お客様よりお誘い頂き、日本財経促進協会様のブレックファースト勉強会に参加してきました。
50人の経営者が集い、有識者のお話を伺い意見交換をする会。
会場は永田町のキャピタル東急ホテル 時間は朝の7時30分。出来るビジネスマンのモーニングはアーリーなのです。(ルー大柴風)
講師は中小企業庁 豊永長官、普段はなかなか接する機会のない国の中枢の偉い方。
参加が決まってから、
「来週、ちょっと永田町に呼ばれてまして。朝から中小企業庁の長官と自民党のセンセーと朝ごはん食べるんですよー いやー朝早くて参りますわぁ」
とまわりに言い触らす。
別に嘘ではない。
長官と先生から呼ばれているわけではなく、主催者に名を連ねるお客様から「勉強になるから来れば?」と言われただけだが、「呼ばれた」ことに変わりはない。
そして50人の参加者のたった1人ではあるものの、一緒に朝ごはんを食べたことも事実。
もちろん長官、先生とは全く言葉を交わしていないが「朝ごはんを食べる」と言っているだけで「話す」とは一言も言っていない。
だから嘘ではない。
ちなみにこれが朝ごはん。
どうでも良いがこのお弁当。ムチャクチャ旨い!!
ご飯をおかわりしたかったが、周りでそんな人はいないので遠慮しておいた。
まあ、そんな下らない話は置いておいて、肝心の講演ですがとても勉強になりました。
豊永長官からは中小企業の現状について、各種データをご説明。
・全事業者の99.7%が中小企業 中小企業が日本を支えている
・全就業者の70%が中小企業に就業 雇用の受け皿
・以前は大部分を占めていた製造業が減り、小売業、サービス業が激増
・景気は上向いているものの中小企業ではまだ実感がない
そして、中小企業庁の取り組みについてお話が続きます。
サポイン事業
研究機関と中小企業を橋渡しし、新技術やサービスを開発 1件 1億円を補助
ものづくり・商業・サービス補助金
革新的な商品、サービス開発を支援 1件 1,000万円を補助
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者が、商工会で事業計画を作成すると 1件 50万円の補助
海外展開支援(JAPANブランド育成)
中小企業が複数社で海外展開を行う際に 1件 2,000万円を補助
創業支援
若者や女性の創業を支援 1件 200万円を補助
色々な助成金があることは薄々知っていましたが、企業や研究機関のマッチング、経営計画作成支援など、ソフト面でのサポートも充実していることは初めて知りました。
こういった取り組みについて、中小企業の経営者への情報提供が出来ていない。つまり知らない人が多いことが問題、ともおっしゃってました。
そのため、現在は「よろず支援拠点」という、何でも相談できる窓口を47都道府県に設置している。とのこと。(リンクは下記から)
助成金や補助金、研究開発など、困った時はこちらに行ってみると良いかもしれません。私も積極的にご案内していこうと思いました。
長官のお話は静かな口調の中にも「中小企業を真剣に応援したい!!」という熱い想いが伝わってくる素晴らしいものでした。
さて、1時間の講演が終了すると、声がマッチ(近藤真彦さん)にソックリな司会の方から
「では質疑応答にうつります。」
とのこと。
私自身もたまに講師をやることもありますが、この手の質疑応答ではまず質問は出ません。
しかも経営者50人。壇上には長官、国会議員の先生。この場で質問する勇気のあるやつなんかいるのかよ。。。。と心配するも
「はい!!」
と元気良く手を上げる方が
「本日は貴重なお話ありがとうございます。私、〇〇の〇〇と申します。私の感じるところでは、現在の中小企業は・・・・・」
と話を始める。
流石、こういう会に参加する社長は違う。よし!!俺もナイスな質問をしてグイっと前に出ようではないか!!
と思うも、この方の質問。。。。長い。そして
「と、こんなことを今後考えて頂ければと思います。」
と終わる。
司会(声マッチ)の方が間髪入れずに
「それは質問じゃなくて要望ですね。別の席でやって下さい。」
とミヤネ屋級にピシャリ
「こ、これは完全に質問できる雰囲気じゃねぇ。。。。」
とビビるも
「いやいや!逆にここで良い質問を言えればヒーローになれる。考えろ、俺!!」
質問1
「長官と言うと、やはり直下に秘密の工作員がいるはず。普段はダメ職員を装っているけど、実は凄腕みたいな。そんな特命係長 只野仁のような人がいるのでは?」
ダメだ。バカだと思われる。
質問2
「国会議員は無茶ばかり言うからイヤだ。マルかバツか?」
いかん、いかん、横に議員先生がいるのにこんなこと聞けない。。。
質問3
「ぶっちゃけ年収いくらですか?」
実は一番聞いてみたいが、こんなこと聞いたら殺される。。。。
ヤバイ!!考えれば考えるほどアホな質問しか浮かばない。。。。。
と悶々としているうちに別の方がサッとスマートな質問をされて、質疑応答終了。
チッ、良いところを取られたぜ。あと数秒で俺が手を挙げようと思っていたのに。と強がるも、内心ホッとする自分が情けない。
「しかし、こんな朝早くから皆さん勉強してんだなぁ」
組織に所属していた時は、〇〇セミナー、〇〇勉強会、会社が色々な機会を作ってくれます。
嫌々ながらでも参加すれば、何かしら得るものがありますが、自分で会社を始めるとなかなか勉強するきっかけがありません。
自分から進んで新しい知識をインプットしていかないと、ドンドン時代から置いていかれてしまいます。
時計を見るとまだ9時30分。いつもなら会社に着く頃。
役に立つ情報を得て、大変有意義な朝。まさに早起きは三文の得なのです。
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