ふるさと納税はお得な制度!!


みかづきナビです。

ca9f963c588820a29808f63377f4c0a0_s

「ふるさと納税」をご存知ですか?

テレビや雑誌で特産品が送られてきてお得です。といった内容が書かれています。しかし手続きが面倒なことや、よく分からないといったイメージがあって利用していない方も多いかと思います。



ふるさと2

「ふるさと納税」とは、都道府県・市区町村への寄付金制度で、寄付金額の全部または一部が今住んでいる場所に納める個人住民税や所得税から控除される制度です。

納税という名前がついていますが、ふるさとへ納税するのではなく、寄付を行うことになります。その寄付について後から税金を還付(返金)します。という制度です。

ふるさと納税

一定額までの税金を、「納税者本人の意思」で「自らのふるさと」に納めることができ、「ふるさとを大切にしたい」と言う想いを形にすることができます。
このような趣旨で設けられた制度ですが、ふるさとだけではなくどこの都道府県・市町村を選んでもいい事になっています。ちなみに私は埼玉県出身なので、ふるさとと言っても電車ですぐなのであまりピンとこないですが。。。。

上にも書いたように、「ふるさと納税」を行うと寄付をした地方自治体からお礼として特産品などが送られてきます。

ふるさと納税のメリットは、

・寄付金の金額から一定額所得税・住民税の還付を受けることができる。
・お礼の特産品がもらえることがある。

では、デメリットはどうかと言うと、

・確定申告をしないと税金の還付が受けれない。
・寄付金の全額は還付されない。(最低2,000円は自己負担)

確定申告の手間と2,000円の自己負担がありますが、同じ税金を払うのであれば、自分の応援する自治体に寄付したり、自分の欲しい特産品を狙って寄付を行った方がメリットが大きいと思います。



ふるさと3

「ふるさと納税」の金額のうち2,000円を超える部分について、一定の上限まで所得税・住民税から全額控除されます。

しかし、これが本当に分かりづらい!!
税金については結構詳しい我々でも「この制度普及させる気あるのか?!」と疑ってしまうくらい複雑です。ふるさと納税の控除では下記の3種類の控除を使います。一応書いておきますがさほど重要ではないので、読み飛ばして下さい。「地方自治体に寄付すると後で税金が戻ってくるのね」という程度でよいかと思います。

1、所得税…(寄付金-2,000円)を所得控除
(所得控除額×所得税率(0~40%)が軽減)
※寄付金額は、総所得金額の40%が限度

2、住民税(基本部分)
(寄付金-2,000円)×10%を税額控除
※寄付金額は総所得金額の30%が限度

3、住民税(特例部分)
(寄付金-2,000円)×(100%-10%(基本分)-所得税(0~40%))
※1、2で控除できなった寄付金額の残りを、3により全額控除

 

ふるさと1

これをお読みになって「なるほど、そういう仕組みか!!」と理解される方は相当な税金マニアです。ほとんどの方は「????」という感じだと思いますので、寄附金が全額控除される目安(2,000円を除く)を下記にまとめました。注:あくまで概算ですので、詳細はお近くの税務署にお尋ね下さい。
ふるさと4



ふるさと5

では実際にふるさと納税を行うにはどのようなことをすれば良いのでしょうか?
手続きの流れをまとめます。

1.「ふるさと納税」の特産品を紹介している情報サイトや寄付をしたい自治体のホームページから申込を行います。都道府県・市町村は複数選ぶことができます。

2.寄付をした都道府県・市町村から寄付金証明書が送られてきます。こちらをもって確定申告を行ってください。

3.1月1日から12月31日の間に行った寄付について、翌年3月15日までに確定申告を行うことで、支払った所得税・住民税から控除され戻ってきます。

実務上は

・寄付金証明書
・会社が年末に発行してくれる源泉徴収票
・還付してもらう口座の通帳
・印鑑

を持って税務署に行き、担当者から書き方を教えて貰う方が早いと思います。

なお、確定申告が面倒という方に朗報です。

2015年度の税制改正には、「ふるさと納税」について2つ改正がありました。

・特例控除の限度額が住民税の所得割額の現行1割から2割へ引き上げる。
・一定の要件を満たした場合、確定申告が不要になる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」ができます。(2015年4月1日から)

「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を利用する場合には、次の要件を満たす必要があります。

1.2015年1月1日から3月31日までふるさと納税をしていない人
2.元々確定申告の必要が無い人
3.ふるさと納税の納付先が5つ以下の人

となります。

つまり、給与所得以外の収入がある人やふるさと納税の納付先が6つ以上ある人は、従来どおりの確定申告をおこなう必要があります。

「ふるさと納税」について説明していきましたが、それぞれの都道府県・市町村の特産品を探すだけでも結構面白いものです。
また今後の日本の重要なテーマである「地方活性」にあなたの寄付金が一役買うことが出来ます。制度も簡素化されたことですから、是非ご検討されてはいかがでしょうか?

みかづきナビでは保険のアドバイスだけでなく、税金を下げる色々なアイディアをご提供しております。保険の見直しをお考えの方は是非ご連絡下さい!!

チャット、メール、電話で無料相談をお待ちしております。

この記事を読んだ方はこの記事も読んでいます。

実は一番良い商品 一時払い終身!!

祖父母から孫への教育資金贈与の特例

相続税と贈与税はどちらがお得?

サラリーマンの方、必見!!特定支出控除でお金を貯める!!

新婚さんの保険について考える

保険屋が入っている保険

保険にもブームがある?!



 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします


2月 28th, 2015 by