東出昌大さんから見る養育費のリアル


ごくごく個人的なスタンスだが、東出昌大さんには厳しい。

話は単純で、元奥様の杏さんが大好きだからだ。

モデルのころから「綺麗な人だな」と思っていたが、連続テレビ小説「ごちそうさん」の天真爛漫な姿に完全に魅了された。

またお付き合いのある広告代理店の方が、杏さんと一緒に仕事をしており、その方からも

「芸能界であんな良い子はいない」

と聞き、そうであろう、うんうん、と1人で頷いている。

で、そんな杏さんを苦しめた東出(呼び捨て)

今度は養育費のことで揉めているとか、いないとか。

どこまで本当かは知らないが、ネットニュースによれば養育費として子供1人あたり月1万円をオファーしたそうだ。

お子さんは3人いらっしゃるので、つまりは3万円ということ。

おい!!そりゃねーだろ!!

面識のない私ですら、そう言ってしまいそうな金額だ・・・・

だが、これ、実は妥当な金額でもある。

過去にFPとして何件かの離婚事案に関わったことがあるが、お子さんがいる場合、養育費について揉めることが多い。

お母さんは沢山欲しいし、お父さんはなるべく払いたくない。そういう構図だ。

こんな時、基準となるのが裁判所の「養育費算定表」

・お子さんが何人いるか?

・そのお子さんが0~14歳か?それとも15歳以上か?

という2つの基準を元にその組み合わせによって9つの表が作成されている。
注:ご興味ある方は以下リンク参照。

養育費算定表 裁判所

要は「裁判やってもほとんどはこの表の通りになるから、参考にしてね!!」というもの。

ちなみに杏さんの場合「子3人第1子、第2子、第3子 0~14歳」という表が該当する。

以下がその抜粋。

縦軸が男性の年収、横軸が妻の年収を表しており、白とグレーの層が養育費の額。

なお、年収には「給与」と「自営」があり、それぞれの年収が交わるところが養育費の「目安」となる。

例えば、男性の年収(給与)が700万円で、妻の年収(給与)が300万円の場合、毎月10~12万円(グレーの層)

ちなみにこれらの金額は「子供1人あたり」ではなく、「子供3人分」の養育費となっている。

この表で見ると、杏さんは間違いなく年収1,000万円(横軸、右端)を振り切っているだろうから、東出さんの年収が350万円までは「3人分で2~4万円」が目安となる。

東出さんの年収がいくらは分からないが、離婚した原因が原因だけに仕事も少ないだろうし、違約金の返済もあるので、以前のような収入は望めないだろう。

また、あれだけの有名人、今更他の仕事に就くことも難しい。

現時点での年収として350万円以下である可能性もあるだろう。

無い袖は振れないので、「1人1万円の3万円」も致し方ないというところ。

しかしながら、養育費の「リアル」を知れば、東出さんの3万円ですら、まだ良心的だと思うかもしれない。

厚生労働省が実施した「平成28年度全国ひとり親世帯塔調査」

これによると、母子家庭が受け取っている養育費の平均は43,707円。

3万円よりは多いものの、率直に言って

「えっ?そんなもんなの?・・・」

という印象でもある。

しかし、これですらちゃんと受け取れているのは、全体の1/4程度。

同じ調査で、「養育費の受給状況(母子家庭)は?」という質問には、以下のような回答が寄せられている。

・現在も養育費を受けている 24.3%
・養育費を受けたことがある 15.5%
・養育費を受けたことがない 56.0%
・不 詳              4.2%

半分以上がそもそも養育費を一度も受け取っておらず、全体の15%は、過去に受けたことはあっても今は受け取っていない。つまりは未払い状態ということ。

しっかりと養育費を受け取っているのは、24.3%しかいない。

昨今、シングルマザー世帯の貧困がクローズアップされているが、これらのデータを見れば養育費不足がその要因の一つであることは一目瞭然で、「別れた旦那」にも何かしらの法的縛りをつけるべきなのでは?とも思ってしまう。

このようなことからすれば、東出さんの場合、「払おう」としているだけ、養育費業界では上位1/4には入っているとも言える。

でも金額が平均以下だからなぁ、ランキング的には「上の下」と言ったところか。

でもあれだけの売れっ子がね・・・3万円に苦しむとは・・・

それだけ不倫の代償は大きいということだろう。

しかし、それを「許せない!!」と言って、東出さんに活躍の場を与えない「世間」も広義の意味では「たった3万円」の共犯者なのかもしれない。

本日のコラムでした。

 

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6月 11th, 2021 by