経営者は「仲間なんていらない。考えるのは自分一人で十分。作業してくれれる人がいればOK」と豪語します。

これだけ聞くと「イヤな奴」と感じるかもしれませんが、実際は人当たりも良くて、面倒見も良い、素晴らしい人だったりします。ただビジネス上では話し合いによる合議的プロセスの弊害をよく知っていて、自分一人で即断即決するのが良い。と心の底から思っているのです。

このようなことから「成功のパターンは一つじゃない」「山の頂上を極める道は何ルートもある」と感じます。



しかし、成功している経営者に唯一共通していることがあります。

それは「強欲」ということです。
言葉の響きは悪いですが「欲の強さ」はとても重要です。欲は山を登りきるための「体力・脚力」のようなものです。
山の頂上への道が何ルートあろうが、そもそも体力がなければ登りきれないように、欲もある程度強くないとダメです。

例えば成功した経営者の欲しがるものに「フェラーリ(高級車)」があります。
このフェラーリ一つをとっても、そもそも「欲しい」と思うか「いらない」と思うかに分かれます。

成功するのは「欲しい!!」と声を大にして宣言する人です。
ちなみに私はこのフェラーリ(フェラーリじゃなくても一般の人が買えない高級なものでも良いです。)を一つのリトマス試験紙だと思っています。

ビジネスに成功してフェラーリを買う。私は社長に聞きます。

「どうですか?社長。フェラーリの乗り心地は?」

「いや、乗ってみたら別に大したことないよ。乗り心地悪いし、気を使うし、何でこんな人気あるのか分からない」

100%皆さん同じことを言います。ここで「フェラーリ良い!!凄い!!」という方には会ったことがありません。
多少の照れ隠しもあるのでしょうが、本当に乗りごこち悪いみたいです。
(何度か乗せてもらいましたが、私はそこまで乗り心地が悪いとは感じませんでしたが。。。)



しかし、次に「もうフェラーリ乗ったから高級車はいいや」という方と「今度はランボルギーニかポルシェ買いますよ」と言うかで、その人の「欲の強さ」が分かります。
これがフェラーリ(類似の高級品も含め)がリトマス試験紙という理由です。
前者より後者の経営者の方が大きくビジネスが成長します。

この法則は時計や自宅、その企業が入るオフィスなど、全てに当てはまります。

ある程度のところで「もう良いか。。。」と思うか「もっと良いものを!!」と思うか。経営者の「欲の強さ」それがそのまま企業の成長に繋がるのです。

しかし、いつも思うのです。
フェラーリを一台買った。満足した。
私が今お話した法則にあてはめれば「あなたの欲はその程度なので、会社もその程度で終わります。」ということを示しています。(言い方は悪いですが)

でも、それって「仕方ないこと」ですよね?

フェラーリを買って満足するか?しないか?これは自分では決められません。
少々難解な言い方ですが、自分で決めているようで、そうではないのです。
ご飯を食べて「お腹一杯」と思うのは自分で決めているわけではなく脳からの信号。生理現象です。胃の大きさや、代謝や食欲や、それらの身体の情報から「お腹一杯」と脳が判断するわけです。

欲の強さも一緒です。

フェラーリを買って満足してしまう自分、満足しない自分。それは自分では決められないのです。

はっきり言ってしまえば「欲の強さは才能」です。
努力でどうなるもんでもありません。



私の話になりますが、前職でそれなりに良い成績を出して、一気に給料が上がりました。そこそこの高級車を買って、良い時計を買って、小さいですがなかなか良い立地にマンションを買って。全て30歳の時の話です。

私。完全に満足しちゃいました。
そこから成績は一気に急降下。立て直すのに3年です。

その時「すぐに満足してしまう自分、欲のなさ」に絶望したことを覚えています。
でも周りの先輩がどんどんお金を稼いで、良い車に乗ったり、夜の街で豪遊したりするのを、あまり羨ましいとは思わなかったんです。
「自分は欲がないなぁ。。。」と痛感しました。

ちなみに欲の強さは、それに比例する努力が伴わなければ意味がありません。

「これをしたい!!(欲)だから頑張る!!(努力)」

欲と努力はセットです。
欲は強いけど、努力はしない人。たまにいますね。
性欲が異様に強いのに女性にもてるための努力を一切しない。ずっと悶々としているだけ、みたいな。

私の友人の経営者でも、欲ばかり強くて、それなのにまっとうな努力をせずに、詐欺まがいのことをやり、今刑務所に入っているやつがいます。私も騙されて損をしました。

これは悲劇というか、もはや喜劇です。



このような例もありますが、それでも努力の源泉は間違いなく欲です。
欲があって努力。逆じゃないんですね。
そして欲の強さは才能。

言い換えれば欲の強さは器の大きさでもあります。
どんな経営者でも
ある日突然、脳から「お前、もうこの辺で満足じゃない?お腹一杯だろ?お前の器はこの辺でいっぱいだよ。」と指令がくるわけです。これって結構残酷ですよね。私は小物なので30歳で一度ゲームオーバーです。

1987年公開の映画「ウォール街」でマイケル・ダグラス扮する投資家ゴードン・ゲッコーが「強欲は善だ!!」と叫んでいました。

映画の中では行き過ぎた資本主義、倫理観の崩壊を象徴するようなシーンとして使われていましたが、2015年 僭越ながら私が改めて宣言します。

強欲は善だ!!だけど持ってうまれた才能だから、枯渇しないように気をつけなはれや!!

最後はチャン河合さんをパクせて頂きました。

次回は、「枯れてしまった欲はどうすれば復活するのか?」多くの経営者が口にする「欲のステージ」についてお話したいと思います。



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8月 1st, 2015 by